僕が所属しているギルドは
そして僕は今、そのギルドに男なのに加入している。何で男なのに加入しているのかと問われれば…答えは簡単です。
そしてスカウトされる形で僕は一年近く前から
そんな感じで
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前に加入していたギルドほど煩くないがそれなりに活気のあるギルド。前に加入していたギルドはもう十年ぐらい前だけどね。
個人的には僕以外にもう一人ぐらい男性が欲しいけど……そんなことはさすがに言えない。
今日もそんな事を考えながら適当に椅子に腰を掛けていると後ろから急に声を掛けられた。
「クレア、ちょっといいか?」
振り返るとそこに居たのはミカヅチさんだった。
「…良いですよ。僕に何か用ですか?ミカヅチさん」
「ああ、クレア、明日予定は空いているか?」
「うん。別に予定はないですよ」
「それは良かった。それでは明日、ちょっと付き合ってくれるか?」
「良いですよ。ミカヅチさんもこまめに休みを取った方が良いと思いますよ」
ミカヅチさんの目には隈が出来ている。彼女は最強魔導士なだけあって忙しいのは知っているけど………休む時間が本当に不足しているのだろう。
「私はちゃんと休みを取っている。クレアが心配するようなことではない」
この人は本当に頑固。目の隈から推測するに休みを取っているようには見えないんだけど。
「僕も
「……わ…わたしは大丈夫だ………それよりも…いつものやつをしてくれないか?」
「…良いですよ」
僕は椅子から立ち上がり、ミカヅチさんの頭に手をのせて撫でた。彼女が言うにはこうされると落ち着くのだと言う。僕としては僕なんかに頭を撫でられたからと言って何も変わらないだろうと思ったり、逆に不快に感じていないだろうかと心配になってしまう。
「無理はしないでくださいね」
僕はミカヅチさんの耳元で囁くような小さな声で言った。するとミカヅチさんはくすぐったかったのか小刻みに震えている。
「…っ……っ……くすぐったい」
しばらく撫で続けて…もう良いだろうと思って手を離すとミカヅチさんは僕の事を見上げていた。この形だとミカヅチさんが僕に上目遣いをしているような感じになるので余計に…可愛いと思ってしまう。絶対に彼女には言わないけど…彼女はとても美少女だと思う。
「ありがとう、クレア。これからも頼むぞ」
そう言うとミカヅチさんは去って行った。彼女の背中にはこの
「………そう言えば、妖精の尻尾の主力が天狼島から帰還してきたんだったかな………今年は本当に大魔道演武も荒れるかもしれない。七年の月日が経ち、あのギルドを知らないものや忘れた者もいるかもしれないが嫌でも思い出す羽目になる可能性もあるね」