GIRL AND COMBAT ZERO ~THE TEENAGER WAR~ 作:アルファデッド
メンタルダウンとかいろんな心労が重なって、執筆どころではなかった。
間に合わなかった・・・
この話はまだ小原が支援航空隊の隊長を務めていた頃に遡る。
小原SIDE
二年生の9月17日 朝9時頃
学園艦商業地区 某所
指定時間よい少しだけ早めに待ち合わせの場所で待っているつもりだったが、すでに彼女が待っていたようだ。
「申し訳ない、待たせてしまった」
綺麗な青色のワンピースに淡い白のカーディガンを着ており、ただそこにいるだけで絵になっている。
ダージリン「1分遅すぎるよりも3時間早すぎる方が良いですわ」
「シェイクスピアの言葉だな、相変わらずだね」
オレンジペコから聞いている隙あらば格言攻撃は強いなぁ。
彼女の可愛いところでもあるし、面白いところでもある。
「さて、いつもの場所に行こうか」
彼女が首を縦に振ってすぐに隣に立って恋人繋ぎをするいつもの歩き方で商業地区の奥の方にある寂れた風のカフェに入るとマスターに迎えられて人気がない個室に案内される。
彼女は必ず日替わりの紅茶とイチゴジャム付きのトーストを頼み、俺はいつものロイヤルミルクティーだけにした。
ここのマスターは気の知れた友人でダージリンも交際を始めてからも何気に紅茶で話し合う知り合いになっていたりする。
マスターが頼んだものを置き終えて個室の扉を閉めると固い仮面を外したかのように自然な微笑みをしながらトーストにかぶりついていた。
俺はそんな年相応という言い方はおかしいけど美味しそうに食べる彼女が好きだ。
なにか青臭いセリフを吐いてしまっているけど、それは許してくれ。
可愛くて仕方がないのだから。
性格崩壊しているって?元々俺はこんなものだとメタいこと言ってしまっても仕方がないだろう。
ダージリン「どうしたの?」
「いや、可愛いなと思っているさ」
顔を赤らめているのはきっと紅茶が温まってきただけだと思う。
この時間が長く続けばいいと思いながらここにいるのは
なぜなら、この場まるで止まって長く感じるからだ。
これが幸せであるということなんだろうか、人生でこんなことを感じて良いのだろうかと思っていると赤いなにかが視界に見えてきた。
どうやらアーンなるものをしたいようなのか?
ダージリン「デート中に辛気臭い顔をされると困るわ」
顔に出てしまったか、ポーカーフェイスは得意なはずなんだけどなぁ。
小さく一口食べて口の中に残るジャムをロイヤルミルクティーで流しているが、なぜか最後まで甘かった。
ダージリンSIDE
3年生9月17日
紅茶の園
懐かしい記憶とともに今年は彼が一緒にいないという寂しさが紅茶の香りを鈍らせてしまっていた。
彼は覚えていないかもしれないけど、私が今とは違ってガキ大将みたいなことをして遊びまわっていた年頃にいつもの公園で遊んでいると少し汚れたピークドダブルボタンスーツを着ている貴方がブランコで座って悲しそうな顔でいたのが今も覚えている。
気高くて品を失わない貴方が眩しく見えて一人前の淑女になろうと思ってから必死に覚えてここに来て、やっと隣に立てると思ったら消えてしまった、あなた。
追いかけたいのに、淑女の枷が私を縛っているのか。
彼に追いつきたいはずだったのにそれで追えないなんて皮肉なものね。
鳥かご中の小鳥とはこのことなのだろう。
コンコンとノックの音が響き、訪問者の存在を知らせた。
「どうぞ」
アッサム「失礼します。差出人不明であなた宛てのものが届いておりますが・・・」
「見せて」
差出人不明とは少し怖いけど、見ないわけにもいかないわね。
アッサム「GI6にお願いをしたけど、特定することはできなかった。中身はX線で確認したけど花が3本入っていいるようです」
花?
アッサムから小包みを受け取って丁寧に開けると白色のマーガレットが3本*1あり、小さな手紙に一文が添えられていた。
『Another year comes to a close, and another begins. May the coming year be one that will be filled with laughter of friends, love of family, and the life that you dream of.』
訳:一年が終わると、また別の一年が始まる。次の一年が、友の笑い、家族の愛、そしてあなたの夢見る人生で満たされますように。(キャサリン・プルシファー カナダの作家)
達筆で書かれていたが、誰かはすぐに分かった。
視界が幾ばくかの色づき始めてまるで
訳があるしても会いに来て欲しかった。
でも、今はこれだけでいい。
後にある意味では叶うこととなる。
やっとメンタルダウンから少し立ち直ってきたので、できる範囲で執筆を再開していきたいと思います。