BIOHAZARD【V+α】   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、アンケートを1日早く締切り急いで書き上げました。
自分の中では茶番8割かな〜と思いつつそれぞれのお話…素性やら決意を入れられたら良いなと思いつつ書き上げました。
それからお気に入り人数が20人を突破しました、本当に見て下さり皆様ありがとうございます。
では、幕間回へどうぞ。


EP XXV.V『幕間:それぞれのお話』

葵達は女子会を開く為にずん子達がいるテントに向かい、其処にはずん子、イタコ、更にきりたんが起きており、イア達は寝ている所だった。

 

「あ、東北三姉妹が起きてはる、これなら女子会開けるな」

 

「あ、茜ちゃんに葵ちゃん、ゆかりちゃんにあかりちゃんにマキちゃんおかえりなさい!

…でも何でスパイなセイカさんが此処に?」

 

「あー、それは女子会で説明したいから外に出て貰って大丈夫ですか?」

 

ずん子は何故皆の前から去ったセイカがまた居るのか気になり問い掛けると、葵が女子会で説明したいと言い3人にテント外の座るスペースに来る様に伝える。

対する三姉妹は互いを一度見てから葵の問いに応える。

 

「分かりました、では葵さん達に付いて行きます。

悪そうなお姉さん2人がいたら女子会もままならないですし」

 

「あらこの子、見た目の割にに毒舌で見る目はあるわね。

ふふ、将来が楽しみね」

 

きりたんの物おじしない態度にエイダは将来が楽しみだと感じ、もっと言えばこちら側の才能があるのではとも感じ不敵に笑っていた。

そして全員が外に出ようとして最後尾から最前列になったシェリーが外に出た所で1人の女性にぶつかってしまう。

 

「きゃっ、ご、ごめんなさい……ってクレア⁉︎」

 

「いったぁ〜…ふう、久しぶりねシェリー。

後エイダ・ウォン、産業スパイの貴女が何故この駐屯地に居るの!

また悪巧みしているの!?」

 

「あらら、怖い怖いクリス・レッドフィールドの妹さんが居らしてたのね。

別に悪巧みはしてないわ、今回はね」

 

その女性はクレア・レッドフィールド、シェリーの命の恩人にして彼女もまたエイダをラクーンシティで知り、そして地獄の街をレオンと共に生還しその後も何度もバイオテロから生き延びている強い女性であった。

 

「えっ、クリスさんの妹さん⁉︎

……確かに押しの強さが似ているかもですね……あの、今から女子会を開くんですが、貴女もシェリーさんやエイダさんの知り合いなら参加して貰っても大丈夫でしょうか?

悪いお姉さん2人を監視する目は多くあった方が良いですし」

 

「ああ〜ん、葵ちゃん酷い〜!」

 

「女子会?

………なら其処でエイダ、貴女の今の目的を洗いざらい吐いて貰うわよ!」

 

葵はクレアがクリスの妹でシェリーの知り合いと知り、セイカやエイダが何かしない様に監視してほしいと頼み、セイカは葵にウザ絡みをし、エイダは手を竦めながらやれやれと言った態度を取り、そしてクレアの女子会参加も決まり自販機(ビールのもある)がある広場に全員で行くのだった。

 

 

 

 

 

 

それから20分後、葵達とクレアは自分達の名を、茜やマキ、ゆかりとあかり、更にセイカは所属を(セイカに関してはアルバート・ウェスカーの娘と堂々と父親を誹りながら)話し、クレアはこれまた奇妙な面子が揃っていると理解していた。

 

「成る程ね、イタコ達三姉妹やアオイ、後ユカリ達日本国エージェントやマキのBSAA隊員は良いとしてアカネがアオイの双子でA.B.F.のオメガ1、そしてセイカはあのウェスカーの娘って……この国の状況は混沌を極めているわね、まるでラクーンシティだわ」

 

「せやな。

まぁウチらもバイオテロやB.O.W.根絶の理念は一緒やし、NGOのテラセイブメンバーが居ったらそっちの避難も優先しとったしまぁセイカやエイダさんよりかまだマシやろ」

 

「その代わりBSAAには絨毯爆撃でB.O.W.毎吹き飛ばしてたのは忘れないからな茜」

 

クレアはこの国がラクーンシティの様な混沌を極めた状況下にあると理解し、更に茜とマキがやや険悪なムードを醸し出してるが全然衝突する気配が無い所を見ると相当この地獄を共に生き抜いたのだと理解し、まるでレオンと自分達みたいだと感じていた。

 

「あの〜、それで女子会を開いた理由って何でしょうか?

