GIRL AND COMBAT ZERO ~THE TEENAGER WAR~ 作:アルファデッド
東京都某所
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灯が消えない国の心臓部に相応しくない物影が人目を避けるかのようにひっそりと動き、今かと待ちわびるように息を潜めいた。
「ジップラインランチャースタンバイ」
ジップラインランチャーを文部科学省東館の屋上に付近に着弾できるようにセットし、ジップラインの最終推定進路を確認して
分隊員1「定期警備周回終了まであと1分」
『こちらアーチャー1、55秒後に突入する』
???『了解した』
ジップラインランチャーの発射タイマーをセットした後に火器の動作点検を行って分隊員顔色、いや、分隊員の様子を見ているうちにタイマーが作動してジップラインが発射され、綺麗な放物線を描きながら目標地点に着弾してジップラインをしっかりと固定した。
ジップラインランチャーの安全装置が緑になり、少しジップラインを引っ張って張り具合で判断し、
通常よりも速いペースで一歩間違えればすぐに三途の川を渡ることになるが、今回は時間が命である。
ジップラインの残り3分の4に差し掛かったところで
そして転がった力を使って立ち上がり、銃を構えながら周囲を警戒しつつ銃が先の衝撃で壊れていないことを確認して後続を待つ。
???『こちらキャスター、
『了解、すぐに幻覚の準備に取り掛かれ』
キャスター?『御意』
分隊員全員が無事にジップラインを渡り切ったことを確認してから、ジップラインの先端フックを破壊して遠隔操作でジップラインランチャーがロープを回収した後に自壊措置を施した。
屋上出入り口のロックを偽造カードで解錠してすぐに階段を降りて近くにある更衣室に踏み入ると
工具箱にはMP7とCBJ-MSが入っており、些か過剰火力と思われるけど万一の場合には必要になる。
そして更衣室近くにある監視カメラにちょっと細工をしてからエレベーターに乗り込み、地下へと下った。
途中の階で分隊員2名を降ろしてから目的地へと向かい、バラクバラを被った。
そして、エレベーターが止まって扉が開くとすぐにセキュリティドアがあり、偽造身分証を機械にかざすとドアが開いてサーバ室へと続く通路が見える。
何個もあるサーバー中に目標の物が見え、USB端子のコードと小型のパソコンに接続するとすぐに管理者権限のパスワードを求められると入力を終えれば文科省が管理する省内データバンクの画面が映される。
素早くカーソルを動かして
『【個人データ】学園艦統合計画(第2次県立大洗女学園廃校案)』
これを小型パソコンに取り込むが、すぐにデータ持ち出し防止アプリが作動するも管理者パスワードでなんなく持ち出しに成功する。
だが、少し時間がかかるようだ。
その間に気まぐれで他のデータを調べると割と
想定外のもので分隊員の間に僅かな動揺が広がった。
『こちらアーチャー1、アクシデント発生だ』
キャスター『どうした?』
『想定外の
キャスター『速やかにその
『了解、直ちに実施する』
無線のチャンネルを変えて、途中で別れた分隊にプランBの準備とその他の事項を伝達すると向こうもこちらと同じ状況のようだった。
我々が想像しているよりも
見つけた
データの取り込み時間はたったのおよそ10分だが、なぜかそれ以上に長く感じる。
その間に工具箱からCBJ-MSを取り出してタングステン入り徹甲弾を装填して安全装置を外したり、脱出準備を終えるとデータの取り込みが完了していた。
そして脱いでいたバラクバラを被ってエレベーターに乗って1階に戻ると別分隊と合流するとどこからか警備員が出てきてすぐに撃って無力化すると玄関口には先遣隊であろうパトカー数台が見えていた。
サプレッサー付きMP7を持っている分隊員で先制攻撃して数名を黙らせてすぐに外を出ると迎えの車両が来ていた。
キャラバンに乗り込んですぐに現場を離脱すると別分隊が仕掛けたものを作動させると『学園教育局局長室』にボヤ騒ぎを起こして混乱を大きくした。
だが、流石にこれでは警察の目は誤魔化せなかったようで追走中のパトカーが後ろにいる。
サイレンを鳴り響かせながら停止命令を言い始めた。
「まさかこの職についてから警察の追われることになるとはな」
分隊員3「ははは、その通りですね」
