今回から終盤戦に突入し、ゲームで言えばチャプター5辺りに相当する回になって来ます。
そしてタイトルとEP XXVにあった様に…。
では、本編へどうぞ。
AM :5:00、クリス、B.Y.達BSAA隊員や『アルファ』達A.B.F.やレオン達は仮眠から目覚め装備の準備や補給部隊の極東支部ラムダチーム等からの武器弾薬の納品等に勤しんでいた。
そんな中でクリスはあるBSAA女性隊員と会話し、納品リストにチェックを入れていた。
その隊員の名は『ジル・バレンタイン』、リハビリを終え前線復帰を果たしたが今回は補給部隊護衛任務に就いたクリスの旧来の仲間である。
「…よし、レールガンの弾薬から新型の小型高圧力バーナーと燃料、更にグレネードランチャーの冷却弾に火炎弾等のチェックは終わった。
流石はジルだな、昨日急で頼んだ物全てを揃えて渡すとは」
「昔からの付き合いだし私も一応はオリジナルイレブンの1人よ。
そんな2人から早く装備をよこせって言われたら本部も慌しくも揃えるわよ。
それにしても、A.B.F.と共同作戦な上にそのA.B.F.にカルロスが居るなんてね」
クリスはヨナやフォンの能力から何が効くかの予想をB.Y.や『アルファ』達と立て、それらを今日までに揃える様に本部に打診しそれにジルの発言が加わり欧州本部や各支部から集められるだけ装備を集めさせこの納品に至った為ジルに感謝していた。
そんなジルはA.B.F.にかつての仲間であるカルロスを見つけ驚いており、そのカルロスはジルに軽く挨拶のサインを送り自身の装備の手入れと補給をしていた。
「カルロスに幻滅したか?
BSAAに被害を齎してまでB.O.W.殲滅をやった組織に入ってる彼に」
「……いえ、BSAAに入った以上何らかの理由で死ぬ確率が高いのは分かっているし、それが偶々そう言う効率重視なら他の兵を巻き込むA.B.F.だったってだけで彼の事は責めないわ。
寧ろ、今もバイオテロと戦い続けてくれていた事を誇りに思ってるわ。
それが例えA.B.F.であってもね」
クリスはジルにカルロスの事を幻滅したかと聞くが、ジルはそれを否定した上で彼がなお戦い続けていた事を誇りに思うと口にし視線でカルロスの背中を追って行き、彼が見えなくなった所でクリスに視線を戻した。
そんな気丈なジルにクリスは内心カルロスに良かったなと思いつつチェックした納品書を彼女に手渡した。
「すみませんクリスさん、たった今起きました‼︎
急いで装備の準備に入ります‼︎」
「ああアオイか。
仮眠お疲れ様だな、なら早く装備を整えて来ると良いぞ。
君のUMPの弾丸や新しく申請していたBSAA制式採用のアサルトライフルやグレネードランチャーが届いている。
あっちの補給部隊から受け取って状態や弾丸の確認をして来るんだ」
「了解です‼︎」
其処に慌しく葵がたった今起きたらしく、彼女が申請した中〜遠距離用のアサルトライフルの納品やUMPの弾丸の補給等が届いた事をクリスは告げ、補給部隊からそれ等を受け取る様に命じる。
それを聞き葵はクリスにミリタリー動画で見た正しい敬礼を行い補給部隊の方へ走って行った。
「ねえクリス、今の子はアオイって言ったわよね?
もしかして報告書にあったアオイ・コトノハって彼女なの?」
「ああ、そのアオイだ。
あの子は本当に気丈で勇敢で、だが少し無茶をする現地協力者で、今回の事件の根幹に否応無く関わってしまっていた子だ。
姉でありA.B.F.オメガ1のアカネや極東支部デルタチームのマキ達の支えもあって此処まで戦い抜いた、本当に勇敢な子だよ」
ジルは葵の名を聞き報告書にあった
AM6:30、
「よし、全員揃ったな!