多分葵ちゃんやゆかりちゃん達が関わるのかなって感じますが。

葵ちゃんは真実を知る為に戦いに行ってて、ゆかりさん達は目尻に涙の痕がありますし…」

 

「あ、ずん子さんは分かるんか。

せやで、この女子会は葵やゆかりさん達のケア目的も兼ねとる今までのウチらのおさらいなんや。

ずん子さん達には聞いてもろた方が良いから呼んだんやで。

さてマダオ、はよウチらの飲みもんとアンタのビールを買ってくるさかい」

 

「あれ、私の扱い酷くない?」

 

するとずん子は女子会を開いた理由を葵やゆかり達を見て尋ねると、茜はその観察力に感心しその通りだと言い、セイカに飲み物を買って来る様に命じ、そのセイカはとぼとぼと歩いて行った。

クレアやずん子達はこれから何が話されるか、雰囲気的に深刻なものだと感じながら耳を傾けた。

 

 

 

 

 

そうして来たばかりのクレアに此れまであった事、それぞれの目的、そしてずん子達にそれぞれがあの後何があったのかを話した。

ゆかり達の養父との永遠の別れ、葵達の出生の秘密、T-Genesisを作った父が生きていた事等全てを話した。

これを聞きずん子とイタコは悲しい表情になり、クレアも驚きを隠せないと言った感じであった。

 

「…そう、貴女達の父がT-Genesisを。

そしてユカリ達の養父はCLOWNの1人として最後まで考えを曲げずに生きてしまい撃ってしまった。

更にアオイ、貴女達は普通とは違う生まれ方をして、生き方を強要され掛かったのね…」

 

「まさか、ゆかりさん達のお義父様が伝説の兵士にしてミリタリーマニアの間では超伝説のPMC『S.W.B.』の創設者マグナ・グラスホッパー元アメリカ統合軍准将だとは思いませんでした。

そして葵さんや茜さんは敵が作った七大天使計画(プロジェクト・アークエンジェル)の基となる実験台として生み出され見た目通りの年齢じゃないですか……後半現実離れ過ぎますが、事実なんですね」

 

クレアと三姉妹の中できりたんは冷静に話を聞き、その中でマグナと彼のPMCが伝説的な存在と言い、そして葵達を見ながら現実離れ過ぎる事実を紡ぎ、3人は頷く。

これに対しずん子やイタコはどう返せば良いか分からず、クレアは長年の経験から話すべき事を考え3人に話し始めた(なおセイカはビール缶を現在4缶目を開けている)。

 

「…先ずユカリとアカリ、貴女達の決断は恐らく間違っていないわ。

ずっと空虚に囚われて、それでも踠いていたマグナを解放してあげたのよ、間違いなく。

だから死んだマグナは間違い無く貴女達に感謝しているし、誇りに思っている筈よ」

 

「…ふふ、実際会った事無いのにそれが言えますか。

まぁ、あのお義父さんの事ですからクレアさんの言う通りですよ……流石クリスの妹さん、年季が違いますね」

 

クレアはマグナの聞いた人柄から彼はゆかり達に解放…つまり救われた事を口にし、ゆかりとあかりは会ってない人間に此処まで人物像を当てられる事に年季、バイオテロに関わって来た歳月が自分達より多いとし、クリスの妹と言う肩書きは嘘偽りないと感心していた。

 

「そしてアオイ、アカネ。

貴女達も親に翻弄されているけれど、それでも貴女達は貴女達、その答えに辿り着けた事は何より重要よ。

それはこれからの人生でも大切な経験になるわ、絶対に」

 

「クレア…」

 

「(……ああ、シェリーさんが親は親、自分は自分って事を強く思えたのは多分この人の影響が強いのかも知れない。

クレア・レッドフィールドさん……本当に強い人だなぁ…)」

 

更に琴葉姉妹、特に葵が出している答えについてそれに辿り着いた事を称賛し、それが経験となり此れからも役立つと力強く答える。

それには葵もクリスの妹だとはっきり分かり、安心した笑みを浮かべていた。

 

「…そう、ですよね。

葵ちゃんは葵ちゃん、例え生まれ方がちょっとだけ違っても私達の友人に変わりないですね!」

 

「ええ、そしてずんちゃんやきりちゃんのお友達なら私も大歓迎ですわ。

だから葵ちゃん、ずんちゃん達みたいな友達を大切にしてあげて下さいね」

 

「流石ずん姉様やタコ姉様、私が指摘しなくてもこの答えに辿り着きましたか。

なら私からは言う事は無いです。

強いて言えばゆかりさん達ですね。

もしもヤケ酒をしたくなったら付き合ってくれますよ、ずん姉様やタコ姉様、後年齢が来たら葵さんに茜さん、マキさんもですよ」

 

そして東北三姉妹もまた葵達を本当の意味で受け入れ、更にきりたんがゆかり達のケアもし、ヤケ酒を起こしたくなれば年齢的に自分以外が付き合うと言って周りを苦笑させる。

 

