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この作品を見て下さり、またお気に入り登録をして下さり誠にありがとうございます‼︎
物語は既に中盤も中盤、終盤に近付いて来ましたのでこのまま突っ走りますので皆様どうぞこれからもよろしくお願い致します‼︎
では、本編へどうぞ‼︎
葵達が戦いを終えるのと同時刻、クリス達とジェイク、ゆかり達は東側にある潜伏地候補を既に2つ潰していた。
しかし、そのどれもが罠であり爆弾解除やら頭上からゆっくり降りて来る天井から逃げたりなどしてどれもこれも部下を巻き込み兼ねない物だった。
その為クリスはある決断を下す事になる。
「…仕方ない、最後の1ヶ所は俺とジェイク、ビリーとカルロス、そしてゆかりとあかりのみで潰すしか無い」
「しかし隊長‼︎」
「分かってる、もしも俺達が危なくなったら救助に駆け付けてくれ。
それまでは待機だ、良いな?」
此処でクリスは止む無くこの中で飛び抜けて個々の戦闘力があり、トラップ解除も出来る面子のみで最後の1ヶ所を潰す判断を下し、他の隊員達から反発を受けるが自分達が危なくなれば救援を呼ぶと約束させその場を収める。
「他のA.B.F.隊員もだ。
特にシータ……アンタらの仲間の仇を討ちたい気持ちは俺達も一緒だ」
「だからこそ此処は一旦任せて欲しい、良いな?」
「…ヘマしたら俺達総出で殴ってやるからな」
カルロスとビリーも特に今回復讐心に燃えて危なっかしいシータ小隊を隊長毎抑えようとした所、ヘマしたら殴られる為逆に頑張らされる事になり苦笑しながらクリスの横に立った。
「さて、行くぜお嬢ちゃん達?
さっき見せてくれたスナイプをまた見せてくれよ?」
「貴方こそエクスシアを徒手空拳で殺したその実力、マグレじゃない所を見せて下さいよ?」
「じゃあ皆さん、しゅっぱ〜つ!」
そして最後にジェイクとゆかり達もクリス達と並び、直後に走り出しクリス、ジェイクが前衛、ビリー、カルロスが中衛、ゆかり、あかりが後衛と陣形を組みながら周りを暗視ゴーグルで見ながら警戒する。
「敵影、今の所無し!」
「目標地点まで残り800メートル。
このまま何もなければ」
「ゔあ"あ"あ"あ"……」
「…無い訳も無いからさっさと片付けるぞ‼︎」
そして最終目標の潜伏地候補まで距離800まで来た所にゾンビやネフィリム、中にはエクスシアも混じりながらクリス達に襲い掛かってくる。
「邪魔をするな‼︎」
先ずはクリスがそのパンチでゾンビ達を捩じ伏せ、更にエクスシアすら怯ませた瞬間
「オラオラ、能天使だか何だか知らねえがB.O.W.なら問答無用で殴り殺してやるぜ‼︎」
ジェイクはクリスよりも身軽くエクスシアに弾が勿体無いからと徒手空拳で挑み、カウンターや隙を伺ってからの全力の掌打を叩き込みダメージを蓄積させ、最後もまた掌打で1体を殺し切り残りは
「そうら、お前らの大好きな鉛玉だ、たらふく喰らいやがれ‼︎」
「消えろ、化物共が!」
カルロス、ビリーはクリス達を援護しながら自身らも次々と敵を撃ち殺して行き。
「もうこれ以上エクスシアの誕生は許しませんよ?」
「You are die‼︎」
ゆかり、あかりが狙撃手としてネフィリム、ゾンビ等の頭を吹き飛ばし、更には近づいて来た敵にはサブマシンガン等で対処し、完全にB.O.W.を寄せ付けない少数精鋭部隊が誕生していた。
「良し、この周りはもう片付いた!
