夏パイセンの奮闘記   作:ジャイアン太郎

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中々序章が終われないですがそろそろ終わります。




戦いの足音

「お姉ちゃん起きて早くご飯食べて用意しないとダメだよ」

「久々に朝ゆっくりできるんだから後5分だけ寝かせて」

「もうお姉ちゃんなら仕方ないな5分したらすぐ降りてきてね」

この日の朝は天道のとこも部活の練習もなく夏菜と冬美は父親のとこに行くことになっていた。

しかし夏菜はオーバーワークであったことからとにかくダルく起き上がるのに抵抗はあったけど1年ぶりに父親に会いに行くことからなんとか起きて降りていく

「ようやく起きてきたわね早く顔洗ってご飯食べて準備しなさい」

テーブルの上には玉子焼きとほうれん草のおひたしと味噌汁が置いてありそういえば家で朝ごはん食べるの久しぶりだなと思い母の料理を食べた。

「師匠の料理は絶品だけど玉子焼きはお母さんのこの感じが好きだな」

「良いから早く食べなさい冬美もいつまでもご飯で遊ばない」

「はーい」

姉妹の声が揃い食べたり片付けたりしてるうちに夏菜も用意が終わり出かけることになった。

「お母さん車借りたの」

「新幹線で行こうかと思ったけど朝早くなら高速で行けば時間も大差ないし帰りに寄り道もしたかったからね」

「寄り道〜寄り道〜」

冬美がハイテンションになり高速に乗り北に向かい一気に走り出した。

そして福島を超えた辺りで冬美が

「うわぁ桜だキレイだねお姉ちゃん」

「本当に桜ってすぐ花をちらしちゃうけど凄くキレイで好いわねお母さん次のパーキング辺りで1回休憩しようよ」

「そうねおトイレにも行きたいし少し休もうか」

「休憩〜休憩〜何食べよ」

そうして安達太良サービスエリアにはいり夏菜はぼんやり外を眺めていると

「お姉ちゃん買ってきたよ〜」

冬美がパンやらソフトクリームを両手にもちやってきた。

「あんたそんなに買い込んでお昼食べれなくなるよ大体糖質高いものばかりでしょ」

「あんまり細かいこと言ったらダメだよなぜ買うのかそれは私の前にあるからだ悔やむなら私を店にいれた人を悔やむがいい」

朝からテンションが高い冬美に若干呆れながらも差し出されたソフトクリームを食べると

「あら美味しい冬美あんたよく見つけてきたね」

「前にお父さんが教えてくれたんだ」

「そうなんだお父さんがね」

少し夏菜は思いにふけて大人しくなると

「あんたたち私の分は」

「えーお母さんの分までソフトクリームは持てないよあっそうだ珈琲クリームパンあるよ」

「あらそれ私好きだわありがとう冬美」

そうして3人は甘い物を食べて目的地仙台にむけて走り出した。

「そろそろ仙台に入るから冬美を起こして頂戴」

冬美は食べる物を食べたらすぐ寝てしまっていたので起こしたら

「高速降りたらすぐ花屋さんあるからお花を冬美はお供え用のを隣のお菓子屋さんで買ってきて」

「わかったよ」

実は夏菜、冬美姉妹の父親は亡くなっていたのであった。

夏菜の大会と被ったりしてお盆には中々来れなくなっていたので薄井家ではここ数年春にお墓参りするように変わっていた。

買い物をすませ青葉城近くの墓地につきみんなでお掃除をしてお供えをし花も飾り線香を上げてそれぞれお参りをし夏菜はガールガンファイトで勝ち残り今年こそは陸上で頂点に立つことを誓った。