「あらあら、そのヤケ酒にはセイカお姉さん達を是非とも〜」

 

「ダメです、危険人物を側に置きたく無いです」

 

「ゆかりん達は私達が守るからね‼︎」

 

「ふふふ、すっかり警戒されてるわねセイカ」

 

そのヤケ酒に乗ろうとしたセイカは(エイダを巻き込んで)お誘いを断られ、本人がこの場でヤケ酒を起こす場面となりビール缶が一気に減り、セイカはビール缶を更に買う為に全速力で自販機に向かって行った。

それもウィルス完全適応者の超スピードで。

 

「ウィルスの力をそない下らん事に使うとは流石セイカやで、マジなマダオやろアレ」

 

「ふふ、だから私も弄り甲斐があるのだけれどね。

……そう言えば、お姉さんからの余計なお節介を2つ貴女達全員に良いかしら?」

 

そんなセイカに呆れる茜と苦笑する葵姉妹、そしてそれぞれが微妙な反応を見せる中エイダが突然何か2つを葵達全員に取り上げ、全員エイダの方に警戒や疑問等の感情を込めて見た。

 

「先ず第1に、こんなバイオテロの真相を深く知ってしまった貴女達、特に民間人のアオイやズンコ達は如何するのかしら?

下手したら日本政府に飼い殺しにされるかもよ?

ユカリ達みたいなバックボーンが無いと尚更ね」

 

「貴女みたいな人間が他人を心配するなんて珍しいわねエイダ」

 

「この子達はセイカのお気に入りなのよ。

だから下手な事があれば彼女暴れに来るかも知れないから少し聞いてあげてるのよ」

 

エイダが民間人の葵、イタコ、ずん子、きりたんはこの先如何するを問い、クレアは珍しがるがエイダの中でセイカが気に入った子達の未来が勝手な理屈で潰されるのは面白く無い上にセイカの暴走を招く為如何するかと聞いたらしい。

するときりたんが不意に笑みを浮かべ茜を見ていた。

 

「な、何やきりたん?」

 

「茜さん、私をA.B.F.のハッカー担当で雇いませんか?

自慢じゃ無いですが私、ペンタゴンレベルの防衛プログラム程度なら安物パソコンで足を付かせず突破出来る腕があると自負してますよ?」

 

『き、きりちゃーん⁉︎』

 

何ときりたんはA.B.F.に入隊(但しハッカー担当として)を希望し、此れを聞いた茜は目をパチクリし、他の面々、特に東北姉妹は取り乱しておりきりたんの言葉を飲み込めずにいた。

 

「……基本ウチらは来る者、去る者拒まず何やけど…それはバイオテロやらB.O.W.とバックアップ担当やけど戦うって意味をしてるで?

その意味は、分かるんか?」

 

「ええ。

バイオテロ犯の処断、つまり命を奪い事や幾らバックアップでも死ぬ時は死ぬ、そんな世界に足を踏み入れる事になりますが、此れには幾つか訳がありますが、大きく取り上げるなら3つあります」

 

茜は普段の様子と全く違う威圧的な態度を取りきりたんに問うとその理由が3つあると話し、茜は何なのか聞きたい為にきりたんに話すジェスチャーを行った。

 

「では先ず1つ、私達は葵さん達ばかりに戦いを押し付けてしまいました。

例え葵さんが望んだ事でもこのツケを払わなければなりません。

2つ、このバイオテロ事件の日々更新される犠牲者名簿をハッキングして見てたら、矢張りと言うべきか私達の先生やクラスメイトも犠牲者、或いは行方不明者に入ってしまいました。

柄では無いですが、皆さんの無念を晴らしてやりたいと感じています。

そして3つ目は……他2つと比べて餓鬼の意地何ですが、守られっぱなしは趣味じゃ無いんですよ、私やずん姉様達は」

 

きりたんは冷静に、しかし既に決意した者の目をしながらその理由を3つ上げた。

葵達へのツケ、クラスメイトや教師達の無念、そして最後は……とんでも無く下らない、子供の意見とも言うべき物だった。

それを聞いた茜は更に目をパチクリさせ……彼女を大笑いさせた。

 

「ぷっ、あっはっはっはっはっは‼︎

何や最後のそれメッチャ下らなくて人間らしいやん‼︎

良いで、ウチが大隊長にこの事件終わったらスカウトしたい人が居るんって言っとくわ‼︎」

 

「えっ、ええ茜ちゃん⁉︎

な、なら私だって行きますよ‼︎

ナビゲーション位なら私上手ですし、いざって時はこの弓が唸りますから‼

後おやつにずんだ餅のラインナップだって増やせますよ‼︎︎」

 

