兎に角第2話更新です。
戦闘シーンは描写がかなり苦手なのでその辺りは脳内補完をお願い致します。
では、本編へどうぞ。
街で惨劇が繰り広げられる中、葵は死んだ姉である茜と再会を果たし空いた口が塞がらずにいた。
すると茜はそんな葵達を尻目に縛られている腕を解放する為手首や肩の関節を意図的に外し縄を緩めてそのまま解き、更に外した関節を押し込み縛り上げられる前の状態に戻る。
「あ、おいアンタ‼︎
誰が自由にして良いと「はぁ、あんさんなぁ〜、今はウチに構うよりバイオテロ鎮圧が最優先やろ?
ウチもそれは同じやさかい、だから今の所はあんさんが邪魔にならんのやらウチは葵と『お母さん』を逃す為なら手ぇ貸しても良えよって訳なんよ分かる?
分かるんならさっさとウチにそのごっつい銃を向けはるのは止めるんや、良えな?」
くっ、屁理屈を……HQ、此方『デルタ2』!
バイオテロ鎮圧中にA.B.F.のオメガ1を確認、逮捕許可を申請されたし‼︎『ザザッ』「此方HQ、A.B.F.のオメガ1確認は理解した。
しかし優先すべきは民間人の救助及びバイオテロ鎮圧である、逮捕の許可は今は下ろせない、そのまま任務に当たって貰う、以上」
ちょっ、HQ‼︎
………ドチクショウが、あのクソ司令部‼︎」
「まぁクソ上司って言いたいのはウチも分かるよ、BSAAって隊員を消耗品か何かと勘違いしとるとしか思えんフシがおもっくそあるう訳やし「アンタが言うなクソビッチ‼︎」おお怖い怖い、でもウチに当たらんといてな。
当たるならウチにあんさん等のお仲間ごとB.O.W.吹っ飛ばすようウチに命令しはったボスかB.O.W.に当たって欲しいわ〜。
現に今バイオテロが起きて辺り一体バイオハザード地区が出来上っとるんさかい、このままゾンビやら何やらを始末せえへんとこの国、滅菌作戦でぜぇ〜んぶ核で焼き払われてまうで?
そうなる前に救える命を救う、それがアンタ等正義の味方BSAAとちゃうん?」
「減らず口を…チッ…!」
マキはHQに茜の逮捕許可を仰いだが却下され、バイオテロ鎮圧を命じられ苛立っている所に茜が如何にも分かる的な雰囲気と口調でマキに同調するが、マキは目の前でA.B.F.、特に強襲、特攻突撃部隊であるオメガ小隊のグレネードや戦車、迫撃砲等による絨毯爆撃で仲間を失った経験からオメガ小隊隊長のオメガ1たる茜に憎悪を抱いており、この屁理屈等にバイオテロが起きていなければこの手で殺してやりたいとすら考えていた。
が、茜の屁理屈でもある正論に同意せざるを得ない状況である為茜に構えたハンドガンを下ろし、直ぐにアサルトライフルを構え周りの警戒に移り葵や藍の安全の確保に専念していた。
「あ、あの……本当に、お姉ちゃん…なの?」
「ん?
