今回は長くなりそうなので一旦話を区切り投稿致しました。
なので続きはなるべく早めに書きますが遅くなるかもしれません。
では、本編へどうぞ。
「さあ初めは誰が来る?
旧人類とそれに加担する者達に誰から先に死に逝くか権利を与えてやろう。
それが新人類たる我等の勤めの1つよ」
「ゼラキエル、人が余韻に浸っているのを邪魔しないで。
…まあ誰から殺されて欲しいか好きにしても構わないわ、如何せ皆等しく死ぬだけなんだから」
ヨナが余韻に浸りながら1歩ずつ近付くが、其処に仮面を捨て、如何にもナルシストな容姿のフォンが急に誰から先に死ぬかの選択を迫り、ヨナはフォンを鬱陶しがっていたが誰が死のうが関係ない為此処では彼を殺さない様にし、同じく誰から来るか好きに選ばせた。
「ならば俺やレオン達で行く、必ずこいつ達を無力化させてーーー」
「待った大人組、混ざるのはええけど此処はウチら子供組主体で任せてくれへんか?」
「何?」
クリスは頭の中でレオンやジェイク等戦闘力が高い者で固め、残りは巻き込まれない様に待機させようとした瞬間、茜が子供組…つまり葵達10代組を中心に任せないかと提案する。
「アカネ、その理由は……もしや蘭白龍の遺言か?
だがあの様子では」
「ウチはあの願いを受けた責任がある、せやから絶対それを実行する責任があるんやで!
だからクリスさん…お願いや…‼︎」
「クリスさん私からも!
ヨナさんの憎しみを……私達が何とかしないといけないんです‼︎」
クリスは白龍の遺言を共有報告で聞いたがヨナの様子から無理ではと言いかけるが、茜は白龍の願いを直接聞いた為その責任があると言い、其処に葵も便乗してクリスに頼み込み彼を困惑させる。
「……人の前で憎しみをどうこうしたいだの何だの…コトノハ姉妹、お前達だけは如何やら私の手で殺さないとならないみたいね。
そして死の間際に悟るが良いわ、他人に下手に関われば残酷な死しか無いと言う冷血なる真理が待っていると言う事を!」
その会話を聞いたヨナは明確な殺意ある表情を浮かべ、変異能力を強めたのか地面の凍結範囲が3メートルまで広がり更に茜達琴葉姉妹殺害を予告する。
此れにはフォンもやれやれと思いつつ自身は葵は兎も角茜は痛い目に遭わせて紅の下に連れ去ると思惑がありそれを止める気が一切なかった。
「おいおいおい、アレヤベェんじゃねぇか!」
「分かってるよジェイク、そんな事は!
でも葵達は地雷原に突っ込む事承知で大声でクリスさんに頼んだんだ、なら私も……葵達を信じて手伝うだけよ‼︎」
ジェイクはヨナの様子から明らかにマグナ以上、ライナスを遥かに上回る危険性があると本能で悟り銃を構えながらも何時でも回避可能な様に足に力を入れる。
そんな横でマキは葵達を手伝うと高らかに宣言しながら茜と葵の間に入ると、ゆかりとあかりも彼女達に並び立ちヨナと戦う姿勢を見せる。
そんな茜達にクリスは如何するべきか判断に迷うが、其処にレオンが話しかけて来る。
「クリス、俺達はあくまでサポートに回り彼女達に任せよう」
「レオン、正気か⁉︎」
「ああ……俺はアオイ達を信じたい。
この目は一切諦めてない目だ。
だがもしもの際は俺達が全力でやる、その方向で行くぞ」
レオンはもしも……葵達の行動が全く無意味且つ危ないと言う時は自分達がやるとしつつ葵達のサポートに回り、彼女達の好きにやらせようとクリスに提案する。
此れにクリスは一瞬悩むが、葵達の目には若き自分達の熱意や様々な物を垣間見た気がしていた。
そんな物を見たクリスの判断はと言えば…。
「…分かった。
