BIOHAZARD【V+α】   作:”蒼龍”

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前話の予告分割投稿だった為同日投稿致しました。
今回は暴走した紅変異体との戦いになります。
誰がどんな風に決着を付けるか本編へどうぞ!


EP XXXI:1-2『終焉の刻②』

「…クレナイ・コトノハ、見るに耐えない、天使とは掛け離れたお似合いの姿になったな…‼︎」

 

「マジかよ、専用血清を使って殺した筈なのにあんな天使と呼べないバケモンになって復活しやがったのか⁉︎」

 

「いや、寧ろ血清を使ったからこそウィルスが暴走し、理性が保てなくなる程に変異したんだろう‼︎

兎も角、この場で奴を仕留めない限り先には進めないぞ‼︎」

 

レオン、ジェイクはそれぞれ紅が化物然とした姿で復活したのを見て皮肉ったり驚いていると、クリスが真血清弾(Sandalphon)を使った事で暴走、変異したと推察しレオン達も納得し、このままこの化物を放って置けない為真血清弾(Sandalphon)入りの銃を構え臨戦態勢に入った。

 

『警告、特別武器保管庫でレベル4バイオハザード発生。

特別武器保管庫を閉鎖します』

 

「閉鎖⁉︎

ってあ、リフトが上がっちゃったじゃん‼︎」

 

「こらぁ、本格的にウチらでやらなきゃならへんらしいで…‼︎」

 

「…良いわ、此処で息の根を止めてやるわ…‼︎」

 

更に警報装置が作動し、管理室から特別武器保管庫直通リフトが上がってしまい退路が塞がれてしまう。

そうしてマキ、茜、葵も覚悟を決め銃を構えた。

すると頭頂部の肩から頭の本体が肉塊の中に隠れ、紅側も臨戦態勢に入り最後の戦いが始まった。

 

『クリス、マキ、皆‼︎

特別武器保管庫でバイオハザードって何があった⁉︎』

 

「クレナイだ‼︎

奴が血清弾の影響で仕留めた筈が変異、暴走して俺達に襲い掛かって来た‼︎」

 

『何だと⁉︎』

 

館内放送で警告が流れた為Bブロックの中央管制室付近に到達したB.Y.達は状況を確認すると紅が変異暴走して復活したとクリスの口から告げられ、流石の『アルファ』も今までに無い状況に驚き声を上げていた。

 

『ズダダダダダダダダダダダダダッ‼︎』

 

「オマケにさっきから真血清弾(Sandalphon)を肉塊に撃ち込んでるのに全然効き目が無いよ此れ⁉︎」

 

『多分基になったウィルスと寄生生物の悪い部分が集約した暴走だから、血清による抑制よりも変異が早いのよ。

それよりも本体が何処かにある筈よ、それを狙いなさい。

戦闘前に見掛けなかったかしら?』

 

「…ある。

恐らく頭頂部に合ったが今は肉塊内に入ったクレナイの本体だ!

それが弱点の筈だ!」

 

マキ達は触手を避けながら真血清弾(Sandalphon)を撃ち込んでいるのに効き目が無い事に焦るも、エイダが冷静に弱点らしき物を見なかったか確認するとレオンが先程まであった頭頂部の紅の肩から上の肉体こそが本体だと察し、それを全員に伝える。

 

『ならマキちゃんはレールガンで肉の壁を破壊するの担当、他は本体を狙い撃ち、行けそう?』

 

「それがセイカさん、透視能力で肉塊の中を見てるんですが本体があちこちに移動して狙い撃てないんです‼︎

しかもサイコキネシスは外側の肉塊と触手までにしか及びません、如何したら良いですか⁉︎」

 

するとセイカはマキはレールガンで肉塊を破壊し、他が露出した本体を狙い撃ちする作戦を提案するが、葵は透視で肉塊内を覗いた所本体は肉塊内を移動しており、更にサイコキネシスで捕まえようとしても肉塊や触手までにしか及ばずそれを聞いてたセイカ達も焦り始めていたが、それを吹き飛ばす発言がヨナから告げられた。

 

『なら私達が到着するまで耐えなさい‼︎

その場所にはリニアランチャーがB.O.W.暴走、及びクレナイの支配を受けなかった場合に備えて用意されてあるわ‼︎

マキ、レールガンで肉塊はどの位のスピードで再生するか測りなさい‼︎

管制室に何とか侵入して武器を渡すわ‼︎

後の作戦は現場に任せるわ‼︎』

 

「リニアランチャーが……了解だよヨナさん‼︎

喰らえこの肉塊お化け‼︎」

 

『バチバチ、ズダァァァァァァァン‼︎』

 