此れより我々はCLOWN討滅作戦の最終段階に入る‼︎
東側は空振りに終わった為西側の残り2ヶ所の何れかに奴等のアジト、
故に俺達は昨日と同じく2ヶ所に部隊を分け
なお今作戦の注意点がデルタ1よりある為全員静聴する様に‼︎」
先ずクリスが作戦概要たる
更に注意点があるとしてB.Y.に前に立たせそれの説明を行い始めた。
「全員静聴!
アルファ1から聞いた様に今作戦の注意点が存在する。
先ずCLOWNのゼラキエル、ラファエルについて。
それぞれ水、氷の特殊能力が使えるとされ、更にラグエルやレミエルにあった防御能力があると予想される為我々は此れに遭遇時にはゼラキエルには冷却弾を。
ラファエルには火炎弾、及び新型の小型高圧力バーナーを使用し此れを無効にさせ
「?
隊長、何故ゼラキエルにラファエルは無力化って条件が付いているのですか?」
B.Y.はゼラキエルとラファエルにはレミエルにラグエルにあった特殊能力による防御があると予想しそれらに対応した武器で防御を無効化させ
が、此処でデルタ28が何故2人を今までのCLOWNメンバーと違い無力化に止めるか疑問に思い質問をした。
するとB.Y.は理由を話し始めた。
「それは最後の1人であるガブリエル、琴葉紅が原因だ。
奴の日記を
が、奴はそれは効かないと抜かしやがったんだ。
其処で
デルタ28の疑問にB.Y.はガブリエル、紅がジェイクの血から作られた
「先ずそのある事を発見したのはFOSのイングリッド・ハニガン氏とアメリカ軍の解析班、更に欧州本部技術班のクエント・ケッチャムで、ガブリエルは初期型T-Genesisに加え現在のT-Genesisの2つを使った事でウェスカーの様なウィルス耐性、適応能力を持つ者の血から作った血清弾が効かない体質になった事が判明したんだ」
「んだよそりゃ、俺の血から作った特注品が効きやがらないとかチートかよ!
じゃあそのガブリエル様を如何やって倒すんだよB.Y.!」
B.Y.はハニガンやシルバ・ヴァレット艦長率いるアメリカ軍解析班やクエントが発見した紅の特殊体質……初期型T-Genesisに加え現在のT-Genesisを使った事で得た力の1つにウェスカーの様なウィルス耐性等を持つ者の血から作った血清弾が効かなくなる特殊体質を得た事を言い、全員がざわつきジェイクも如何やって倒すのかB.Y.に問い質すと、彼は咳払いし全員を一旦黙らせてから説明を再開した。
「其処で出て来るのが先程のゼラキエル、ラファエル両名の無力化だ。
実は奴の弱点も研究データ内に理論上ではあるが律儀に書いていた事が判明してな。
それはT-Genesisのウィルス完全適応者、しかも2親等内の、特に兄弟姉妹間の血を配合して生成した別の血清弾……今までのコードネーム発案者のシルバ・ヴァレット艦長は此れを真の血清弾、コードネームを『Sandalphon』と名付け、それの生成の為両名の無力化を狙う作戦になった。
ただ……この作戦には懸念材料があり、ガブリエルの研究データによればゼラキエルとラファエルの組み合わせで
B.Y.は紅の研究データ内に自身の弱点たるT-Genesis完全適応者兄弟姉妹の組み合わせで作られた血清弾、Sandalphon…罪を犯した天使を永遠に捕らえ幽閉する天使の名を冠した物を作り出す為にゼラキエルとラファエル、フォンとヨナの両名の無力化を狙うと説明した。
しかし同時にこの
「バカ隊長、その確率って正確にはどれ位なの?」
「…データに拠ると約0.00000027%。
クエント曰くこんなの狙うならガブリエルを動けなくさせてN2爆弾で吹き飛ばした方がより確実だとさ。
何処かに未だ居る生存者をまとめて吹き飛ばしちゃうからダメだと冗談混じりで言ったみたいだが」
「……あのクソ野郎、んなごっついチート体質身に付けて。
何面倒臭さに磨きを掛けとんねん」
マキの問い掛けにB.Y.も頭を押さえデータ上の確率で0.00000027%…マキ達はクエントの冗談がマジに聞こえる確率を聞き頭を抱え、茜に至っては殺すのが更に面倒になり冗談じゃないと思いつつ更に説明を聞き始めた。
そして葵はそれを聞き自分がT-Genesis完全適応者じゃない事に初めて落胆を覚え、自身の手を見て溜め息を吐いていた。
「それでだ、もしも
が、奴はラファエルまでにある全ての変異能力を使える為前者はそれらの特殊防御の重ね掛けで防御突破、後者は自爆装置巻き込みの為の取り押さえは極めて困難だと言えるだろう。
故に俺達はこの
それが無理なら作戦の練り直しを図る事とする。
以上だが何か聞きたい事は無いか?」
そしてB.Y.は
しかしどれも紅の超人能力により現実的で無くなり全員が
「…質問は無さそうだな。
なら此れより2時間後のAM:8:30よりゼラキエル、ラファエル捕縛作戦に入る!