全員、相手は此れまで以上に危険なウィルス完全適応者だ‼︎
アルファチームは俺が立つ、他はいざと言う時に奥へ退避し、ゼラキエルとラファエルの捕縛をなんとしても遂行せよ‼︎」
「…はぁ、仕方ない。
デルタチームからは俺とマキが行く‼︎
デルタ4、マキにレールガンを貸してやれ‼︎
それ以外はアルファチームと共に退避だ‼︎」
「なら我々はオメガ1と俺以外は退避だ‼︎
…オメガ2、オメガ3、もしもの時は頼んだぞ」
クリスは葵達を信じアルファチームを退避させ、自身は側に置いておいた小型高圧力バーナーを装備し、B.Y.はマキにレールガンを渡す様にデルタ4に命じた以外はクリス同様全員下がらせ、そして『アルファ』もビリーとカルロスに後を託し戦場へと立った。
「さて、私達もサポートとあのキザ男の鼻を折ってやりましょうか」
「大賛成。
あ、私はラファエルの方に行くよ。
あの子位なら未だ『そっち』に戻せるから」
次にエイダとセイカはそれぞれフォン、ヨナを相手取る事にしてセイカは茜達を庇う様に立ち、エイダは余裕たっぷりな笑みを浮かべフォンを挑発する態度を見せていた。
「なら俺もキザ野郎だな。
あの顔見てると苛立つぜ。
シェリー、あの嬢ちゃん相手は気を付けろよ」
「分かってるよジェイク、そっちも気を付けてね」
そしてジェイクはフォン、シェリーはヨナの相手をする事になりそれぞれの相手に対し銃を構え陣形を整え始めた。
その内訳はヨナ側はクリス、レオン、茜、葵、マキ、ゆかり、あかり、セイカ、シェリー。
フォン側はジェイク、エイダ、『アルファ』、B.Y.と、明らかにヨナ側に戦力を偏らせているが此れが正しい戦力配置と全員で思いそれぞれが相手の前に立ったのだ。
「ふっ、僕相手には新人類になっていないウェスカーJr.に死神、それとスパイと運良く生き延びただけでBSAA極東支部のツートップを名乗る小僧と、旧人類のみが相手が。
まあそれが正しいだろう、我等新人類の中でもヨナは紅や私と違う真の天才!
それを相手に英雄や旧人類に与する新人類やミカエルを当てるのは正に妥当!
だが我が身も新人類なればこそ旧人類如きに負ける通り無し、レミエルやラグエルと違うと言う事を貴様達に見せ付けてーー」
『ズドンッ、パシャ‼×2︎』
この戦力配置にフォンは正しく、ヨナ相手にこの様に戦力を割く事が定石と言いつつも、ヨナの力を自身の物の様に言い放ち更に自身も旧人類と見下す者達に負けない、力の差を見せると要約するとそう言っていたが、ジェイクとB.Y.がいきなり通常弾のハンドガンを放ち、その口を黙らせる為に口の中に弾丸を捩じ込んだ。
そして共に揃って一言を口にした。
『独り言多過ぎだナルシスト』
ジェイクとB.Y.、更に『アルファ』やエイダもそのナルシスト全開な独り言にうんざりしていた所にファインプレーをした2人であった。
が、同時に『水に銃弾を撃ち込んだ』手応えの無い感触を確かめ、矢張りライナス達同様の変異能力による防御能力があると4人は悟り、同時にB.Y.は背中に背負ったグレネードランチャーの冷却弾が矢張り役立つかもと感じ、自身は早速グレネードランチャーに手持ちを変え構えるのであった。
一方ヨナの方に戦力を割いたレオン達はヨナと対峙するが、その際に吐く息が白く冷え切った物になっておりこの現象は今までの特殊変異能力の強化体だとしており、迂闊に近付けば恐らく凍り付く為アウトになると考えヨナが1歩進む毎に1歩下がり一定の距離を保っていた。
「如何したのかしら、ラクーンの英雄さん達?