「き、きりちゃんが行くなら私だって行きますわよ‼︎

衛生兵の有無は戦場に於ける継続戦闘に関わりますから、私がその衛生兵をやれますわ‼︎」

 

茜の大笑いしながらのスカウトOKにずん子達も大慌てで自身をアピールし、きりたんは押さえられ無いと悟ってる姉妹は必死にきりたんに付いて行こうとして辺りはてんやわんやになってしまう。

此れには見ていた葵達も苦笑いしか出来ずにいた。

 

「ふふ、キラーパスしてしまったわね。

それでアオイ、貴女は如何したいのかしら?」

 

「それは……此れから考えたいです。

証人保護プログラムで守られてるとは言え、お母さんの事も考えて身の振りを決めなきゃって思いますし……それに、今はちょっと別の事……白龍さんから託された事について考えたいので」

 

エイダはこれを見て不敵に笑い、次に葵に同じ質問を繰り返すが葵は此れを曖昧な答えを出し、それよりも頭にこびり付いた白龍の託したラファエル、ヨナ・レティシアの心を救うとは何をすれば良いか考えたいと答える。

するとエイダは興味深く葵を見て話を続けた。

 

「あら、丁度聞こうと思っていた事が来たわね。

アカネ、そして反対意見を出さなかったアオイやマキに聞きたいわ。

貴女達は敵の心を救うとは何なのか考えているのかしら?」

 

エイダは2つ目の質問に白龍の遺した言葉を如何するか葵のみならずマキや白龍に手を下し直接受け取った茜にも投げ掛け、シェリーやビールを追加で買って来たセイカもそれは気になり3人を見ていた。

 

「んん〜、茜や葵が完全に乗り気だし、その上でレティシア家の尋問状況を聞いたり色んな情報を纏めとくとヨナって子は多分自分で道選びが出来ない一家の道具であり未来みたいな扱いを受けてたんじゃ無いかな?」

 

「マキさん良いとこ目ぇ付けとるなぁ。

ウチはそれに加えて兄貴の所為でその道を選ばざるを得なかったって事は、その兄貴が勝手にそのヨナさんを巻き添えにして今の称号やら何やらがあったに違いあらへんと考えとる」

 

「マキさん、お姉ちゃん……うん、だからヨナさんの心は憎しみで満ちてる筈なんだ。

白龍さんやマグナさんは大人だけどヨナさんは私達と同い年程度……だから、私達はヨナさんに教えなきゃいけないんだ、世界はまだまだ知らない事だらけ、滅んだら知る事も知られないんだって。

それにーー」

 

マキ、茜、葵の順で白龍の情報やレティシア家の尋問状況、紅の日記内容から彼女は道を選べず今まで生きて来てしまい、其処から憎悪で塗り固められてしまい更に兄フォン・レティシアの所為でCLOWNに入り今の力やラファエルは称号を得たと推察し、葵達はヨナを救う気でいる事を何ら抵抗心無くやろうとしていると周りに見せた。

更に葵にそれにと付け加え皆葵を見る。

 

「ヨナさんは私やお姉ちゃん鏡合わせなんだよ。

私達は実験体で無理矢理その道を選ばされたけど、後から別々の道を選び、選ばせて貰えた機会があったけどヨナさんには無かった。

だから何が何でも助けなきゃいけないんだ、私達の手で……絶対!」

 

葵はヨナが自分達姉妹の鏡合わせと呼称し、初めは短かったが道を強制され、その後別の道を選ぶ機会があった自分達と初めから最後まで選べなかったヨナ。

確かに対比にはなるとエイダは考え、茜や葵が入れ込むのは無理なく、更にマキは父の血縁者に振り回された経験から益々このヨナの心を救う理由があると思い、面白い目で見ていた。

 

「仕方無いですね、マキさん達がやりたいなら私達も手伝いますよ」

 

「ヨナさんを救う時が来ましたら全力で援護します!」

 

「ゆかりん、あかりちゃん…!」

 

其処にゆかり達も同意し、彼女達自身何処までヨナの心に踏み込めるか分からないが3人の為に手伝うと言いマキや葵達はありがたいと感じ、葵達4人が円陣を組み右手を中心で添い合うと其処に茜が加わり全員で見合いながら葵がタイミング合わせに声を出す。

 

「ヨナさんの事を救う為に、ファイト〜…」

 

『おお〜‼︎』

 

「……なら大人は見守らなきゃ、ね」

 

5人は一致団結してヨナを救うと決め、シェリーはその結果が如何なろうと見守る事を決めながら笑みを浮かべて見て、5人に反対する者はこの中には居なかった。

 

「よーしそれじゃあ明日の気合入れの為に飲みまくって駄弁りまくるわよ〜‼︎」

 