それまでに準備をーーー」
「私達の捕縛?
BSAAは如何もお優しい事を言ってくれる素晴らしい組織なのね」
最後にB.Y.が質問の有無を確認しゼラキエル、ラファエル捕縛作戦開始時間を宣言し、その準備に入らせようとした……その時であった。
周りの空気が夏であるのにまるで真冬の様な寒さになり、更に冷たさに満ち溢れた声がした方向を全員で見つめると其処にはCLOWNの紅以外のメンバーが被る共通仮面を被った男女の2人組が居り、特に声を発したと思われる少女の足元の半径1メートルの地面が完全に凍り付いてしまっていた。
クリス、レオン、そして茜や葵達全員が悟る、この仮面を被った少女こそがラファエル、ヨナ・レティシアなのだと。
「お前は…ラファエル⁉︎
それに隣に居るのはゼラキエルか⁉︎
何故此処にお前達が居る⁉︎」
「愚問だな、旧人類でありながら新人類の1人だったアルバートを斃した者、クリス・レッドフィールド。
貴様達はレミエルやラグエルのみならずウリエルまで殺したのだ。
ならばこそその戦力を再評価、脅威度を引き上げて相手の準備が整う前に潰しに掛かるのは定石であろう?」
「…成る程、お前達から見て俺達は抵抗し過ぎた、そう言いたいんだなゼラキエル。
いや、フォン・レティシア」
クリスが直ぐ様2人に対し銃を向けると全員も陣形を整えて銃を構えたりしてヨナとフォンにこの場に居るかを問うと、如何やら相手側もこの戦力に脅威を感じ潰しに来たらしくレオンがフォンの名を告げながら相手目線で抵抗し過ぎたと告げるとゼラキエル、フォンは仮面越しではあるが明らかに見下しながらも如何にもと言った仕草を見せ佇んでいた。
「それにしてもBSAAやA.B.F.達は避難民の別駐屯地への移動開始が早いわね。
私達を認識した途端フリーの者達が避難民を輸送機に乗せ始めてるわ。
そう言う所は無駄に優秀ね」
「…あんさんらは避難民に興味は無いみたいやな」
「当たり前だ、我らが同志にして未だ抵抗を見せるミカエルよ。
何故我々新人類が何ら抵抗する力を持たぬ塵芥を気にしなければならない?
我々に蟻を潰さぬ様に踏む、或いはスポンジで首を絞めぬ様に説教をするつもりか?」
更にヨナ、フォンは如何やら避難民には一切合切興味は無いらしく、アルファチームやデルタチーム等の一部中衛や後衛、更にラムダチームやカイチーム、ジルやクレア達テラセイブが避難民を輸送機に誘導し次々にずん子達や藍を含めた全員を乗せて現駐屯地から離れて行くのを眺めていた。
フォン曰く蟻を踏まない様にするとし、レオン達はとことん自分達を見下すその態度に神経を逆撫でさせられていた。
「ふうん。
じゃあそっちのヨナ・レティシア、あんたも其処のバカ兄貴と同じ意見な訳?」
「私がゼラキエルと同じ意見?