ああせやで、ウチは可愛い可愛い葵のお姉ちゃんの茜ちゃんやで。
……本当に久し振りやな、『アレ』から8年やな。
よう此処まで可愛くなってくれたなぁ〜……『お母さん』には感謝せなあらへんなぁ」
「………」
葵はそんな2人の会話が終わった所で漸く茜に声を掛け、その素振りや口調は正しく茜その物であると確信し死んだと思っていた姉に再会出来て嬉しさ5割、しかしバイオテロと言う非日常に戸惑いを隠せないのが3割、そして友人のマキの口から語られた茜のBSAA隊員に対する所業に信じられないのとバイオテロで死んだ筈なのに何故生きていると言う困惑に2割の感情が入り乱れ上手く言葉を紡げずにいた。
一方茜は葵が立派な美少女、しかも今この時まではバイオテロとは無縁な生活を送り青春を謳歌していた事に嬉しさ7割、そんな風に葵を育てた『母』に何処か棘のある感謝が1割、そしてバイオテロ鎮圧に2割の感情を割き今こうしてる間にも装備を回収して武装を整え周りの警戒に入った。
しかし茜はふと何かを思い出したかの様に葵に振り向き太腿に付けてあるホルスターからハンドガン…但し世間一般のハンドガンでは無く、ミリタリーマニアでその手の動画を漁ってるが、あくまで民間人である為素人目しかない葵が見ても明らかに魔改造してますと言わんばかりに原型が何の銃だったか分からない様なハンドガンを取り出して葵にグリップを向けて手渡す素振りを見せていた。
「えっ、お姉ちゃん…?」
「ほら葵、これ使うて。
今こんな状況やさかい、葵も自分の身を守るんならコレが必要さかい。
だからウチの予備の銃とマガジンをあげるわ。
使い方は分かるんやろ、銃を構えて引き鉄を引いてゾンビを撃つんや。
ウチもフォローするから安心してこれ使うとき、ええな?」
如何やら茜は葵に護身目的で予備のハンドガン、及びマガジンを手渡すらしく、軽くフォローを入れると言って使い方の軽いレクチャーをしていた。
こうして見れば仲の良い姉妹だが、状況が状況だけに異様な光景でありマキも友人が姉を名乗る不審者に銃を手渡されている事に複雑な気持ちを抱くが、葵が戸惑いながらも銃を疑いもせずに受け取った事でこの2人は姉妹なんだ、2人には自分では分からない絆があるとまざまざと見せつけられていた。
「葵、もし銃を持つのが嫌なら」
「大丈夫、使い方なら動画とか見て分かってるから。
それに……この人『だった』モノを目の前で見たからには、もうコイツらには話し合いなんか通じない、引き鉄を引いて自分の身やお母さんを守るしか無いって何となく分かったから……心配しないで、お母さんは私が守るから、離れないでね…」
藍は幾ら感染者の成れの果てとは言え人に銃を向けるのが嫌ならと葵に自分から銃を持とうと買って出るが、葵は茜から銃を受け取り安全装置を解除し一旦マガジン内に何発弾丸が入ってるか確認し、全部で17発入っているロングマガジンである事を確認し、更に弾丸の形状が45ACP弾であり、一体何を如何に改造すれば45口径弾が17発も装填可能なロングマガジンのハンドガンが出来上がるのか、又それに対応し且つ銃が壊れない様に仕上がるのか不思議に思ったが今はそれより藍を守りつつ自分の身を守る事を優先的に考えるべきだと頭の中で摩訶不思議銃の事は頭の隅に追いやり、マガジンを再装填しヨーロピアンスタイルでスライドを引き、ハンドガンをいつでも撃てる状態にしつつ右手人差し指をいつでも引き鉄に掛けられる様に伸ばしながら銃を持った。
「良い葵?
連中は先ず胴体を撃っても効き目なんかあらへん、あのゾンビ共を活動停止にするには脳を撃たんきゃならへんよ。
つまり頭を撃つんや。
それと……頭を撃った後もある程度弾をぶち込んどかんとあかんで」
「?