ヨナはリニアランチャーがこの場にある事を説明しつつ自身らが管制室に来るまで耐える様に6人に伝え、更にマキにはレールガンで肉塊の再生速度を測る様に伝えるとマキは早速レールガンを肉塊に撃ち込んだ。

すると肉塊から血と肉片が飛び散り肉塊は少し悶え始めた…そう思った瞬間である。

 

『グガアアアアアアア‼︎』

 

「っ、マキさん危ない‼︎」

 

『バシャァァァァァァァァァ、ジュゥゥゥゥゥゥゥッ‼︎』

 

何と肉塊はマキに向かって大量の唾液を吐き出し、それを見た茜が超スピードで庇い、更に葵がサイコキネシスを使い唾液を受け止めるとそれを肉塊へと弾き返し、次もこうなると嫌でも理解させる。

しかしマキを庇った茜は背中と左手等に溶解性の唾液が掛かった事で服毎その部分が溶け、肉が爛れたりしたがウィルス完全適応者の再生能力でギリギリ溶解した部分が綺麗さっぱり治っていた。

 

「お姉ちゃん大丈夫⁉︎」

 

「茜、アンタ⁉︎」

 

「痛ぅ〜……だ、大丈夫やで!

頭全体に掛かっとったら危なかったんやけど、ギリギリ背中とかやったからノーカンやで‼︎」

 

葵とマキ達は茜を心配するが、本人は頭に掛かったら危なかったと話しつつ再生し切った所を図らいマキを伴い戦線へ復帰した。

 

「…マキ、レオン、ジェイク、アカネ、アオイ‼︎

レールガンでのダメージは3秒程で再生し切った‼︎

ならばレールガンで本体毎肉塊を撃てば恐らく再生阻害を図れる筈だ‼︎

何としても本体毎撃てる作戦を立てつつB.Y.やヨナ達を待つぞ‼︎」

 

「分かったよクリスさん‼︎」

 

「さて、どれ位で彼等が来るかが勝負だな…」

 

するとクリスはギリギリ肉塊の再生速度を測ってたらしく、3秒程で再生し切る事を全員に伝え、更に本体毎撃てれば更に再生を阻害できる筈と伝え全員でB.Y.達が来るまでの耐久戦が始まった。

その間も少しの唾液を飛ばして来てはサイコキネシスで弾き返したり触手を撃って引っ込ませたり等を繰り返し味方達が来るのを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリス達との通信を終えてから2分後、B.Y.達は特別武器保管庫管理室の扉前まで来たが、撃ってもセイカが叩いても壊れない無駄に丈夫な作りになっていた為此方も焦っていた。

 

「畜生、クリスの旦那達の為にもこんな足止めを食ってる場合じゃないのに‼︎」

 

「何で頑丈な扉なの⁉︎

セイカのパワーでも破壊出来ないなんて‼︎」

 

「くそ、このままじゃマキ達が…‼︎」

 

カルロス、シェリー、B.Y.はセイカの力でも破壊不能な扉に焦り、セイカ本人とエイダも舌打ちし、この扉の攻略法を考えていた。

 

「貴女達、下がりなさい‼︎

はぁぁぁぁぁぁ…‼︎」

 

『ガシャンッ‼︎』

 

するとヨナが全員を退かして扉の前に立つと自身の力で扉を完全凍結させ、更にヨナはすぅっと一呼吸入れると全神経を研ぎ澄ませる。

 

「やぁ‼︎」

 

『ガシャァァァァンッ‼︎』

 

「この手に限るわ!」

 

「この手しか知りませんでしたよね?」

 

そうして彼女は凍結した扉を力任せに砕き、何処かの映画で聴いた様な台詞を呟くとゆかりがツッコミを入れつつ全員で管理室内に侵入した。

そして実際に起きている戦闘を目の当たりにしながらマイクをONにした。

 

 

 

 

『アオイ、アカネ、マキ、レッドフィールド達、全員無事ね‼︎』

 

「あ、ヨナさん達‼︎

皆来てくれたんだ‼︎」

 

「へっ、流石はシェリー達だ!