貴方達は私を倒したい、アオイ・コトノハ達は私の憎しみを何とかしたいとほざいた。
ならば私の踊りに付き合うのが礼儀じゃないかしら?」
「とは言っても…」
『ズドンッ、ピキピキ、ポトッ!』
ヨナはさっさと踊る様にレオン達要求して来るが、対するレオンが試しに
するとその弾丸はヨナの大体1メートル以内に近付いた瞬間完全に凍結し地面に落ちると言う電磁バリアと違う、絶対零度の障壁と呼ぶ物に阻まれそれが届く事がなかった。
また近付けば此れに凍らされるのは間違い無かった為迂闊に近付けないのだ。
「…ご覧の様にそっちの方から近付くのは願い下げと来て、なのに踊れと要求して来る物だからな。
全く、泣けるぜ」
「あら御免なさい。
私は今そちら風に言えばガチギレって奴になっているから能力の出力を7割方にしてたわ、本当に申し訳無いわね」
そしてヨナは此れで7割の力で戦っていると宣告した為、此れが10割なら如何なるのかが分からずレオンは珍しく冷や汗を掻いていた。
するとヨナは悪戯をする時の様な笑みを浮かべながら手を振った……その瞬間、ヨナの振った手の先から地面が一直線に凍結しクリス達の方に向かって行っていた。
「うおっ⁉︎」
「くっ‼︎」
クリスとその側に居たゆかりやセイカは急いでこちらに向かって来る氷の道と呼ぶべき物を回避する。
するとクリス達の2メートル後ろにあった電気ポールが一瞬で全て凍結し、氷の長棒が完成してしまった。
「うひゃぁ……アレ当たってたら私もそのままなら大丈夫だけど何か攻撃受けたら砕けて危ないかも…」
「ヨナと俺達は5メートル離れている、そして後ろのポールまで当たるとなるとアレの射程範囲は今の所7メートルと言った所か…!」
「スピード的に今の距離を保てば未だ避けれますが、少しでも早く出来るならウィルス完全適応者のセイカを盾に使って防御位しか思いつきませんね…!」
クリス達は今の攻撃の射程距離を大体7メートルと推定し、氷の道が此方側に来るスピードはそれなり程度で5メートル離れていればギリギリ避けられる範囲だとゆかりは推察し、無理ならセイカを盾にすると堂々と言っていた。
因みにその盾発言にセイカは特に反論せずそれが1番だと言わんばかりに無言を貫いている。
「…ちょい試すか。
大隊長、全リミッター解放許可‼︎」
「許可する‼︎」
そんな中茜は何か試したい事があったらしく『アルファ』に全リミッター解放を乞う。
『アルファ』は即座に許可しフォン対応に集中して行き、茜はそれを聞き首や関節をポキポキと鳴らし始めた。
「さて行くで、雪女さん‼︎」
「アカネ・コトノハ…雪女、この国の魑魅魍魎の1つだったわね。
ならその雪女にミカエルと呼ばれたその力、見せなさい‼︎」
茜はヨナを雪女と呼称して突撃し、ヨナはその言葉の意味を理解しているので対してミカエルの称号を得た力が如何なる物かを見せる様に叫び、茜に向かって氷の道を手を振り動きを先読みしながら走らせる。
「そっちはフェイントやで‼︎」
対する茜はヨナの攻撃をフェイントで躱し一気に接近、絶対零度に障壁も無視してヨナの頬にパンチを喰らわせる。
すると障壁の影響で全身がゆっくり凍結するだけでなく、ヨナに直接触れた箇所が凍結し右手が完全に凍りつくも、更に茜は左足で腹に蹴りを叩き込みヨナを吹き飛ばした。
無論左足は足裏から足首から膝下まで一気に凍るが、茜はそれらを振り払う動作をするとその下から綺麗な身体、腕や無事な靴などが現れた。
「アカネ凄い、私じゃああの凍結には再生が追い付かないのに…!」
「(……今の触った時の感触、もしかしたらこれ面倒な戦いになりそうや…)」
それを見ていたシェリーは茜と自身の能力差に感心し、これならヨナの取り押さえも可能ではと思っていた.
しかし茜は今の2撃でヨナに直に触れた際の『違和感ある感触』に何か予想が立てたらしく、面倒な戦いになると予想しつつヨナが視線の先で起き上がりそうになっているのを見た。
「喰らえ‼︎」
其処にクリスがすかさず小型高圧力バーナーをヨナに放射。
するとヨナの足下が溶けた上に絶対零度を障壁が中和されヨナの体に火が着き始め、これを攻撃チャンスと見たセイカが受け取れた
『ピシッ、ピシッ‼︎』
しかし、その足に放たれ弾丸は確かに直撃したが、ヨナの身体がまるで『氷に穴が空いた』様な状態になりつつ
しかもその地面に当たった弾頭から血清が凍り付き凝固している光景がセイカや葵達の目に映り当人達は何が起きたか分からず困惑していた。
「……ふふふ、絶対零度の障壁さえそのバーナーで突破すれば行けると思ったのかしら?