オメガ1、今回はTウィルス由来のバイオハザードが起きてるなら其処まで過剰にせず頭1発撃てば「本当に今回の件がTウィルスで起きたんならそれに越した事あらへんよ。
けどもしかしたら…ウチ等A.B.F.で確認しはった新型ウィルスでのバイオテロとも考えられるんや今回は。
何せウチ等がそのウィルスの性能テストのダシにされた後こんなバイオテロが起きたさかい、警戒したくなるんや」……ふーん、新型ウィルスね…取り敢えずHQに報告しとくか。
此方デルタ2、HQへ、今回のバイオテロ事件で使用されたウィルスが新型ウィルスの可能性ありとA.B.F.のオメガ1より情報提供あり、警戒として頭を撃った後もある程度弾丸を感染者に撃ち込む必要ありとの事。『ザザッ』「HQよりデルタ2へ、了解、出動中の全隊員への警戒を促す。
HQ、オーバー」
…とまぁ、アンタ等テロリスト同然な連中の話なんか信じたく無いけど、もし本当にそうなら厄介だから報告だけはしといた。
これで唯のTウィルスでのバイオハザードならそれはそれでワクチンがあるから早々と鎮圧出来るし、一応警戒だけはしとくよ」
茜からの葵への警戒話にマキは疑問符を浮かべ、茜に問い正すとそれが新型ウィルスの可能性があると返された為HQに念の為の報告を入れ、そのまま警戒態勢で自然公園から1歩外へ出る。
するとその光景はゾンビ達が現れる前から一変していた。
綺麗な石垣には夥しい血が付着し、道路も血塗れ。
更に道端には死体を喰い漁るゾンビが何体も居り、まだ此方には気付いてないがそれも時間の問題であった。
「さて、A.B.F.のオメガ小隊隊長様はこの時如何やって切り抜けるかな?」
「んなもん、邪魔な奴だけ排除しといて後は無視や無視。
逆にBSAA極東支部のデルタ2さんは如何しはるん?」
「勿論、通り道に居る奴だけヤって無視。
弾はある程度残したいからね…言っとくけど民間人を救助する為にアンタ等みたいな準テロリストと手を組むんだから下手な動き見せたら容赦無くその脳天ぶち抜くから「おお怖い怖い、んじゃ葵を守る事に専念しとこか」ふん……じゃ、突破開始」
マキと茜は皮肉を言い合いながら(但しマキは殺気全開)ゾンビ達の群れを潜り抜けつつ邪魔になる個体にのみ弾丸を集中、その火力でゾンビの活動を停止させ公園から出て直ぐの街道を抜けゾンビ達を巻きつつ裏道を辿り避難指定されている葵の出身校近くの住宅街へと向かい始める。
「…そう言えばマキさん、貴女BSAAだったんだ。
それから、さっきから言ってるA.B.F.って何なの?
お姉ちゃんが居る組織って言う事は分かるんだけど…」
「あ〜、うん。
私中学2年、今から大体2年位前にBSAA極東支部に入隊志願してね。
子供の遊び場じゃないって門前払いを受け掛けたけどこっちも絶対に入隊しなきゃいけない理由があったからその門前払いの人を投げ飛ばして強引に入隊訓練を受けたんだ。
それで1年前の6月30日、訓練を終えて新兵に成り立ての時に中国の
あの時は今のデルタ1共々何度死ぬかと思った事やら「あーあの時確かにマキさん休んでたね。
でも新兵になったばかりであんな世界史の授業に盛り込まれちゃう位大規模なバイオテロ事件に出撃させられるなんて…BSAAってブラック組織?」いや〜否定し辛いね〜……で、A.B.F.って言うのは『Anti.Bioterrorism.Forces.』の略称で、文字通り反バイオテロを理念に掲げる組織なんだけど…ハッキリ言ってやり方はテロリストのそれとあんま変わらない国連非公認組織。