目標地点まで走るぞ!」
そしてクリスの合図に全員走り出し、進行先に居たゾンビ、ネフィリムを蹴散らしていよいよ目標地点……とあるビルの200メートル前までやって来た。
「ふう、此処まで順調に来れたな。
後はこのままアジトか否かを確かめるだけだな」
「…そう簡単に上手く行くと良いんだがな」
カルロスは小走りで目標地点まで問題なく近付いた事に喜び、このままなら何も問題は無いと思い軽口を開いていた。
が、ビリーは何か嫌な予感を感じ緊張を解いていなかった。
このビリーの発言を真面目に聞いたクリス、ジェイク、ゆかりもこの場の雰囲気が何か異様な事に気が付き始めていた。
「(…そういやゾンビ達の数が此処に近付く度に減って来ていたな)」
「(単に蹴散らし切っただけか、それとも…)」
「(或いは、『誘われている』かですね)」
クリス達は何処か誘い込まれている雰囲気を感じ、その雰囲気をピリピリさせ始めていた。
此れには流石に比較的楽観的なカルロスやあかりも異様な雰囲気だと気付き始め、目標ビルに近付く度に何か心臓を掴まれる感覚に陥り謎の焦燥感に満たされて行った。
「着いたぞ、此処が目標地点だ」
「じゃあ早く済ませようぜ、此処は何だかヤバイ感じがーー」
『ドォォォン‼︎
パラパラァッ‼︎』
「って、何ですか、爆発⁉︎」
クリス達が目標地点の目の前に着いた直後、ビルの上階で爆発が起き窓ガラス等のビルの破片が下に落ちてくる異常事態が発生した。
そしてクリス達の肉眼は確認する、爆発した箇所から何かが降りて来る瞬間を。
「何か来るぞ、全員構えろ‼︎」
クリスはそれが来る前に全員に陣形を取らせ、銃を構えさせ最大の警戒を始める。
そして『それは』降りて来た。
『…………』
「何だ……新型のB.O.W.か…⁉︎」
クリス達の目の前に降りたそれの姿は、比較的人に近い姿をしているが、頭は悪魔か何かを思わせる2つの角が生え、胸にはタイラントと同じく心臓が露出し、手の指は3本、足の指は2本になり更に背中には蝙蝠の羽に似た翼が大小合わせて2対、それぞれ背中に大きな翼をはためかせ小さな翼は腰に巻きつき、左手は右肩、右手は左脇腹に添えた佇まいをしたエクスシアと比べるとシャープな、しかし異様な化物が其処に居た。
「な、何なんだコイツは…⁉︎」
『…我ハ』
「な、喋り始めやがった⁉︎」
「な、なな何なんですかコイツ⁉︎」
全員が一様に驚く中、その新型B.O.W.は何と喋り始め、此れにはクリス達も目を見開きそれの紡がれる言葉を驚愕しながら聞くしか出来ずにいた。
『我ハ『ケルビム』、一部ノエクスシアヨリ進化シ到達セシT-GenesisノB.O.W.ノ最終進化形態ニシテ支配種ノ形質ヲ持チナガラモ新人類ニナリキレナカッタ智天使ノ名ヲ冠スル者ナリ』
「エクスシアから更に進化した……ケルビム⁉︎
血清弾抜きだと冗談抜きで化物だったアレが更に進化したのですか⁉︎」
『然リ、我ヲエクスシア如キト一緒ダト思ッテ貰ッテハ困ル。
我ガ力、此処デ貴様達ニ見セヨウデハナイカ』
新型B.O.W.、ケルビムと自身を名乗ったそれはエクスシアから進化したと告げ、ゆかりは
『ユクゾ』
『ビュンッビュンビュンッビュンッ‼︎』
「って何だ、速っ、うおっ⁉︎」
ケルビムは空中に静止していたかと思えばウィルス完全適応者クラスの超スピードを空中で発揮し、更に右手に炎を纏わせジェイクと直線上に居たカルロス、あかりに襲い掛かるが3人はギリギリの所で回避して態勢を立て直した。
「このっ‼︎」
『無駄ダ』
ジェイク達に襲い掛かった直後にクリス、ビリーがアサルトライフル、ゆかりがサブマシンガンを乱射し当てようとしたが、ケルビムは超スピードを活かしてそれ等を回避し、今度はクリス達に襲い掛かり此れをクリス達もギリギリで避ける。
『ナラバコレハドウダ?』
「うわ、火炎弾を発射して来ましたよアイツ⁉︎」
「だが今止まってるから逆にチャンスだ‼︎」
ケルビムは再び超スピードで全員を翻弄した後、火炎弾を手から放ち狙われたジェイク達はこれを回避し、更にジェイクは止まっている今がチャンスだとして
そして数発叩き込み此れで効いてる……と思いきや、ケルビムは空中で静止したまままるでダメージを受けていない様な様子を見せた。
「何だと、俺の血から作った血清弾が効いてやがらねぇのかよ⁉︎」
『否、確カニ我ニソノ血清弾ハ効イテイル。
我ガ体内ノT-Genesisガ抑制サレ死滅シテ行クノヲ感ジル。
ダガ、単純ナ手数ガ足リナイノダ。
旧人類ヨ、死ニタクナクバ我ニソノ血清弾ヲ更ニ当テレバ良イ。
最モ、当テラレルナラバナ』
ジェイクは
そして何度も何度も超スピードによる接近攻撃や火炎弾による遠距離攻撃を仕掛けて来る。
「クソ、コイツは今までの奴と一味も二味も違う‼︎」
「クソが、カウンターで血清弾何発か打ち込んでるのにまだケロッとしてやがる‼︎
此れならまだレミエルの野朗の方が全然マシだったぜ‼︎」