「うわセイカさん、急に抱きついて来ないでってお酒臭っ⁉︎

一体何本缶を空けたんですか⁉︎」

 

「丁度25本ね。

気を付けなさいよ、その子そんな風に絡むと未成年にも容赦無く飲ませようとして来るから。

あ、私は面倒だから見てるだけにするわ」

 

『ちょぉぉぉっ⁉︎』

 

其処に急にセイカが交わり、5人は余りの酒臭さに鼻を摘むとエイダが25缶空けた事を告げた。

更に余計な絡み酒に巻き込まれない様に離れて見ると宣言し葵達は助け舟がいきなり沈んだ事に驚き、クレアやシェリー、イタコ達が5人を絡み酒から救うべくセイカを引き剥がそうとした。

そして其処からは本当に女性陣の駄弁り会になり、これがAM:3:00まで続くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方男の飲み会に於いて、巻き込まれたB.Y.は周りを見るとデルタチームの男達まで飲み会でドンチャンしており彼の頭を抱えさせた。

 

「お前らなぁ……明日は起きるのは早いんだからな‼︎

2日酔いになっても知らないからな俺は‼︎」

 

「まぁまぁデルタの隊長坊やも気にすんなって。

あの飲み方は呑まれない程度の飲み方さ、明日には支障はないさ」

 

「それに、仮にもBSAA隊員なんだからその辺り弁えてる筈だぜ」

 

B.Y.は部下達のネジ外れに呆れ喝を飛ばすが、カルロスとジェイクがそれを宥めながら7人で座れる場所を確保し、其処で酒(B.Y.はグレープスカッシュ)を回し合いそれぞれの目の前に用意したグラスに飲み物を入れた。

「さて…と」

 

すると『アルファ』も常に付けていたガスマスクを外し、その素顔たる40代後半の姿を皆に見せた。

クリスやレオン、ジェイクやB.Y.はその素顔を見た事が無かった為イメージ像にあった『任務への冷徹さと何処か情がある人間性が遺伝子の様に絡まった』が崩れ、何処にでも居そうな40代後半男性の『アルファ』に驚いていた。

 

「あ、そうか。

旦那達は素顔を知らなかったんだっけな?

此方が我等が大隊長『アルファ』になるぜ」

 

「初めで素顔を晒せば良かったんだが、任務地では絶対にマスクを外さず任務を熟す癖が大隊長にはあって、任務終了かこう言った中間休憩時にしか素顔を晒さないんだ」

 

カルロス、ビリーは『アルファ』の素顔を知っており、更に任務ではガスマスクを外さない癖があると説明し、驚いてる4人にニヤけながら話を進めた

 

「お喋りはグラスに汲んだ物を飲み始めてからだ、カルロス、ビリー。

さて……明日はいよいよ決戦になるであろう。

それに臨める様に英気を養い、そして勝つ為に飲み交わそう。

では、乾杯」

 

『乾杯』

 

青年含めた男7人は『アルファ』の号令を合図に乾杯をし、それぞれの酒とスカッシュの入ったグラスを鳴らし合い口に含んだ。

 

「ふぅ…『アルファ』のイメージと素顔が合致しないのは意外だったが、それでも声を聞けばやっぱりイメージ像通りだと思ったな」

 

「レオン達も同じか〜。

そう言えば『アルファ』大隊長の事を俺達余り知らないよな?」

 

「確かにな…最初の酒の肴は『アルファ』の素性話か?」

 

「おっと、それなら俺達はデルタチームの隊長坊やの事を肴にするが良いか?」

 

7人は一杯目を口にし、クリス達は『アルファ』の事を余り知らない為それを肴に酒を進めようとしたが、逆にカルロスもこの中でB.Y.の素性が余り明らかになってない為対価に肴にすると言い放ちB.Y.は巻き込まれたと感じながら再びスカッシュを口にした。

 

「…ふむ、俺の素性か……余り聞いても良い物では無いが聞きたいなら聞かせてやろう、原罪たる俺の過去を」

 

「原罪?」

 

すると『アルファ』は自らの過去を原罪と口にしながら明かす事を良しとし、クリスやレオンは自分の過去を聞き恐らくは気分を悪くするのを承知で口にし始めた。

 

「俺は嘗てアンブレラの特殊部隊U.S.Sのアルファチームの隊員『HUNK(ハンク)』と呼ばれ、あのラクーンシティで部下が放った弾丸がバイオハザードの引き鉄となり、俺自身はGウィルスサンプルを回収しアンブレラ社に届けた……つまり、俺がラクーンシティの崩壊に関与しているのとGウィルスが未だ存在する原因の1つを作ったと言う訳だ」

 

『アンブレラの⁉︎』

 