違うとしたらBIO.ORGANIC.WEAPON.(B.O.W.)を使うか使わない位「ひっどいなぁ〜、ウチ等はバイオテロを憎み民間人の命を守る一応BSAAと同じ正義の味方やってるんやけどなぁ〜」黙れクソビッチ、アンタ等は確かに民間人の救助はしっかりやるけどBSAA隊員を囮に使ってB.O.W.を一ヶ所に集めた瞬間グレネード弾や迫撃砲やらで絨毯爆撃して私等の仲間を殺してる癖に偉そうに正義の味方面すんな、このテロリストが」
そんな避難行動中に葵はマキがBSAA隊員だった事に今更気付き、姉の茜が所属するA.B.F.と言う組織の事も聞いてみると、如何やらマキはBSAA隊員歴3年目の兵隊の様で、1年前に世界史の教科書に新たな一頁が刻まれる事になった中国での大規模バイオテロ事件に駆り出されデルタ1と言う相方と共に命辛々生き延び今がある様で良く見ればその佇まいは地獄を生き延びた戦士の風格がある物であると葵は気付く。
そしてA.B.F.の方をマキの口から聞くと辛辣な、と言うよりも憎悪を明確に抱いている棘のある説明をし、茜がチャチを入れると今にも撃ち殺してしまいそうな殺意の篭った視線を茜に向け、仲間の仇だと堂々と言った上でテロリストと断じていた。
葵は生きていた姉がそんなテロリスト同然な組織に与していると思いたくなかったが、茜の肩のワッペンにはA.B.F.とΩ.Platoonと書かれており、更に茜はやれやれと口にしつつもBSAA隊員ごとB.O.W.を爆撃した事は否定せず、オマケに公園での会話を思い出しこれが全て事実だと葵は思い知り、2人の間には埋めようが無い溝があり、葵も茜のこれまでの事をまるで知らない為仲介になる事も出来ず、また茜のこれまでを知ろうとする事に何処か一抹の不安を覚えてしまうのであった。
そうして避難させるべき民間人が居る為口喧嘩のみで済ませられていた葵一行は此処まで来る間もゾンビが居たが、通るのに邪魔になる個体だけを射殺し、葵達は残りのゾンビは巻いて無駄弾を使う事無く避難所の学園近くにまで辿り着いていた。
「…うん、避難所の学園の目と鼻の先まで無事に来れたね。
後は校門か裏口から入れたら良いんだけど…此処から校門が見えるけどそんな都合良く行かないよね」
「せやなぁ、横転させた車に机やら何やらの山にそれを固定するバスまで配置されとって見事に登れなくされとるバリケードやな。
で、ゾンビが万一登れば中の生存者がそれを処理する流れになっとる感じかな、アレは」
葵は学園内に入れれば上々と考えていたが、矢張りそんなに物事は上手く行かずこの短時間で見事なバリケードが貼られており中に入れない事が見て取れた。
茜やマキもこれにはお見事と考えており、如何やって中に入ろうか考えていた。
するとそんな葵達の視線の先に如何にもワルと言う見た目のチンピラが走って来ており、その手には警察官の銃である、しかしグリップに付いている盗難防止用のホルスターに繋がれているワイヤーチューブが切られたニューナンブが握られており警官から奪った事が容易に想像出来、更に背後からはゾンビが1体追い掛けて来ており今にも追い付かれそうにいた。
「チ、チクショウ‼︎
いい加減くたばれゾンビ野郎‼︎『ダンダンダン‼︎
カチカチカチ』「ゔあ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」『ドタッ』
……へ、へへへ、見たかこのゾンビが…」
痺れを切らしたチンピラはニューナンブでゾンビを撃つが3発で弾切れになり2発が空を切り周りの家の壁やら窓ガラスに直撃したが1発はゾンビへの脳天にヒットしそのままゾンビは倒れ込み活動停止状態になった。
チンピラは気が抜けたのか、或いは調子に乗ったのかヘッドショットを決めたゾンビに近付きガシガシと蹴りを入れ典型的なチンピラの巫山戯た態度を見せていた。
「…あのチンピラは放って置こう、関わったらなんか面倒に「あかん、其処の兄ちゃんそのゾンビから早く離れるんや‼︎」って、お姉ちゃん?」
「あん?