お墓参りのあとは仙台を少し散策して夏菜はお世話になってる人にお土産を買ってみんなで牛タンを食べに向かった。

「私厚切り牛タン定食に一口シチュー麦飯普通」←冬美

「私は大盛り牛タン定食にとろろトッピング麦飯は特盛りであと牛タン入りゲンコツメンチ1個」←夏菜

「じゃあ私は牛タンとサガリの定食麦飯普通で」←母

そうして3人それぞれ注文をし待っている間に母が

「このお店お父さんがよく連れてきてくれたのよお父さんあまり口数が多い人では無かったけどこのお店の事は厚く語ってたのよねあなた達が小さい時も来たことあるのよ」

「そうなんだお父さんが生きてるときはあまり外食とかしなかったからうっすらと記憶にあるけどここだったんだね」

父親の話題を何気にしてるとやがて頼んだものが届き

「いただきます」

「それにしてもお姉ちゃんそのご飯の量大丈夫なの」

「このくらい余裕余裕」

「まあ夏菜なら食べてもその分動くから良いのかもね」

親子でワイワイ食べる牛タンは本当においしく夏菜はオン・ザ・ライスし南蛮味噌に野沢菜も巻いて食べまくり冬美が残した厚切りにまで手を出してしまった。

満腹になった夏菜は強烈な眠気に襲われ帰りは後ろで寝てしまった。

 

そんな日から更に一ヶ月がたち

「よし今日から仕上げに入るここまでで大分人の体の動きを理解し対応速度は最初よりかなり上がっているこれからはそれを実感するためにゴーグルを外し俺と立ちあうスピードを少し上げていくから目を広げてついてこい」

「はい師匠」

天道は確かにスピードを上げ今までは後の先を取る戦いがメインだったがどんどん攻めてくる。

「速っでもこれならまだ」

「ほうこのスピードを捌くかではこれでどうだ」

天道は更にスピードを上げ死角からの攻撃も繰り広げる

それでも夏菜は余裕こそないがなんとかついていけるようになっていた

「見えるってことはここまで違うんだイケる」

夏菜がイケると思った瞬間天道は目の前で両手を顔の前で叩いた、意外な行動に夏菜は一瞬天道を見失う

「どこっやばっ」

バギっ

夏菜が気づいたときには天道の回し蹴りが夏菜の左腕にキマる吹き飛ぶ態勢を完全に崩され仰向けに倒れたとこに天道がかけよりトドメの正拳を寸止めでうつ。

「まだまだだな」

「師匠ずるいあんな目くらましをして」

「戦いにズルいと言うことはない」

そうして夏菜はまだまだなのかと思ったがいつもは涼しい顔をしてる天道から汗がしたたり落ち自分がもしかした天道を本気にさせたのかと少し調子にのった。

「早く立て今日から本当の近接戦闘を教えてやる」

「まず聞くが近接戦闘で1番大事なことはなんだと思う」

「相手より如何に速く動くかですか」

「確かに速く動くのは大事だでもそれ以上に相手より内側に小さく動きダメージを与えるかだ早速実践してみよう」

そうして夏菜に5割のスピードで攻撃するように伝え夏菜もコンビネーションを出すがその全てでほんの少しずつ先を取られ攻撃が無効化されて行った。

「幸いお前は体が大きくないからこの戦い方に向いてるはずだまずは今のコンビネーションをこの輪から足を出さないようになるように練習しろ」

そうしてフラフープの輪が渡され練習に入った。

そしてしばらくしたら

「師匠見て出来たかも」

「お前はバカかそんな手打ちで相手を倒せるか小さい動作でも敵にダメージを与えなければ意味が無い今日はここまでで明日また続けろ」

夏菜の春休みは終わり学校に行く時期になり冬美も入学し陸上部に入ってきた。

まだ1年生が慣れてないから早朝練は個人だったが夏菜は朝こそ自分の練習ができるとサボることは無かったが春休みが明けてから実は夏菜には困ったことがあった。

 