「…で、そんな人が何でA.B.F.なんて立ち上げたの?」

 

「確かに、アンブレラの特殊部隊に入ってたなら反バイオテロに繋がる要素が見当たらないんだが?」

 

クリスやレオンは『アルファ』の過去…HUNK(ハンク)と呼ばれ、あのラクーンシティの悲劇の引き鉄に関わり、更にGウィルスサンプルを回収して今回のT-Genesisが生み出される切っ掛けを作った事に驚き、逆にB.Y.はそれらの事は資料でしか知らない為ジェイク共々A.B.F.の立ち上げを何故やったかを問い質した。

 

「…俺はアンブレラ崩壊を見届けた後、死地を求めて彷徨っていた。

例え任務だったとしてもラクーンシティ崩壊に関わり、そしてB.O.W.が闇市場に流れ戦場でそれが使われる事になるきっかけを生み出したのだからな。

許される筈が無い罪を俺は持った」

 

『………』

 

「ならば俺の出来る事は1つ、B.O.W.との戦いに己が運命を置きその戦場の中の運命を自らの手で切り開こうとした。

その過程でカルロスやビリーと合流し、更に当時はセキュリティの甘かったEdenII(エデンツー)のデータバンクに侵入しアカネの存在を知り彼女の身を確保し彼女の目的を問い質したのだ。

ウィルスの力で生き返ったクレナイとT-Genesis抹殺、その次いでに全B.O.W.の消去を。

そうしてその場に集まった者が今のA.B.F.創立メンバーとなり、B.O.W.との戦闘を激化させたのだ」

 

『アルファ』は淡々と自らの罪と向き合った結果、アンブレラが遺したB.O.W.と戦い自らの運命を戦場に置く事としたのだ。

クリス達は此れを聞きもしも『アルファ』が罪から逃れる為に戦っているなら許さないと思ったが、結局『アルファ』は罪から逃げず戦っていた事で矛を収める形になった。

更にB.Y.は茜の素性や目的を知りつつA.B.F.を立ち上げ保護した事は英断だったと感じ、それが無ければアジトの絞り込みが遅れ世界はT-Genesisの支配する地獄になっただろうと思っていた。

 

「此れが俺の過去であり原罪だ。

クリス、レオン、お前達には俺を糾弾する権利がある。

今この場で何とでも言って構わない」

 

「…いや、罪から逃げず戦っているアンタに何か言う気はないさ。

それに任務でウィリアム・バーキンを襲撃したんだろ?

なら結局アンブレラが自分から招いたのがあの地獄さ、例えアンタやアンタの部下が関わらなくてもラクーンシティは地獄になる事は変わらなかったと俺は思う」

 

「そして、逃げずに戦う道を選んだのならそれ以上は何も言わない。

もうあのアンブレラは無くなったんだからな…」

 

『アルファ』はクリスやレオンに自らを糾弾しても良いと言うがクリス達は逃げなかった『アルファ』を責めず、またラクーンシティはああなる事は『アルファ』が行かずともほぼ決まって居たのと旧アンブレラは無くなった事からそれらを糾弾する気は無かった。

寧ろ話した上で戦ってくれる『アルファ』には許しはしないが共に戦おうと言う複雑だが敵対はしない感情を抱き、再び酒を口にした。

 

「さて、大隊長が告白したんだデルタの隊長坊やの事も聞かせてくれないか?」

 

「うわ、今の流れなら忘れてると思ったのに……しょうがないな。

多分聞いてもつまらないから期待はしないで欲しいよ」

 

其処にカルロスがB.Y.の話の事忘れず聞いて来た為本人はつまらないと前置きをしつつ口を開き始めた。

 

「俺が何でBSAAに入ったかと言うと、この世界の裏側……生物兵器やウィルスが世界に毒を振り撒いてる事をある財閥の会長…親代わりの人に初めは興味本位で聞いたら色々知らされて、その中にはラクーンシティ事件にシーナ島事件やテラグリジア・パニック、キジュジュ自治区事件とかの資料を見せられたんだ」

 

B.Y.は初めは興味本位から世界の裏側を知りたがってしまい、其処で親代わりの人から様々な事件の資料を手渡され、見せられた事

を話しながら思い出して行き、そしてグラスを持った手にも力が入り始めながら更に思い出して行く。

 

「そして俺は思ったんだ、こんな物は世界に在ってはならない、速やかに抹消すべき物だと。

それを言ったらその人がB.Y.の名を与えて良いとこの子って事を消しつつ紹介状を書いてくれた。

そしてマキがBSAAに入隊訓練を受けに行った日と同じ日に鉢合わせてマキみたく紹介状があっても追い返されそうになったからマキを追い返そうとして投げ飛ばされた人と同じ人を俺も投げ飛ばして無理矢理入隊訓練を受けた訳さ」