何だよガキンチョが…って、なんかカッケェ銃を持ってんなオイ。
お前らそれを俺に寄越せよ「早くソイツから離れとき‼︎
死にたいんか‼︎」んだよ、こう言ったゾンビは脳天ぶち抜きゃ終わりなんだよ、何ビビって…えっ?」
葵はこのチンピラが緊迫した状況下でニューナンブを警官から奪い盗った事が容易に想像出来た為関わりたくないと感じ、学校の周りを探り中に入れる場所を探そうと考えていた所、茜はニューナンブが残弾切れになってる事を確認した上でチンピラに活動停止したゾンビから離れる様に叫んでいた。
対してチンピラはゾンビ物の定番である頭を撃ってそれで終わりだと調子に乗りつつ茜達の銃を見て興奮しそれを寄越す様に茜達に言ったが、茜にはそれ所では無い状況が目に映っており、葵達も茜が焦る理由がゾンビにあるとふと視線を向けると……脳天を撃たれたゾンビの身体から煙が噴き始め、更に活動停止した筈なのに身体が引きつけを起こしたかの様にビクビクと動き出しており何やら異様な状態になりつつある事が見て取れ、チンピラも漸く足蹴にしているゾンビの様子が変だと気付いたのか視線を移した…が、次の瞬間ゾンビの背中から爪が刃の様に伸びた第3の腕が肉を裂きながら新たに生え始める異常事態が発生し、その腕の爪を腹に刺されチンピラの身体はゾンビの、否、ゾンビだった何かの力で宙に浮いてしまう。
そしてゾンビだった何かは再び立ち上がり、背中から更に第4の腕が生え、その新たに生えた腕からは巨大な眼玉が付いており、更に煙を吹いた身体は筋肉が膨張し身長その物まで伸び始め、服は千切れ去り体表は赤く染まり上がり更にゾンビだった何かが顔を上げた瞬間、その顔は人の形だった事が辛うじて分かる程度に口が裂け、異様に伸びた牙が生えた口を開けダラダラと涎を地面に啜り落とし、元々ある手の爪も鋭利に伸び、目は二つのみならず頬や額等にも小さな目が作り出され、その姿は正に化物と呼ぶに相応しき物に変わっていた。
「ガボッブッ?!
な"に"ごれ"……があ"ぢゃ「GISYAAAAAAAAAAAAAAAA!!」ガッ…
そしてチンピラはゾンビが変異した化物に喉元を喰い千切られ悲鳴にもならない声を吐血しながら上げて絶命し、しかし化物は死体と化したチンピラの身体に何度も齧り付き、まるで味見をしてるかの様な仕草を見せ吟味が終わった所で爪に刺さった死体を放り投げ頬や第3の腕の爪に付いた血をその長い舌で舐めずり獲物を仕留めた獣の仕草を見せ、しかし第3の腕や額、頬に付いた目玉は葵達を捉えており今は余韻に浸ってるから襲わない、しかし次はお前達の番だと言葉など話せないソレが発する殺気からそれをマキ達は理解し直ぐ様銃を構え応戦態勢に入る。
更に先程死体に変わったチンピラはウィルスに感染してから死んだ為かゾンビに変わり腹から内臓を垂らしながら起き上がり始めていた。
そして
「チッ、やっぱコレはウチ等が遭遇した新型ウィルスのバイオテロや……デルタ2はん、あのバケモンの胴体に鉛玉ぶち込んでも余り効果はあらへん、新しく生えた腕に付いとる目や頭を徹底して狙うんや‼︎
後アイツは再生能力が高うて1発1発鉛玉叩き込んどいても無駄やで‼︎
だからアイツが再生仕切るまでにソレを上回るダメージを与えるんや‼︎
せやないとアレは殺せへん、アレはそう言う新型のB.O.W.や‼︎」
「…情報どうも……HQ、新型のB.O.W.と遭遇、これより排除に移る、オーバー‼︎」
茜とマキは前に躍り出てゾンビが変異した新型B.O.W.との戦闘を開始、2人はアサルトライフル(茜はAKをモデルに改造を施しグレネード弾発射機構が付き、更にマガジンもダブルマガジン式のロングタイプになっておりジャムが怖くないかと言わんばかりに装弾数が多くなっているタイプ、マキはHK416に銃剣とライトを付け,更にマガジンもロングタイプにしたシンプルなカスタマイズをしたタイプ)を頭や第3、第4の目に叩き込み怯ませて行くが新型B.O.W.はそんな茜達の弾幕に対し突撃してその新たな両腕で2人を引き裂こうとし、それをマキと茜は避けて2人で前後を挟む形になりタクティカルリロードを挟みつつ的確に銃撃していく。
一方葵の方にはノタノタとゾンビが迫っており、マキ達はそれに気付きゾンビを始末しようとするがB.O.W.再生能力、及び変異により更に身体が巨体になって行き俊敏性まで増してしまい2人はB.O.W.の対処に手一杯となっていた。
それにより葵はマキ達の助けは期待出来ないと判断して藍を庇う様に前に立ち茜から渡された改造ハンドガンを構え、そして1発試しに胸辺りを狙って撃ってみた。
すると通常の45口径銃以上の反動が発生しウィーバースタンスで構えてたが腕が頭の後ろに行きかけるまで持ち上がってしまい通常の構え方では隙無く連射は出来ない事を理解し、更に今までの茜達の言葉や先程起きた変異現象を思い出し頭の中でそれらをまとめ始めた。
「(この銃の反動は動画で見たガバメント、デザートイーグルの反動なんかより更にマシマシで大きい!
