GIRL AND COMBAT ZERO ~THE TEENAGER WAR~ 作:アルファデッド
たぶん、これで今年最後の投稿になりそうです
そして、執筆中に寝落ちて間に合わなかった・・・
クリスマス商戦とかなんとかで盛り上がって色んな所でイベントが開催されて人も動きも多くなるが、それは裏の世界も同じことだ。
人が集まっていることをいい事に悪巧みを企てる悪党がいる。
トラックで突っ込んだり、警察署に爆弾を仕掛けて爆発させたりと被害と共にインパクトを残せるだけではなく、人口密度が高いエリアに人を割かれるせいか悪事の下準備も密かもできる下らない算段なのだろうけど、そうはさせない。
陸軍部門特殊部隊「特殊空挺騎兵隊Special Airborne Cavalry」通称:SAC
桐生院瑠衣中尉 特殊作戦隊 第2小隊 小隊員
某所
第1中隊から特殊作戦隊に配置換えになり、対テロ戦について本格的に訓練をひたすら繰り返しているうちにこの部隊でも初実戦の機会がやってきた。
なぜ、ここに配置換えになったかはあまり分からないがここに配属できたのは名誉なことでいい経験になりそうだ。
さて、公安からの緊急依頼ということで人気のない海岸で
わが社の情報部によれば周辺には地元住民を装った工作員も確認されており、隠密作戦となる。
HK417Dの16.5インチに暗視8倍率スコープ、サプレッサーとハンドグリップを付けたライフルでゆっくりと足音を立てないように工作員がいる住宅を避けて林の中を歩きながら集合地点を向かった。
刺さるよう寒さの中で緑色の世界が視界に広がっていて、今はクリスマスとは程遠い色合いだが砂浜はこれから鮮血でデコレーションされるだろう。
「こちらジュゴン3、ランデブーまで5分」
『ジュゴン3、了解した』
指定された地点に向かいながら仕掛けを設置していき、銃に刺さっている弾倉を特殊弾入りの物に換えて光学迷彩クロークのバッテリー電源を入れた。
(まさか、光学迷彩を纏える日が来るとは思わなかったな)
対テロ戦とは言っているが、実際は対特殊部隊戦だ。
どことは言わないけど、東側の兵器を大量に搬入してくる犯罪組織はそういない。
しかも、海保の監視の目を完璧に逃れられる奴も限られてくる。
正規軍か準軍事組織相当の組織の二択になり、民生品の顔をした軍用品を持ち込んで直接的に手を下さない国で
さて、ランデブーポイントに着くと別ルートで来ていた観測手と合流をしてハンドグリップを少し回転させるとバイポットになり、狙撃体制に入って待機した。
「ジュゴン3、4 スタンバイ」
『ジュゴン1、了解
クルーザー船程の大きさの輸送船が2隻ゆったりと砂浜の浅瀬まで近づいており、どこからとなくわらわらと一人が出てきていた。
『大物が二人も出てくるのか・・・』
スコープ内には危険人物で知られている活動家という名の大物工作員が現場に現れるという想定外の事態になってきて、作戦に変更がなされ・・・ることはなかった。
『こちら作戦本部、キルオーダー発令 逃がすな』
『ジュゴン1、了解 総員聞こえたな』
キルオーダーの即時発令は割と異例だが、それだけ事態は悪い方へ急変したということだ。
観測手が集音マイクで敵の会話を聞いて、リアルタイムで作戦本部と隊に共有され始めていた。
?「間抜けがあんな簡単なものに引っかかるとは・・・ハハハ」
??「法に縛られるような赤子だ。当然のことだ」
公安とわが社の情報に筒抜けになっているのは、どうなんだろうとしょうもないことを思いながら観測手から風、気温湿度と距離のデータを基にスコープを調整して確実に
『ジュゴン7、配置に着きました』
『了解、各員 オペレーション開始』
「了解」
距離は700mにして風は南東の8ノット、気温8℃、湿度60%で補正をして最後に私の勘と目を信じて引き金に指を置いた。
「排除する」
息を精一杯吸って、ゆっくりと吐きながらちょうどいい感じのところで止めて揺れを無くして軽く引く。
バスンッ!
血が白い砂を赤く染めていた・・・
平和な裏に誰かが敵を汚して体裁を保っている。
長い夜になりそうだ。
本編を書いて今年を終えたいなぁ・・・