クリスとジェイク、否、ケルビムと戦っている全員がカウンターで浴びせた
するとケルビムは一旦高速移動を止めて両手で炎をチャージする仕草を見せた。
「今だ、ありったけブチ込め‼︎」
「おりゃおりゃぁ、その行動は何か隙ありなんですよぉぉぉぉ‼︎」
クリス達は止まったケルビムに対して
『コレハドウダ、旧人類達ヨ』
するとケルビムはダメージを度外視にした空中に夥しい数の火炎弾を発射し、それらがクリス達に向かって一斉に落ちて来た。
「拙い避けろ‼︎」
「くぅぅ‼︎」
クリスやゆかり達はそれを必死に避け、また止まってるケルビムに何度も
すると全員は気付く、『ケルビムの心臓の鼓動が速くなっている』と。
それはケルビムももう後がなくなって来た証明であり、またクリス達の攻撃は確かに意味があったと光明を見出す物だった。
「お前達、奴の心臓の鼓動が速くなっている‼︎
後少しだ、踏ん張るぞ‼︎」
『了解‼︎』
クリスの号令に全員の目、足に力が戻り再び果敢に攻め続けた。
するとケルビムは再び火炎弾をチャージし、しかし今度はクリス達に向かって直接発射する。
彼等を確実に葬る為に。
『終ワリダ、旧人類共』
『終わるかぁ‼︎』
これをクリス、ビリー、カルロスは通常弾に変えて火炎弾を狙撃、これらを撃ち落として行き拮抗状態を作り出した。
その瞬間を狙っていたジェイク、ゆかり、あかりはそれぞれマグナム、アンチマテリアルライフル、ドラグノフに
『此れで終わりだ/です‼︎』
そして心臓部に向かってそれぞれの弾丸を放った。
それはケルビムの心臓部に着弾し心臓を破裂させケルビムは踠き苦しみ始めた。
『グウ……我ヲ退ケルカ……ダガ、オ前達デハ決シテラファエルトガブリエルニダケハ勝テヌ。
ソノ絶望ヲコレカラ味ワイ、地獄ヘト堕チルガイイ……‼︎』
『バシャッ‼︎』
そうして苦し紛れとも取れる発言を最後に口にしながら、ケルビムの上半身はエクスシア達同様吹き飛び絶命サインを出した。
これにより初の更なる新型B.O.W.戦をクリス達は制し、一息吐き始めた。
「ふう…全員無事か?」
「何とかな……たく、かなりの血清弾を使わされちまったぜ。
こりゃ一度撤退して補給しなきゃ拙いな……」
クリスの安否確認に全員が手を挙げ、更に使わされた
「そうだな、撤退するぞ。
HQ、此方アルファ1!
今し方エクスシアが更に進化したケルビムと言う新型B.O.W.に遭遇した!
戦闘記録をそちらに送るので他部隊に有効活用するよう……」
『バルバルバルバルバルバルバルバル‼︎』
「っ、ヘリの音だと⁉︎」
だがHQにケルビムの報告を入れ、撤退しようとした矢先にヘリが急接近しクリス達の前に着地する。
そしてコックピットの中からCLOWNの仮面を被った体付きががっしりした屈強な男が現れた。
一難去ってまた一難、クリス達は智天使の相手をした直後に七大天使も相手せざるを得なくなり、疲労を隠し切れぬままCLOWNの男に銃を構えるのだった。
一方その頃、レオン達からのデータを送信されたアメリカ軍空母船員とハニガンはそれらのデータ解析を進めている途中だった。
「……バカな……有り得ない……」
しかし、其処で艦長……『シルバ・ヴァレット』はCLOWNメンバーの一部の名前に見覚え、と言うより本当に自分が知る名前が3つも並び驚きを隠せずにいた。
そのメンバーとはウリエル、ラファエル、そしてゼラキエルの3人である。
何故彼がその3名の名を見て驚いたか、それは…。
「何故なんだマグナ准将、ヨナ、そしてフォン……‼︎」
それは、彼がウリエル、マグナの元部下にしてレティシア家からアメリカに嫁ぎ、其処でアメリカ軍人になり現在マグナの部下を経て大佐にまで上り詰めた、部下だった当時中尉だったヨナとフォンの叔父であったからである。
そうしてクリス達は消耗しながらもCLOWNのメンバーに立ちはだかり、何時でも戦闘になっても構えられる様に陣形を組み立てる。
するとCLOWNの男は仮面を外し、其処には右目に眼帯をし髭も生やした如何にも歴戦の戦士の風格を出した男が居た。
「ふっ、流石はBSAAのクリス・レッドフィールドにA.B.F.オメガ小隊の一員、そしてこの国の諜報員達だ、見事にケルビムをも倒したか」
「アンタは……アメリカ統合軍のマグナ・グラスホッパー大佐⁉︎」
「いや、ラクーンシティ事件後に准将になった後退役したから最終階級は准将だ、ビリー」
その男に反応したのは元アメリカ海兵隊のビリーとアメリカ空軍からS.T.A.R.S.に引き抜かれたクリスであり、マグナを何方も知っておりその印象は『義に生きる者』であり、とてもバイオテロに加担する人物とは思えなかった……ラクーン事件の端末を知るクリスや独白に彼を知るある2人やその後の彼を知る者以外は。
「何故なんだ、義に生きた軍人のアンタがこんな馬鹿げたバイオテロに⁉︎」
「…ビリー、グラスホッパー元准将はラクーンシティ事件後に退役されたと言っただろう?