舐められたものね……所詮は死ぬ命、それが何時、如何やって死のうが興味が無いだけよ。
寧ろ今興味、いえ、貴女達的に言えば敵意があるのは貴女達よマキ・ツルマキ。
ウリエルすら屠ったその戦力は最早看過出来ない。
この場で確実に葬り去り私が思い描く最終目標達成の邪魔になる一切の可能性を消すわ」
対するヨナの意見は避難民が如何死のうと関係無いらしく、今現在の目的はクリスやレオン達を葬り自分の理想を叶える為の障害を消す事らしかった。
そしてこの言葉で情報共有会議に参加した者達は気付いてしまう、矢張りヨナは紅の日記通りCLOWNの目的を叶える事が無い、寧ろ自分の計画に挿げ替え叶える事を到達点にしている事に。
「…やっぱり貴女は、何もかもが憎くてしょうがないんだね…?」
「私の事を知った様な口を聞くな……と、言いたいけどその通りよルシフェル、私達と同じこの力を持つ可能性を持てなかったアオイ・コトノハ。
私は全てが憎い、生き方を強要した親も、能力が無く、その上でスペンサーなどと言う凡人の身に余る理想に感化されガブリエルの下に私を勝手に誘い、其処でも私に役割を強要したガブリエルや今横に居るゼラキエルも、私に妙に気に掛けて鬱陶しかったラグエルやCLOWN内の凡人の癖に態度だけは大きかったレミエルも!
唯一ウリエル位よ、私に余り干渉せずに鬱陶しさも何も感じさせなかったのは。
でもそれだけ、私が全て憎いのは変わらない、だから……」
葵はヨナに全てが憎いのだと問うと当人はほんの少しだけ怒気を見せたが直ぐにそれを収め、仮面を外しその下にあった氷の彫刻の様に整った儚い美少女の容姿を見せながら肯定し、親や唯一余り干渉しなかったマグナを除き紅達やフォンすらも憎いとフォンを憎悪に満ちた瞳で睨みながら口にした。
そうして話す中でヨナはドレスのポケットからタブレットを取り出して何らかの操作する動作を見せ、全員何かあると思い身構えた。
『………?』
「何も、起きなーー」
『『ザザッ』HQより緊急連絡‼︎
ロシアのレティシア邸に衛星レーザーが放たれレティシア邸が消滅‼︎
中に居たレティシア夫妻の安否は不明、繰り返す、中に居たレティシア夫妻の安否は不明‼︎』
「なっ……⁉︎」
何か起きると身構えたクリス達だったが、一向に何も起きない事に肩透かしを喰らい掛けたその時、BSAA隊員全員の通信機からレティシア邸が衛星レーザーで消滅した事がHQより告げられマキ達は驚愕と言った表情を浮かべ、それを見ていたエイダやセイカはヨナの行動に成る程と言った感想を抱いていた。
「ふっ、何故今衛星レーザーなんて奥の手みたいな物を見せたか分かるかしら?
貴女達なんて何時でも吹き飛ばせたのよ、その気になれば
けれどそんな手を見せれば優秀なハッカーが居ればレティシア家が提供したレーザーを搭載した衛星を動力炉の暴走で自爆させられてしまうわ。
まあそんなハッカーは存在しないわ、だって私が構築した防衛プログラムで守られ、誰もこの私が設計し提供した衛星全てにレーザーが付いてるなんて見抜けなかったのだから」
葵達は絶句しながらヨナの言葉を聞き、更に余程の自信があるのか衛星のハッキングは不可能だと口にしながら清々したと言った無邪気に見えるが恐ろしさを含む喜びの表情を浮かべる彼女の言葉を更に黙りながら聞く。
「それに私はこの手は初めから決めていたのよ、私を生み出して一族の繁栄の道具としか、自分達の理想の物にしか見ていなかったあの親とすら認識したく無い愚か者2人の抹殺に使うと‼︎
ああ、この日をどれ程待ち侘びたか……あははは、あははは‼︎」
「…衛星レーザーで親殺しなんて豪快ねぇ」
ヨナは笑顔のまま憎しみの言霊を紡ぎ切り、最初にレティシア夫妻を殺す為だけに衛星レーザーを晒しながら使うと決めていた事を話し、更にその笑い声で何れだけ親が憎かったかをその場に居た全員に見せ付ける。
そんな彼女にセイカはその殺し方に豪快さとその手があったかと言った感想を抱きつつ親を憎むヨナに共感を抱いていた。
「さあこれで分かったでしょう?
