GIRL AND COMBAT ZERO ~THE TEENAGER WAR~ 作:アルファデッド
全国大会決勝戦で川に落ちた仲間を助けた代償が黒森峰の悲願だった10連勝だけにと止まらず、結局助けた仲間も失った。
世論はプラウダ高校を叩き、黒森峰では私と
私は助けない方が良かったの?なにが正しかったの?
お母さんの言いたいこと、みんなの大会けの気持ちも分かる。
だけど・・・
どうすればよかったの?ねぇ・・・ねぇ!・・・ねぇ!!誰か答えてよ!!!
あのまま見捨てて勝てばよかったの?そのまま助けて死ねば良かったの?何しても無駄だったの?私は・・・
答えと感情の行き場がない自問を無意識に繰り返してただただ悪い方へと突き進み、限界に近づいていることを
すべては結果論に過ぎないことだが、一人の少女にはあまりにも重すぎる十字架だった。
そして
気が付けば学園艦の端まで歩いていて、遠い地平線まで広がっていた蒼い海と空を見つめている。
そこに白い点、鳥が自由になんの重責も期待も背負わずに飛んでおり、ただ生きるということを考えていると少なくとも私はそう見えた。
水のように冷たい手すりに手をかけて、さらに足もかけて向こう側へと行ける。
そう思った瞬間、後ろから声が急に聞こえてきた。
??<<どうしたかね?まるで今から鳥のようになろうとしているのか?>>
「ふぇ!!!」
情けない声を出してながら見ると殴られた痕がある少し強面のお兄さん?が見え、鼻を突き抜けるような煙の匂いもしていた。
私は今なにをしようと・・・
思い出せば背筋がゾッとするような感覚が私を襲い、目の前の蒼い海はどす黒く見え始めて怖くなった。
お兄さん?はいつからいたんだろう。
「見ていたんですか?」
??<<ああ、タバコを吸おうと思ったら黄昏ているように見えんかった人がいたもんで声をかけただけだ。決して怪しいもんではないぞ>>
そう言う人に限って怪しいのにと笑い、自分に笑える余裕があったことに驚きつつ自分の
??<<で、お嬢さんはここでなにを?っと、俺としたことか名乗ることを忘れていたな。俺は小原雄二だ。ただの通りすがりの傭兵さ>>
お兄さん?が名乗りながらジャケットのポケットから名刺入れを取り出して一枚を丁寧に渡してきて、受け取ってみるとそこにお兄さん?の細かいことが書かれていた。
SG6社
空軍部門 支援航空隊 隊長
大佐 小原雄二(おはら ゆうじ)
聖グロリアーナ女学院 高等部1年生
相手が名乗ったから自分の名前を言うと、「そうか」と一言言ったあとにタバコを深く吸い込んでからゆっくりと吐きながら一番聞いてほしくなかったことを聞いてきた。
言いたくないということが顔に出ていたのか彼は追及しなかったかわりに彼は喋り始めた。
同い年とはとても思えない人生を歩んだようで私よりもひどいものだった。
小原?<<人は完璧ではないというように完璧な回答はない。あるのは少しマシな回答だけだ。つまり、回答した人間が後悔しない選択肢だよ。たとえ、目の前が真っ暗であっても、『どんな夜にも朝は必ず来る』この一言に尽きるんだ。それがいつかは分からんのが辛いところだがね>>
だけど、私ながら単純かもしれないけどこの一言が自問への答えだったように思えた。
そう思っているとタバコを差し出された。
よく考えたら彼は未成年者なのにタバコを吸ってて大丈夫なのと今更気が付くと同時に箱には『未成年者用』と書かれてて疑問がすぐに解決した。
ほぼ無理矢理吸って喉がやられて煙を吐き出したがこれが不思議と不快とは思わず、頭の中が少しずつすっきりしていくような感じがしてきて、余裕が出来てきた。
「『どんな夜にも朝は必ず来る』・・・」
悪いことは必ず終わり、希望がやってくる。
私にとって大切なプレゼント
この一言があったから大洗に転校してみんなと再び戦車道と向き合い、自分の戦車道を見つけることができた。
こんなつもりはなかったが、後悔はしていない。