お早い到着に感謝だぜ‼︎」

 

耐久戦が始まってから3分後、特別武器保管庫にヨナ達の声が響き、葵達は早く着いた事を喜びつつこの予断を許さない状況を伝え始めた。

 

「ヨナ、敵の肉塊はレールガンでも3秒程で再生し切る程高い生命力を発揮している‼︎

更にアオイのサイコキネシスで何とか弾き返しているが敵の唾液は高い溶解性を持つ為足を止められない‼︎

オマケに本体の場所が分からず仕舞いだ‼︎」

 

『分かったわ、でも先ずはリニアランチャーを受け取りなさい‼︎

此れで後は本体の動きを止められれば良いだけよ‼︎』

 

『ガシュッ、ガチャン‼︎』

 

クリスは敵の詳細をヨナに伝えると後ろのビリー達は唯の肉塊にしては戦闘力が高いと驚きつつ、ヨナは冷静に指紋認証とリニアランチャーを特別武器保管庫に3丁出させた。

これを見たクリス、レオン、ジェイクはマキはレールガン役、葵は溶解液パリイ担当の為自動的に彼等が受け取り触手を避けながらチャンスを伺った。

 

「……よし、一か八やな‼︎」

 

「あ、お姉ちゃん‼︎」

 

すると茜は周りを見た瞬間肉塊に格闘戦を突然始め、触手の気を引くと同時にわざと触手に捕まり、大の字に拘束されながら頭頂部付近まで拘束されてしまう。

 

『アカネェェェェェェ、オマエはぁ、私のォォォ…‼︎』

 

「はっ、ウチはアンタの、何なんや?

物かいな?

なら発想は古過ぎやで!

それに……」

 

頭頂部付近で変異した紅と会話する茜はその考え自体が古いとして小馬鹿にし、更に何かあるのかと会話を溜め込んだ。

此れに紅の肉塊は動きを少し止め茜を見る様な仕草を見せた。

だが、これこそが茜が考えた策であり、更に葵との示し合わせ無しの同じ思考による作戦であり、葵はマキにある箇所を指差して合図を送った。

 

「またまた、今度は本体毎喰らえ‼︎」

 

『バチバチ、ズダァァァァァァァン‼︎』

 

『グガアアアアアアアアアアアアアアア!!?!??』

 

これこそが双子が考えた作戦、茜が敢えて囮になり肉塊内の本体の動きを止めさせ、其処をマキにレールガンを撃たせた後露出した本体を葵のサイコキネシスで止める。

そしてレオン、クリス、ジェイクの3人がリニアランチャーで肉塊毎本体を吹き飛ばす作戦であった。

こうしてその作戦は成功し本体をサイコキネシスで止め、茜は腕力等で拘束から逃れた。

 

「今時触手プレイなんかマンネリ過ぎなんやねん‼︎

今やレオンさん、クリスさん、ジェイクさん‼︎」

 

茜は(一応)親に向かって触手プレイがつまんなくなっている事を告げ、マキや葵達を笑わせると同時にレオン、クリス、ジェイクはそれぞれリニアランチャーを構え本体に向け照準を合わせた。

 

「此れでお前のつまらないゲームも終わりだ、クレナイ・コトノハ!」

 

「スペンサーの理想を継ぐ者を、俺達は絶対に許しはしない‼︎」

 

「さっさとくたばれ、この小物界の大物野朗が‼︎」

 

『ボシュンッ、ズドォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!×3』

 

レオン、クリス、ジェイクはそれぞれの想いを口にしながらリニアランチャーを放ち、巨大な肉塊は完全に破壊され、紅の本体も上半身の左半分と頭を残してその場に転がり辺り一面は血と肉片塗れになりマキ達はその鉄分臭さから鼻を摘んでいた。

 

『バイオハザードレベルが低下、汚染が解除されました。

特別武器保管庫の封鎖を解除します』

 

すると紅の肉塊が消えた事で特別武器保管庫と管理室の封鎖が解除され、管理室の全員がリフトに乗ってレオンや葵達の下に駆け付けた。

 

「葵さん、マキさん、茜さん‼︎」

 

「ゆかりん、あかりちゃん、ヨナさん、皆無事だね‼︎」

 

「アカネやアオイのあの作戦にはヒヤヒヤされたけどね」

 

「雪女だけにかい?」

 

ヨナを含めた子供組は互いに抱き合ったりしながら言葉を交わし、ヨナが茜達の作戦にヒヤッとした事を茜は雪女だけにと言い放ち、あかりが座布団があったら渡してたと言いつつ談笑していた。

 

「ふふ、最近の子達は本当に元気が良いわね」

 

「ああ……エイダ、良く無事だったな……」

 

「あの〜お2人さん、私も居るのに良い雰囲気作ると気不味いんですけど」

 

エイダとレオンは互いの無事を確認しながら葵達を見て大人の雰囲気をその場に作り出していたが、其処にはセイカも居た為気不味くなり話し掛けそれをやめさせていた。

 

「ジェイク、やったわね‼︎」

 

「はっ、当然だろシェリー。

俺があんな小物にやられるわけないだろ」

 

ジェイクとシェリーも互いを気遣い、しかしジェイクはサングラスを掛けながら顔を逸らして何処か初々しい反応を見せながら紅に負ける訳が無いと話していた。

 

「クリスの旦那、やったな」

 

「流石レベッカが信頼した男だ」

 

「そしてBSAA北米支部きってのトップガンだよ」

 

「ふっ、カルロスやビリー、B.Y.も良く無事だったな」

 

そしてクリス、カルロス、ビリー、B.Y.は短く会話を交わしながら拳を叩き合わせ、互いに健闘を讃え合いつつB.Y.とクリスは忘れない内にN2爆弾をそれぞれ紅の肉塊の一部、紅本体に投げつけて仕掛け残りは起爆するのみになった。

 

「よし、では全員脱出するぞ!