分隊員2「普通は公安か同業者だが、まあいいだろう」
警察の無線を傍受するとなかなかにカオスなことになっており、ボヤ騒ぎは無意味ではなかった。
当初は大人しく去る予定だったが、全力で振り切ることになる。
このキャラバンンはかなり改造されていて、低重心化から装甲板の追加だけでなく、エンジンもイジられている。
装甲板は警察が使う最大口径の7.62mm弾を弾けばいいから大した改造にはならないが、防弾ガラスはかなり苦労したようだ。
しかし、それはどうでもいいことである。
発砲許可がでるのかが重要だ。
今回は1発でも放てば地獄の果てまでついてきて、最後は国家を相手にすることになりかねない。
キャスター『こちらキャスター、
収集したデータは小型パソコンに取り込みが終わると同時に指定場所へと転送されているため、
「各員、発砲先に留意しつつ追尾者を足止めするぞ」
分隊員1、2、3、4、5「「「「「了解」」」」」
窓を開けると私を車内に叩けつけるような強い風を身体で感じながら、銃と顔を出すと照準を追走してくるパトカーに合わせると引き金を引いて火蓋を切り落とした。
CBJ-MSは約50mなら7mmの圧延防弾板を貫通することができるのでただの薄い鉄板でできているパトカーは簡単に破壊できる。
安全弾でもな、、、
タングステン製の弾丸がパトカーのエンジンに直撃してあらゆる部品を無力化した。
安全弾用の判定装置を持たない車両は実弾同様の被害を受けるが人体は傷付かないが痛みを忠実に再現という謎仕様のおかげで容赦ない銃撃を浴びせることができる。
さあ、退くことの出来ない地獄の幕開けだ。
警察SIDE
文科省のサーバ室の警報装置が鳴り、すぐに近くにいた
警官1『相手は銃を』プツリッ
十人近くいたはずだったが通信途絶となり、
頭が真っ白になるが、すぐさま思考を切り替えて冷静になる努力をした。
PC2『こちら1032、マル被は黒色のキャラバン 東へ進みながら逃走中』
俺は迷うことなく、緊急配備を発令した。
まだマル被に関する情報が足りていないし、武装していることも定かではないが、嫌な予感はしていた。
その予感は当たることになる。
そう思っていた矢先、事態はさらに悪化していく。
PC3『こちら1056、マル被から発砲を確認 繰り返す マル被から発砲を確認 1032は銃撃を受けて車両大破って、伏せろ!』
銃声と着弾音がはっきりと聞こえて明らかに特別緊急配備を要する事態になり、死傷者が出る。
マル被を追尾していた
手順もクソも言ってられない。
「特別緊急配備を発令し、火器の無制限使用を許可する」
マル被の詳細及び現在位置をオペレーターを通して伝達し、ありとあらゆるところを叩き起こした。
航空支援はどう頑張っても現着に10分かかり、配備にも限界がある。
夜にやりやがったせいで人員は昼間より少し穴が出来てしまうところを突いてきた。
すでに通常の状態では対応できない案件になり、
おおたか2『こちらおおたか2、現場上空に到着 マル被の車両を発見 現在、南進中』
マル被の推定進路上のJCTをいつでも封じられるように手早く配備した。
その間、マル被の近くまで追走できた
そしてヘリにもマル被の抵抗が及んだ。
おおたか2『こちらおおたか2、メインローター及びテイルローターが損傷を受け、これ以上の航空支援は不可能と判断し、撤退します』
交通機動隊、自動車警ら隊、高速道路交通警察隊から
だが、
警視庁を
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パトカーを何数台も無力化し、警察ヘリも払い除けて高速道路に入った。
警察もかなり本気であり、プランBの撤退要領の詳細は聞かされていないが信用するしかない。
さて、弾薬はまだあるにはあるがこれ以上の銃撃戦をやると厳しく、万一に備えて温存はしたい方向でいく。
惜しむつもりはないがな。
分かることはトンネルがあるところに向かおうとしていることが分かる。
JCTは当たり前のように封鎖もしくは待ち伏せされているからこのままでは出ることができない。
でも、どうやって我々は回収されるのだろうと頭の片隅に留めておきながら弾薬を装填していた時に散発的な小さな発砲音が聞こえる。
警視庁の特別緊急配備になることは想定内だが、些か早すぎると思ったが支障はない。
ここで