恐らく彼がバイオテロに加担した根底にあるのは…ラクーンシティ事件だ」
「流石はアンブレラを憎み、単独でもその捜査を行なっていた男でもあるな……良いだろう、お前達にも俺の過去を教えてやろう。
何故歯車として生きた俺がその歯車の基盤たる世界自体を壊そうとしているか」
ビリーはマグナがバイオテロに加担する理由が分からなかったが、ラクーンシティ事件やアンブレラの捜査をしていたクリスは予想出来た為その発端となったのがラクーンシティ事件だとし、マグナもその頭の回転力と想像性に感心し独白を始めた。
「…そう,全ては1998年の9月24日から10月1日だ。
ラクーンシティでTウィルスによるバイオハザードが発生して…其処で俺の家族は全て死んだ」
「矢張り…」
「しかし、それだと寧ろバイオテロやアンブレラを憎む側になる筈では?
軍退役後に独自のPMCを作り上げ、アンブレラを攻撃したりバイオハザード事故やバイオテロから民間人や現場にいた兵の救助をし、B.O.W.やそれを利用した者を殺していた貴方なら」
マグナはラクーンシティ事件で家族を失ったと話し、クリスは想像通りだと思いアンブレラの影がまたチラつく事に苛立ちを覚えていた。
しかしその後ゆかりは何故其処からCLOWNになったか結び付かず、軍退役後の経歴であるPMC設立等を冷静に話す。
するとマグナは遠い目で空を見ていた。
「…そう、俺は退役後にはPMC設立をし、国や政治家の思惑に縛られない軍隊を作り上げた。
全てはラクーンシティ事件で、その真実を知っていて祖国や他の国々に失望したからだ。
可笑しいと思わなかったか?
アンブレラが生物兵器やウィルスを開発したとして、その買い取り手が居なければ資金など回って来る筈が無い……後は俺の言いたい事は分かるな、諸君?」
「…アメリカもどこの国もB.O.W.をこぞって欲しがって売値を付けてやがった、そうなんだろアメリカ統合軍元准将様」
するとマグナは祖国アメリカにすら失望して国やそれぞれの思想、政治に縛られない軍隊を作り上げたと話し、更にはアンブレラが何処にB.O.W.を売り付けたかも話すと今度はジェイクがアメリカも含めたあらゆる国が売値を付けたと想像し口にするとマグナは葉巻を取り出しそれを吸い始めた。
「…そうだ、ジェイク・ミューラー、アルバート・ウェスカーの子よ。
俺はアメリカ統合軍大佐だった為アンブレラの起こしたバイオハザード事故やB.O.W.の真相を誰よりも深く知ってしまった。
だから国は俺に准将と言う飾りの階級を付けた後退役させ監視下に置いたんだ。
まぁ、あの程度の監視など俺から言わせて貰えばザル過ぎてダンボールに隠れただけでも隠れ切れる、そんな馬鹿馬鹿しい監視だったよ」
「そしてゆかりさんの言う通り国に縛られないPMCを設立してアンブレラと戦ったのですよね貴方なりに。
でもアンブレラが消えてもアメリカが貴方を裏切った事実は消えず、B.O.W.も闇市場まで流れてしまいバイオテロが喉元まで迫ってしまった…」
マグナの国家に縛られぬ軍隊を作り上げた理由がアメリカの裏切りと知り愕然とする者や嫌な想像通りだと思う者に分かれる中でマグナの独白にあかりのアンブレラ倒産後の世界情勢が話され、更にマグナは話を進めた。
「ああ,そしてアメリカは2度も俺を裏切った。
テラグリジア・パニック…FBCの長官『モルガン・ランズディール』とテロ組織『ヴェルトロ』による自作自演の大規模バイオテロ……これを知った時、俺は真に失望し切ったよ!