これを普通のハンドガンみたいに連射するには構え方を変えるしかない…それとお姉ちゃんが言っていた頭に弾を撃ち込んだ後もある程度弾を撃たないとダメって言っていた事をこのゾンビになったチンピラが教えてくれた……改めて見ると腸や胃が露出して垂れてて気持ち悪い。
……なら、この銃の正しい構え方はこれかな?)」
すると葵はウィーバースタンスに腰を更に深く落とし、腕を引き締める様にして顎の7cm前辺りに銃を構え、更に其処から手を斜めに傾けて固定する様にそのまま先程と同じ様に、次は頭を狙って銃を放つ。
すると反動で腕が持ち上がる事は無くなったが代わりに手首、肩、腕、オマケに腰等に反動の衝撃がダイレクトに伝わりそれらの部位に反動によるダメージが入るが葵は先程の変異を思い出し更に鉛玉を連発する。
最初の試し撃ちを含めて計8発ゾンビに鉛玉を叩き込み、ゾンビを観察する。
チンピラがゾンビの頭を撃ってそのままにしたら5秒で身体から煙が噴き上がり更にピクピクと身体が最初から動いていたのに対し、葵が過剰とも取れる弾丸の撃ち込みに対しては身体はピクリとも動かなくなり更に5秒経過しても煙は噴き上がらず変異の様子は見られなかった。
よってこの元チンピラのゾンビは完全に活動停止し2度と起き上がらないだろうと予測が出来た。
同じ頃マキ達の戦闘にも変化が起き、埒があかないと判断した茜が手榴弾を持ち、B.O.W.の懐に潜り込みながらその口に手榴弾をねじ込み、ピンを外しながら蹴り上げて距離を離させた所で手榴弾が炸裂、頭の半分が吹き飛びB.O.W.が踠き苦しむ仕草を見せた所でマキと茜はアサルトライフルの弾丸を第3、第4の目と半分になった頭に叩き込みB.O.W.は化物らしいうめき声を上げながら倒れ、ピクリとも動かなくなった上に第3の目等が破裂し、更にその後上半身まで破裂して残ったのは肥大化した下半身のみとなり、茜は過去に戦った事例でこれが絶命の合図だと知ってた為銃の構えを解きつつリロードを始めた。
マキも茜の様子からこれで終わりかと判断し銃をリロードし、一息吐いた。
「ハァ、ハァ………ふぅ……HQ、新型B.O.W.の排除完了。
それとB.O.W.はゾンビから変異して誕生するタイプの奴だった。
特徴としてゾンビの頭を単純に撃ち抜いただけでは変異阻止が不可、A.F.B.のオメガ1の忠告通りに対処しなければ約5秒後身体から発煙、第3、第4の腕が背中から生えて身体が赤くなって元からある手の爪も刃物並に先鋭化し肉体も膨張、オマケに新たに生えた腕に大きな目玉、顔にも小さな目玉が幾つも増えてた。
更に異常な再生能力と変異スピードを獲得して時間経過で戦闘力を大幅に増して行く事も確認出来たわ。
以上の特徴からこの変異はTウィルス変異種にあるV-ACT現象とGウィルスの変異に酷似しているわ。
更に敵B.O.W.とゾンビはまるで互いが味方であるかの様な動きまで見せていた。
此処までの推察により矢張り新型のウィルスが使われている可能性が非常に高し、バイオテロ鎮圧の為の大部隊の編成が必要だと現場判断し、更なる増員をされたし、オーバー」
「 『ザザッ』此方HQ、デルタ2の報告、及び部隊編成の要請を受諾。
今派遣している部隊に加え直ぐ様救助部隊と鎮圧部隊の両者を編成する、それまで生存者を集め安全確保を優先されたし。
鎮圧部隊にはデルタチームも編入させる、部隊到着後はデルタ2もそちらの指揮下へ入る様に。
なお今作戦との関連は不明だがデルタ1がDSOのエージェント『レオン・S・ケネディ』と共に数日前から日本へ潜入任務中である。