さて、このままではジリ貧になるし、回収地点をパトカーに見られるわけにはいかないからバンに積まれていた汎用機関銃をケースから取り出した。
ラインメタルMG14z
MG3を
まあ、バンに銃座さえ設置すれば問題ない。
銃座を組み立ててMG14zを載せて弾薬を装填し、分隊員に予備銃身の交換をできるようにスタンバイさせてキャラバンのバックドアの防弾ガラスを外すとすぐに少し離れたところにいるパトカーに照準を合わせた。
引き金を一瞬しか引いていないのに10発近くがパトカーに叩きこまれてエンジンルームを大破させていたが、なにより曳光弾が綺麗な緑色だった。
やはり、ここに入って良かった。
現在は羽田空港方向に向かう高速道路に乗り、そこのトンネルがランデブーポイントとなったことが無線から入った。
150発を撃ち切った頃には視界内にパトカーは目視できず、銃身も予備銃身に交換している。
あと、数十分の旅路だがまだまだ長い戦いになりそうだ。
覆面のパトカーが音もなく接近してきて、SIG SAUER P230JPを運転席に撃ち込んできたが防弾ガラスに阻まれてバックドアのガラスがないことに気が付いたのか速度を落として分隊員3の顔にめがけて迷いなく撃った。
だが、機関銃の装填と銃身の交換が終わっていた。
150発をすべて撃ち切ってほぼエンジンルームと客室が原型を留めず、煙を吹きながら高速道路の壁に激突していく。
「すまない、だが死なせるわけにはいかんのでな」
分隊員1「追尾車は目視できず 無線傍受でも付近にも確認できず 問題ありません」
「そうか、バックドアガラスを戻せ」
分隊員1「了解」
銃を銃座から外してケースに入れて、銃座の解体を手伝うがつい先まで約10台の車を破壊しきって追加のヘリも追い払った。
流石にこれ以上は来ないだろうとは普通は思う。
しかし、敵はこいつらだけじゃない。
今回の件で間違いなく内調と公安が来る。
やつらは容赦なく非合法な手段を使ってくるいかれポンチだ。
学園艦内での
即座にCBJ-MS手に取り、窓を開けて運転席の方を撃つと弾丸が当たるものの貫通した手応えがなく、キャラバンが大きな衝撃に襲われる。
姿勢を崩して頭を強く打ち付けると視界が朦朧とし、耳はキーンと鳴って感覚を失う。
(クソッ!警視庁も大概ヤバい連中だったか・・・)
そもそも、司法機関ほど法律を無視しているものはないと昔から言われていることである。
日本では頭がお花畑な奴がしかいないと思ったが、どうやら例外に遭遇してしまったらしい。
なんとも運の悪いことだが、そちらも運が悪いのだ。
分隊員5が粘着爆弾を当たってきた大型バスの側面に貼り付けてると速度を上げさせて抜けるとすぐに距離を大きく上げてポチっと起爆させた。
大きな閃光と共に大型バスが揺れて蛇行して横転し、高速道路を塞ぐような形で止まる。
わずか数分の出来事だったが、えらく私の肝を冷やしやがったと思いつつ頭を手で抑えながら壁に沿うように座り直して未だ朦朧とする視界を治せるように安静にした。
羽田空港の下を潜るトンネルに入り、空からの監視が途絶えると一般人を自然に装ったセミトレーラーが前に現れて、左右と後ろにもいつの間に囲われていて前のセミトレーラーのコンテナの扉がゆっくりと開いた。
どうやらこれが迎えだったらしく、コンテナの扉が地面から僅か数センチの隙間を残してキャラバンが速度を上げた。
そして、坂になっていたコンテナの扉に乗り上げる形でコンテナに入ると扉がすぐに閉まり、少し左に引っ張られるような動きを感じながらやっと一息を入れることができる。
羽田空港を潜るトンネルが終わると忽然と消えた一台のキャラバンが消え、警視庁の追跡は失敗に終わった。
翌日のニュースではさまざまな形で誤魔化されて世間を少しザワつかせたものの、すぐに記憶から忘れ去られたが、赤坂は戦々恐々だった。
なんせ、盗られたものがものであったために警視庁はすぐに動き出した。
それもお上から直々の命令によるものであった。
今回の作戦で入手された文書には前回の県立大洗女子学園学園艦の廃校計画の詳細と解体業界との癒着を裏付けるものであり、口約束が破ってまで
それは県立大洗女子学園だけでなく、全学園艦を巻き込む事変になるだけの情報が満載だった。
????<<歪んだパズルを一度リセットするべき時が来た>>
続く・・・
少しCoD風にしてみましたが、どうあってもガルパン要素はない(笑)