残念ね、私の体内は障壁よりも更に極寒の世界になり、私自身の身体が『氷そのもの』の様になる程の超低温となっているわ。
よって例えそのバーナーで障壁の無力化してもご覧の通り。
ふふふふふふ、貴女達に私の攻略法が分かるかしら、ふふふふふふって」
何とヨナの身体は氷その物と化す程体内温度が外の絶対零度の障壁よりも更に低音と化しており、例えバーナーで障壁を無力化してもその身体の攻略法も立てない限り
「やっぱあの感触は氷を殴ったのと同じやったか。
通りで手応えが薄い訳や!」
「ふっ、身体能力特化の癖に私の氷を受けても無事とは流石ね。
ウリエルも訓練で私の身体をまともに触れた際は表情を微妙に歪ませたのに貴女はそうじゃない……矢張り肉体強度その物は私に比肩するのかしらね?
貴方なら全身氷漬けにしても其処まで早く諦めずに挑んでくれるかしら?」
茜はヨナを殴り蹴った際の『違和感ある感触』が凍土にある分厚い氷その物を殴った様な物だった事をヨナの言葉で確信に変え、格闘戦も余り意味を成すか不明と頭で計算し始めていた。
対するヨナはマグナも自分の身体を障壁を無視して殴った際に表情が僅かだが歪んだ事を引き合いに出し、茜の身体強度その物は自身と同じ程だと思い早々のギブアップをせず挑んでくれる物と思っていた。
「ならコイツは如何よ⁉︎」
『バチバチ、ズダァァァァァァァン‼︎』
次にマキが隙を突いてレールガンを放つとその弾丸は駐屯地のテントを吹き飛ばしながらヨナの障壁を貫通し、彼女の身体に大穴を開けた。
しかし、その穴は…『血が一切流血せずに3秒で再生』を果たし、ヨナは穴が空いたドレスを氷で覆い素肌を晒す事をしなかった。
「確かにレールガンならば私の障壁を破れる…けれどダメージを与えられるかは別。
無意味………全く意味が無い、悪戯に周りを破壊するだけかも知れないわよ、マキ・ツルマキ?」
「…ウッソでしょ、レールガンぶち当てて無事な奴が居るなんて…」
「ゼラキエルならそれを受けたらダメージをかなり負ってしまってたわ。
ラグエルとの戦闘実践で実際に受けた際は踠き苦しんだ辺り、水は電気を浸透させてしまうからレールガンの圧縮した高圧電力を全身に浴びたのかもね、知らないけど」
レールガンを当てたのにケロッとしてるヨナを見てげんなりするとヨナはゼラキエル、フォンなら此れで踠き苦しんだと話しつつ自分には意味が無いかもしれないと話し、不敵な笑みを浮かべマキや他の面々を困惑させた。
「高圧力バーナーもダメ、レールガンもダメ、なら何が良いんですか⁉︎」
「あかりちゃん、冷静になりなさい。
幾らヨナ・レティシアさんが無敵に見えても矢張り生物、お義父さんの教え通り生物なら何らかの方法でダメージを与える筈よ。
それをこの場で見つけるわよ」
あかりは今までの攻撃が一切ダメな事に匙投げし掛かるが、ゆかりがマグナの教えの一つ、『生物なら必ず殺せる』を言いあかりを落ち着かせ冷静にヨナの弱点を分析しようとするゆかり。
そのゆかりの言葉を聞きやや無表情気味になりながらヨナは口を開いた。
「…それがウリエルが貴女達に教えた事の1つなの?
成る程、理に叶ってるわね。
無敵な生き物なんてこの世には存在しないのだから…例えガブリエルや私であろうと、ね」
「(………あれ?)」
ヨナはマグナの教えが理に叶った物と話し、ガブリエル、紅や何故か自身を引き合いに出しつつ無敵な生物が居ない事を肯定していた。
そんなヨナの言葉に葵は何か『違和感』を感じ取り、何処にそれがあったかを思案しようとした。
「さあ次はこちらの番よ。
先ずはアオイ・コトノハとマキ・ツルマキ、貴女達に絶望を贈るわ!」
するとヨナは遂に動き出し、茜並の超スピードで葵とマキに迫り出し2人は急に来た事に反応がやや遅れ回避姿勢が間に合わずそのままヨナを真正面から迎え入れる……筈だったが、此処でセイカが動き出し2人の前に躍り出て互いの両手で押し合う形でヨナを止めた。
「あらセイカ・キョウマチ。
私と踊ってくれるのかしら?