 

そしてその場に居た男6人は始まりは興味本位でも其処から在ってはならない物と断じたB.O.W.と戦う道を選んだ事に成る程と感じつつ更に話を聞く為に隣にいたジェイクがグレープスカッシュをグラスに注いでやり、B.Y.もジェイクやクリスやレオン達に酒を注いでいた。

 

「で、初任務となった蘭祥(ランシャン)で俺は本当の、資料越しじゃない目の前にある地獄をマキと一緒に見たんだ。

その時俺達は思ったよ、この場から生き延びてこの地獄を生み出すモノと戦ってやる、絶対にバイオテロやB.O.W.を許すなってな。

そうしてクリスやレオン達、後居合わせたジェイク達の力を借りつつ一緒にあの事件を生き延びて、同じ初任務で生き延びた者同士でデルタチームを結成すると極東支部から言い渡されて、で俺とマキは隊長副隊長になってニューヨークでのバイオテロ鎮圧にも参加って訳さ」

 

そしてレオン達はあの中国のバイオテロに参加し本当の地獄を見たB.Y.の吐露に共感を示し、また彼やマキは必死になり生き延びたのだとも感じながら今ではすっかりエリート隊員になった事にクリス達はこれも因果かと思いつつB.Y.やマキに今この任務で共に戦っている事に感謝していた。

 

「…そう言えばクリス、アンタマグナ・グラスホッパーに言われた事があるんだろ?

確かもしもBSAAが腐っていざと言う時は組織じゃなく自身の信念で行動しろって。

アレについて如何思ってるの?」

 

「マグナの遺言か……確かに俺は一理あると思ったよ。

ラクーン市警は署長がアンブレラと癒着してマトモな捜査が出来ずにいたからな……もしそんな事が本当に有れば、俺はBSAAを抜けてでもバイオテロやB.O.W.と戦うだろうな」

 

するとB.Y.はマグナの遺言についてクリスに問い質すと、クリスもラクーンシティ事件で警察がアンブレラと癒着して捜査が難航所か出来ずにいた事を思い出し、もしもBSAAが同じ様に腐り始めたら幾ら自身が創立メンバーであったとしても組織から抜け、自分の意志で戦うと応えた。

此れにはB.Y.もBSAA隊員として他人事では無い為そうなった場合の正義の在りかや自分なら如何するかを考え出しながらスカッシュを飲み干した。

 

「……さて、お堅い話は此処までにして先ずクリスの旦那に聞きたいんだが良いか?」

 

「俺にか?」

 

するとカルロスが堅い話を切り上げてクリスに聞きたい事があると言い、ビリーもあーっと言った表情を浮かべカルロスと同じ思考になる。

此れを見たB.Y.やレオン、ジェイクは嫌な予感がしつつ耳を傾けた。

 

「クリスの旦那……アンタジルとは如何言う関係なんだ?」

 

「…はっ?」

 

「それなら俺からも、レベッカとは何処まで進んだんだ?

と言うより、どっちが本命なんだ?」

 

クリスは突然カルロスとビリーにジル・バレンタインとレベッカ・チェンバース、何方が本命か聞かれてしまいレオン、ジェイクとB.Y.は嫌な予感が的中し、クリスの次は自分達の番だと明白に理解し身構えていた。

 

「何を言っているんだ、2人は俺の仲間、それ以上は無いぞ?」

 

「…えマジで?

絶対旦那ならどっちかと付き合ってると思ったんだが…」

 

「此れはいきなり出端を挫かれたな…ならレオン、お前はエイダを如何思っている?」

 

カルロス達はクリスが本当に2人は仲間認識程度しかないと感じ、男の恋愛事情の根掘り葉掘りにいきなり失敗し次はレオンにキラーパスを行い、レオンは遂に来たかと覚悟を決め、口を開き始めた。

 

「エイダの事か……複雑だな。

彼女は掴み所が無いかと思えば近くに居て、それで且つ色々とあって……すまない、上手く言葉に出来ないな」

 

「真面目かよ!

じゃあデルタの隊長坊やとジェイクはマキやシェリーにーー」

 

「マキは仲間で部下、それ以上でも以下でも無いさ。

と言うかあっちもそう思ってるだろ絶対。

なら脈無し、高望み無し、任務に集中、それだけだろ」

 

「シェリーは…まぁ恩人だな、間違い無く」

 

レオンの複雑な感情の吐露にカルロスは真面目過ぎる解答にツッコミを入れ、次にB.Y.やジェイクにマキやシェリーの事を聞いたジェイクは上手く躱すが、B.Y.はクリスに似た様な回答をしつつ自分から脈無し高望み無しと答え、クリスと違って多少は意識しているが此方は完全に自分から脈無しと断じてそれ以上考え無い様にしてるとカルロスは思い、やっとお望みの反応が来てニヤリとしていた。

 

「へー、じゃあお前マキが誰かとくっ付いても良い訳?