貴女達は初めから私の掌の上で踊り仮初の勝利を手にしたに過ぎないわ。
昨日だって呑気に会議していたり今の作戦説明の時だって貴女達は吹き飛ばせたのよ。
でもそうしなかったのは今までは敵と見做さなかったから、今は私の手で殺した方が早いから、よ。
さあ早く踊りましょうよ、血や炎すらも凍り付く死の舞を…うふふ、うふふふふふふ!」
「…ガチモンの憎悪の塊やないかこの人。
白龍、ウチあんさんの無理難題に怒るで…‼︎」
「(如何する、如何やればこの人の心を救えるの…⁉︎)」
ヨナは何時どの時点でも衛星レーザーで何もかも吹き飛ばせた事を口にし、今の時点でも自分から殺した方が早いと称しレーザー発射用のタブレットをポケットに仕舞いゆっくり、1歩ずつヨナは狂気の笑みを浮かべながらクリス達に近付く。
そんなヨナの憎しみを垣間見た茜や葵達は白龍の無理難題に怒りながらもこの憎悪に塗り固まった同い年の少女を如何救うか考え始めるのだった。
「え、衛星レーザー…紅、いえCLOWN、貴方達は何てものを…‼︎」
「そんな物が私達の上を飛び回ってたなんて……」
「くっ、なんて事なの‼︎」
衛星レーザーが放たれた事が知らされた同時刻、輸送機内に避難させられた藍やずん子達は衛星レーザーと言う単語に背筋を凍らせ、ジルもまさか相手がそんな物を用意していたとは思わず焦っていた。
だが、そんな中でも冷静な少女が1人居た。
「すみませんBSAAの隊員さん、この機体にノートPCってありませんか?
作戦概要の説明端末として渡された物みたいなのは」
「え?
確かに私が今この機体にそのノートPCを持っているけど何を」
「あるなら渡して下さい、この巫山戯た状況を面白愉快に覆してやるんですから早く貸して下さい」
その少女の名は東北きりたん、昨晩ペンタゴンの防衛プログラムすら突破出来ると公言した11歳の少女であり、葵達に借りを返したいと言っていた者である。
ジルはきりたんの目を見てそれが冗談じゃない、確信と自信に満ちたものだと見抜き後で言い訳を考えるとしてノートパソコンをきりたんに渡した。
「ちょ、バレンタイン何を!」
「良いから黙ってて。
この子から何か自信を感じたのよ、私はその勘を信じたいの」
同乗していたラムダチームの隊員はジルの行動に驚き口出ししたがジルは自身が感じた何かを信じたいと言いそれを黙らせた。
東北姉妹の2人や同乗したクレアはきりたんが何をするのか察しそれに賭け、隣に座っていた藍やウナ、そして対面のささら達は何をするのか分からず見ていた。
するときりたんはPC起動後にに自作のUSBメモリを挿すとPC画面に何らかのプログラム画面が現れきりたんはその画面を冷静に見ながらキーボードを手早く打ち始めた。
「葵さん、茜さん、マキさん…皆さん。
昨日言っていたツケを今少しだけ払わせて貰いますよ……!」
「東北…?」
「(頼むよ、キリタン…!)」
きりたんは昨晩の女子会で話した葵達にツケを今少し払う時が来たとして初めはバカな友人を揶揄う為、そして何時の間にか磨きに磨かれた己の技術を結集させノートPCにプログラムを走らせて行く。
全てはこの後に予想出来る何十通りの最悪の事態をこの1手で叩き潰す為に。
それを見守る東北姉妹やクレア達は自分達に無い技術を持つ彼女に望みを託し事が上手く運ぶ事を祈るのでだった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
衛星レーザーなんて物を持ちながら使わなかった理由はヨナがその操作用タブレットを紅に渡さず、外部操作パスコードすら教えず使わせなかったからです(但し使えたとしても使うとは言ってない)。
因みに監視衛星にレーザーが付いていた事はガチで渡された側も見抜けなかった模様。
それにしても書いていてこの子を如何にするか……悩ましい限りです。
あ、余計な事ですがレティシア邸が吹き飛んだ際には執事やメイドは家に帰らされてた為そちらの被害は0です。
次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願い致します。