なら、絶対零度の冷たさと凍り付く事への恐怖を感じながら踊りなさい!」
「悪いけど私頭弄られた所為で怖いって事もあんまり感じないんだよねぇ。
だから貴女の踊りに面白愉快に付き合ってやるわよ、この地団駄踏んだやっかみ者さん?」
「(……セイカさん?)」
セイカは両腕が凍らされ、更に全身まで凍りつき始めたのにヨナを離さず受け止める。
対してヨナはやっと自分と死の踊理をしてくれる者が来た事に不敵に笑い、セイカを氷漬けにしようとした。
そんなセイカはヨナの何かに気付いたのか彼女を地団駄ややっかみ者と呼称して押し合いを継続した。
それを見た葵はセイカの言葉を聞き頭の中でヨナの発言全てを精査しながら銃を構えたままにするのだった。
一方対フォン戦、此方側はフォンをヨナから引き離し、B.Y.が早々にグレネードランチャーの冷却弾を使用し、フォンの一部を凍結させた所に他が
するとその対応は大正解だったらしく上手く
「ぐっ、此れがウリエル達を屠った血清弾か。
成る程、通りで旧人類如きにレミエルは兎も角ラグエルやウリエルまで殺される訳だ……体内のT-Genesisが抑制されるのを感じるよ」
「…なあコイツ、ライナスやマグナみたいな身体能力無いし対策無しに撃って撒き散らした水や血を流した所をそれを水圧カッターの様に飛ばしてくるだけだし、ハッキリ言って弱くねぇか?」
フォンは白龍やマグナがやられた理由を悟りながらこの
しかし対してジェイク達はフォンの戦闘能力が本当に水依存で最初に撒き散った身体の水化させた事の水や先程の冷却弾を当てた後に有効打を放った事で流血した血を操りそれを水圧カッターの様に鋭くするのみで身体能力は訓練したクリスやレオン、ジェイクよりやや下程度の為一部拍子抜けしていた(しかしそれでもウィルス完全適応者の為全身油断せずフォンを見ている)。
「ふ、ふふふ、確かに僕は才能が無い。
この水の能力が無ければレミエル以下でしか無い、謂わばレミエル並の失敗作だよ。
だが……そんな僕が何ら準備やお前達に必要な対策をせずに来たと思うか?」
「…お前、何を言ってー」
『ぽた、ぽたぽたぽたザァァァァァァァァァ』
するとフォンは突然自身を卑下し始める発言をし、かと思えば対策をしなかった枠じゃ無いと話し、B.Y.はこの発言に何言っているのか不明で口にしていた。
そんな時突如大降りの雨が降り始め、全身水浸しになり周りに水溜りが出来始めていた。
「雨……そう言えば今日は7:00位から突然の大雨注意とか……まさか⁉︎」
「そのまさかだ‼︎
待っていたのさ、この時をォ‼︎」
『グジュグュジュ、ブシャ』
その雨に対しB.Y.が何かに気付きフォンを見ると、フォンは待っていたと発言をしながら両腕に鰓の様な穴と鰭の様な部位が生え、更に手が肥大化し鉤爪が生える一部スーパータイラントの様な変異を見せ、そのまま腕を振るう。
すると腕を振るった先から約1秒のタイムラグで先程よりも大きな水圧カッターが発生してジェイク達は慌てて回避した。
「危ねぇ‼︎」
「タイムラグは約1秒、だが当たれば即死は免れない……対策とはこの事か」
「その通りだ旧人類共‼︎
何故我々がわざわざこの時間帯に来たか理解出来たか‼︎
ならばそのまま死ね、我等が理想郷の肥しになれぇ‼︎」
フォンは雨が降って来た事で正に水を得た魚になり、先程までの冷静な態度から一変し攻撃的な態度になり、ジェイクやB.Y.は此方が素の性格なんだと判断し、矢張り自分達を見下す態度の裏にはこの様な物を秘めているのだと感じ取り、B.Y.はグレネードランチャーを再び構え、エイダは興味が完全に失せた態度を見せながらハンドガンを構えフォンを迎え撃つ。
時刻はAM7:03、両者の戦いが如何に転ぶかはまだ誰にも分からない。
此処までの閲覧ありがとうございました。
実は裏話、ヨナのセリフにロシア語を入れようかなと思いましたがGoogle先生翻訳の為止めました、意味が違ってたり使う場面が違ったら嫌でしたので。
さて、セイカは今話で何を思っているか…。
次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願い致します。