可能であるならば両名と合流しデルタ1が追っていた組織と此度のバイオテロが関係性が存在するか情報交換せよ、HQオーバー」
マキはアンブレラ等が作り上げたウィルスやバイオテロ事件の資料を熱心に読んだ為それらに学があり、新型B.O.W.の異様な特徴…ラクーン事件の裁判の際にアンブレラ管理コンピュータであるレッドクイーンのデータに記されたアークレイ研究所のTウィルス変異体が引き起こすV-ACT現象と言うゾンビの体色の赤色化及び凶暴+再活動化によって誕生するイレギュラーミュータントの中でも凶悪な1体『クリムゾン・ヘッド』への変異と、アンブレララクーン支部ウィルス研究主任『ウィリアム・バーキン』がアークレイ研究所のとある研究対象から偶然発見し、其処から培養、開発されたバーキン博士の傑作と言われる『Gウィルス』が起こす無限に等しき進化と呼ぶに相応しき変異による再生力、戦闘力向上に極めて似ている事、更にゾンビとB.O.W.が互いを味方だと認識した様な動きを見せたをHQに報告。
これを聞いたHQも今派遣してある部隊に加えて更に民間人の救助部隊とバイオテロ鎮圧部隊の更なる編成と派遣を決定し、その中にBSAA極東支部の精鋭部隊デルタチームの派遣も決定し、マキは慣れ親しんだチームの皆と行動し背中を預けられそうだと聞き少々の安堵を感じるが、A.B.F.に人的被害を出されデルタチームにも死傷者が出ていた事もあった上その張本人のオメガ1たる茜が居る為頭の端にまた仲間がコイツ等に殺されてしまうのではと言う不安感も覚え、以前みたく此方を巻き込んでB.O.W.殲滅を図った、又はその素振りを見せた瞬間射殺すると決心し警戒感を更に上げていた。
しかし、HQは通信終了間際にデルタチームの隊長たるデルタ1がレオン・S・ケネディ……ラクーンシティのバイオハザード事件から生還した1日警官だった現アメリカ大統領直轄エージェントDSOの一員と曰くとある組織を捜査する為に日本に数日前から潜入していたと聞き、デルタ副隊長の自分が知らない任務で隊長が動いていると知りそれを問い質そうと再び通信を開いた。
「ちょっと待ってHQ、デルタ1が既に日本に居るとはどう言う事ですか?
とある組織とは一体何ですか、HQ通信どうぞ!『ザザァァァァァァァ』
……切りやがったなあのクソ司令部!!」
マキは中途半端にしか情報を伝えないHQに苛立ちを覚え、その辺に捨てられていた空き缶を蹴り上げ民家の壁に跳ね返りつつ道路端に直立させると言う何気に磨けばサッカー選手になれそうなコントロールを見せていたが、それはそれとしてBSAAの通信対応を聞いていた茜はやれやれと思いつつ学校の周りを見て入れそうな場所を探し、そして葵は藍が死なない様に藍の前に立ったまま待機しつつハンドガンの現マガジンの弾丸が9発残った状態で予備マガジンにリロードし、これから如何なるのか不安に駆られつつも母を守る為にまだまだ慣れない銃を握りいつでも撃てる様にするのだった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
関西弁難しい、矢張りブロンド語こそが唯一ぬにの日本語だと証明されたな>>>ブロントさんに感謝。
それから葵ちゃんがハンドガン(と言う名の何か)を構えた際のイメージは旧バイオ2のエイダさんの構え方に似ていると思って下さいませ。
あと戦闘シーンが滅茶苦茶(ry
文才ほいshいでうs。
次回もよろしくお願い致します。