お前マキの事絶対に意識してるだろ?

なら思い切って告白してみたらーー」

 

「別に、マキが誰とくっ付いて結婚しようが仲間で部下ってだけ何だし関係無いね。

それに意識してるとしたらそれは多分それ吊り橋効果だから恋愛とは違うだろ絶対」

 

カルロスは更に根掘り葉掘りB.Y.にマキの事を聞いてみたり告白の話を振るが、本人は仲間と部下である以外に何も無い、吊り橋効果と否定し恋愛とは無関係だとキッパリと言い切り、完全に脈無しであるのと勘違いだとアピールし、カルロスとビリー、聞いていたジェイク達はまさか此処まで全力否定されるとは思わず苦笑いを浮かべていた。

 

「じゃあ逆に聞くけどそっちの2人はクリスに聞いたジルやレベッカの事如何思ってんのさ?

こっちが答えたんだからそっちも白状しろよ」

 

「いや、ジルとは背中を預けた仲間だって思ってるけどそう言う目では見てないぜ」

 

「俺も同じだな。

結局の所クリスと同じ様な物さ。

だからクリスの反応に意外さを感じた、それだけさ」

 

するとB.Y.もキラーパスを行うが2人もクリスと同じ様な物らしく、寧ろ2人がクリスと如何言う関係か聞きたかったのに自分らと一緒の考えだった為意外と話した。

しかしレオンやB.Y.はこれを逆に自分達の反応で楽しんだなと感じジト目で見つつグラスの中の飲み物を飲み干した。

 

「……若いとは良い事だな。

俺はそう言った縁は無いからお前達の話を聞いているだけで人間らしさを思い出させてくれるな」

 

「うお、大隊長……」

 

そんな中『アルファ』が急に口を開き冷徹な自分にも人間らしさはあると吐露をし、カルロス達は意外な所でダメージを受けてしまい『アルファ』に気を使い始めてしまう。

こうして男同士の飲み会もAM3:00頃まで続き、7人は仮眠と言う形で疲労を抜けさせるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そう言えばマキさん、B.Y.さんの事は如何思っているんですか?」

 

「あ、ウチも気になったでそれ。

同い年で初任務が一緒であの地獄の蘭祥(ランシャン)を生き抜いたり色んな任務で背中預けたりしとるやろ?

なら恋愛感情はあんのかな〜って気になってたんよ」

 

同時刻女子会も恋バナとなり、葵が1番気になったマキとB.Y.の関係について聞くと茜も、否、他の皆も同じ事を考えマキを見て反応を見ていた。

 

「え〜バカ隊長と私の関係?

う〜ん……確かにバカ隊長は蘭祥(ランシャン)のあのジュアヴォ軍団やその後のゾンビパニック時に私がもう無理って思ってた時に肩を背負って『マキ、生きるぞ、絶対に生き延びてやるんだぞ‼︎』って励ましてくれたり背中を預けてB.O.W.やバイオテロ犯とドンパチしたりして色々助けて貰ってるんだけど…」

 

『うんうん』

 

マキの話を聞き葵達は頷きながらそれらを聞き始め、その表情からは満更でも無いと感じつつその先の言葉を待っていた。

しかしその口から出た言葉はと言うと…。

 

「これ多分ただの吊り橋効果じゃないかなって思うんだよね〜。

それに、多分脈無しだと思うから変に拗れない様にする為に今のままが良いと思うんだ」

 

「あら、恋愛は機会を逃すと2度と恵まれないわよ?

それでも良いのかしら、貴女?」

 

「うん。

だってあのバカ隊長私を意識してる素振りも無いし、多分仲間で部下以外には思ってないと感じるんだよね、私。

だから隊長との関係はただの隊長と部下ってだけだと思うんだ」

 

女子達は知らないがB.Y.と似た様な事をマキも話し、エイダは機会を逃すかもと言うが結局マキは折れず意識はしてるけど相手がそう思ってない止まりの答えしか出さずそれ以上の発展も望めない素振りすら見せた。

此れには葵や茜、ゆかり達は由々しき事態だとして後でB.Y.をしばいてでも彼がマキに対し如何思ってるか事件が終わり機会があれば友人として問い質してやろうと密かに決めるのであった。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
次回からはまた戦闘回になりますのでこの回は本当の箸休めな感じになります。
そして葵ちゃん達の決意が此れから如何に繋がって行くのかお楽しみに。

あ、ついでにB.Y.は発展する事は無いでしょう、多分。

次回もまたよろしくお願い致します。
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