「来たな愚民今日こそお前を倒しイケメンをわが手に」

そう生島姉妹が事あるごとに現れ絡んでくるのであった、彼女達は正面から来るから油断しなけりゃなんら問題なかったがとにかくしつこかった。

でも彼女達はこっちの部活の時は手を出してこず現れるのは登下校の時だけだった。

生島姉妹を適当にあしらいグラウンドに行くと冬美が待っていて

「お姉ちゃん今朝は何からやるの私はアップ終わってるよ」

「3分3分のインターバル走で私が冬美を捕まえるまでね」

「ハンデはどのくらい」

「今朝は100で行こうか」

3分だと約1キロを走る事になり冬美と夏菜の実力差でも少なくとも5本は走らないと追いつかない差であったし夏菜には確認したいことがあった。

夏菜はハードルトレをした事により前よりスタート加速が速くなったが冬美は最初の100は夏菜より速い気がしていた。

そうなら冬美を200か400にコンバートさせたら姉妹で全国を目指せるのではないかと期待していた。

「じゃあ行くよヨーイ」

最初の3分詰まった距離は20メートルちょい自分のペースはベストに近いそれでもそれしか縮められない、そして前半は離され後半で一気に詰めたこの時夏菜の考えは確信に変わった。

「この子は私より前半が速い」

そして2本目差が一気に詰まるこの一本で40メートル詰まりラップも落ちたのがわかった。

(やはりこの子はスプリント型だ後で星宮先生に相談しよう)

そうしてそこから2本走り夏菜は冬美を捕まえた。

「お姉ちゃん速すぎるよ」

「あんた春休みサボってたからスタミナが全然無いのまずはしっかり走り込むことねフォームも後半どんどん悪くなってたから直そうか」

そうして冬美の走り方で気になった点を指導し今度は夏菜が前で追っかけをやったが差が開くだけなので数本でやめた。

「この後は授業だからストレッチをしっかりやって上がろうか」

「バテたぁ」

2人の朝練も終わりシャワーを浴びて教室に向かうと向こうから小春が歩いてきた。

この時期の小春はとにかく暗くプラモしか取り柄のないじみ女、一方夏菜は学校の期待を背負う陸上部のエース交わる事のなさそうな2人が将来共に戦うことになる。

ここで話をしてもムダなので挨拶だけかわして通りすぎたがやはりこの時点では何も知らずに生活してるのがわかった。

放課後になり部活の前に星宮先生に冬美の事を相談に行くとあっさり種目変更を考えると言ってくれてまずは400を走らせて適正を見ることになり当面は夏菜が指導を続ける事でまとまりその日の部活も無事おわり帰りに貴さんのとこによる事にした。

「おうなっちゃん久しぶりだな2日ぶりだな」

「貴さんそれ久しぶりって言わないよ今日空いてる」

「なっちゃん今日は30分位しか使えないんだごめんな」

善意で使わせてもらってるので夏菜はモンク言う筋もなく時間も迫ってるので早速やることにした。

「ううんこっちが無理言ってるんだから気を使わせてごめんね」

「じゃあちゃっちゃと行くか」

夏菜はこの2ヶ月で200キロのボールを見極めてバットに当てる練習に切り替わっていた。

最近では半分位なら当てれるようになり皆を驚かせていた。

これを完璧にしたらある程度距離さえあればガールガンは怖くなくなる打てるということはかわすのはもっと簡単だからだ。

30分と集中したからか調子がよく7割ほど今日は当たり

(もしかして私天才かも) 

夏菜は調子に乗りやすかった。

今日の予定も終わり少し早くにバッティングセンターを出たのでFFFの前を通ってみたら夏菜は見てしまったピンク色のアタックガールガンを買う水野の姿を確実に戦いの時は迫るもう夏菜には止めることは出来ない。

そう思った視線の先にやつがいたそう無敵の生徒会長こと松子だ。

この時期は生徒会長になる前だからただの松子だがあの強さは忘れられない。

自分にとっては超えないとならない壁の存在をついに目にし否が応でも意識はガールガンファイトに向いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ようやく松子を出せました。
次くらいで序章は終わります。
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