最早アメリカも、何処の国も己が思想でバイオテロを利用し人々を殺す!
…そう考えると、戦うのが徐々に虚しくなり始めた。
其処に奴が現れた…2008年の10月にガブリエル…CLOWNのリーダーが俺の下に」
マグナはテラグリジアの一件で更に国に失望し、B.O.W.をくだらない理由で利用し権力増加を図る輩が世界中に蔓延っていた事に虚しくなりながら生きてきたと胸中を明かした。
そして2008年10月にCLOWNのリーダーガブリエル…クリス達はまだ情報共有出来ていない為知らないが琴葉紅と出会った事を聞く。
「奴は俺に言ったよ、こんな世界に虚しさを感じるなら人類を進化させ、もう誰も悲しまない世界を作らないかと?
無論初めは断ったさ、バイオテロが憎い俺がバイオテロを起こすなどあってはならないと」
「なら何故今CLOWNのメンバーになっている‼︎」
マグナの独白にクリスは
態勢に入る。
するとマグナは虚しさに満ちた笑みを浮かべクリス達を見やる。
「確かに断っていた……だが、そのバイオテロや発端のアンブレラを野放しにし、奴等の作ったウィルスにB.O.W.に売値を付け、ラクーン事件で蜥蜴の尻尾切りを行ったのは誰か?
テラグリジア・パニックを起こしたり、ハーバードヴィル空港のバイオテロを起こした者は誰か……それらを問答し、心の空虚を突かれた俺の想いは傾いてしまったよ、奴が言う通り人類の進化でしか世界を変えられず、また無意味に死んで行った者達の魂に真の
クリスやらゆかり達は彼の慟哭とも言うべきその独白を黙って聞く事しか出来ず、しかしそれでも全てを納得する訳には行かず銃を構えたまま彼を見つめていた。
「其処からはPMCを廃業し、部下達を元の国に帰した後はお前達の知った通りだ。
そして俺はこのバイオテロこそが最後の事件にして人類進化の幕開けとする、その理念の下にこの場所に立っている‼︎」
そしてマグナは更なる独白を行い、ガブリエルとの問答でそちら側に完全に傾き、そして独自の信念の下に立っていると叫び葉巻を捨て去り独自の格闘技術の構えを取り始めた。
「マグナ大佐…もう何を話しても無駄なのか…‼︎」
「此れ以上の問答は無用だコーエン少尉‼︎
もしも語り合いたいならば戦士として歯車と成り切り、戦いの中で俺の口から言の葉を吐き出させろ‼︎」
「…望む所だ!
バイオテロを憎んだアンタがバイオテロに加担した、その矛盾を、俺達が正してやる…‼︎」
ビリーは此れ以上話しても無駄かと敢えて問い、マグナは彼やクリス達の知るマグナの思想である戦士と言う歯車として戦場で言の葉を吐き出させろと叫び、クリスは此れに対して同じ土俵に立ち入り、バイオテロを憎んだ者がバイオテロに加担した矛盾を正すとして銃を構え、遂にCLOWNのNo.IIIとの戦闘態勢に入るクリス達。
そしてマグナを悲壮的な瞳で見るのはクリス達だけでは無かった。
それは日本国諜報員のゆかりとあかり、2人もまたマグナに独自の思いを抱いていたのだった…。
此処までの閲覧ありがとうございました。
今話で登場したB.O.W.ケルビムはネフィリム、エクスシアが辿る最終進化形態でプラーガの支配種遺伝子を覚醒させたT-Genesis産B.O.W.の最高傑作です(後此れ以上の進化はありません)。
その為エクスシア達を操る力も持ち、エクスシアが20万居るならその内40体の割合で最終進化を遂げます。
またライナスが炎を操っていたのウィルス完全適応者だけどケルビムとほぼ変わらない為です(尚異常な耐久力やら遊び心が無い為彼と力関係が逆転し兼ねない始末、哀れレミエル)
見た目はHODシリーズのマジシャン閣下をパk……モデルにして翅を生やし、タイラントみたく心臓部が露出した姿です。
そしてウリエル、マグナのイメージ姿は某スネークな方です。
追記:ちょっと修正を入れたのと最後の挨拶を忘れてました。
次回もよろしくお願い致します。