誰1人遅れるな‼︎」

 

『はい/了解‼︎』

 

最後に『アルファ』が状況確認しつつ脱出命令を出すと葵、茜が真っ先に反応して小走りで特別武器保管庫を抜けて大型貨物リフトエリアへと走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヨナ・レティシアの指紋確認、貨物リフト起動します』

 

そして全員貨物リフトに乗り地上へと向かい始めた。

此れで何もかも本当に終わり……そう思っていた瞬間である。

 

「茜ェェェェェェ、葵ィィィィィィ‼︎」

 

「なっ、クレナイ‼︎

まだ生きているのか⁉︎」

 

何と紅の左半分しか残らない上半身でリフト端に掴まり、執拗に葵達を追い掛けて来た事にクリスは驚き銃を構えた。

 

「ちょい待ちクリスさん。

此れが最後や、この大馬鹿野郎に因縁ある相手で決めさせてくれへんか?」

 

すると茜がクリスの銃を下ろさせ、彼の懐にある真血清弾(Sandalphon)入りマガジンも1個抜き取り皆に見せるとゆかり、あかり、ヨナは持っている事を確認し最後に渡すべきシェリーにマガジンを投げ、共に撃つ様にジェスチャーを加えた。

 

「良いの?」

 

「ええんやで。

シェリーさんのおとんの作ったウィルスも使うてT-Genesisを作ったんや。

なら因縁は完璧にあって今が断つチャンスやで」

 

シェリーは茜にマガジンを渡された事に良いのかと問うとシェリーにも因縁があるとして茜は矢張りシェリーにも参加する様にジェスチャーした。

それを受けシェリーはマガジンを装填し、ヨナ、ゆかり、あかり、マキ、茜、そして葵の7人による紅への最後の断罪が始まった。

 

「あ、茜ェ、葵ィ…‼︎」

 

そんな事とは知らず最早理性も思考すら保てなくなり壊れたラジカセの様に葵達の名を呼ぶ紅の前に葵達はハンドガンを抜き、そのまま構えた。

 

「私の人生を狂わせた罪、此処で全て断罪してやるわよ、クレナイ‼︎」

 

「お義父さんを惑わせて、蘭白龍さんも同じ様に惑わした貴方を私達は絶対に許しませんよ‼︎」

 

「今は日本国諜報員では無く、マグナ・グラスホッパーの養女として、貴方を討ちますよ…琴葉紅‼︎」

 

先ずヨナ、あかり、ゆかり達の自身や養父の人生を狂わせられた者同士が先に構えて撃つ準備をし。

 

「父が作ったウィルスを基にした新ウィルスを作り、私に因縁を作った男…貴方の事は生涯許しはしないわ‼︎」

 

「私の街や友達を巻き込んで好き勝手やった報いだ、BSAA隊員としても1人の人間としても此処でアンタを殺す‼︎」

 

次にバーキン博士のGウィルスを勝手に使い、新型ウィルスを作られたシェリーとこの国、街で生まれ育ったがバイオテロで友人毎全てを狂わされたマキが更に銃を構え。

 

「さよならや琴葉紅…いやおとん。

此処で全部の禍根、断っとくで!」

 

「さようならお父さん……もう2度と夢にも現れないで‼︎」

 

最後に紅の勝手な思想により生み出された茜、葵姉妹が銃を向け全ての準備が整った。

そして紅は自身にN2爆弾が仕掛けられている事に気付かないが此処で漸く自らが置かれた状況を理解し、茜達に止める様に叫ぼうとした。

 

「止めー」

 

『ズダンッ‼︎×7』

 

止める様に叫ぼうとした紅に7人は問答無用の真血清弾(Sandalphon)を頭に1発ずつ叩き込み、頭に7つの風穴が出来た瞬間紅は力尽きて左手を離してしまいそのままEdenI(エデンワン)に絶命したまま地下階層まで真っ逆さまに堕ちて行った。

そしてその哀れな姿に同情する者はこの中には誰1人として居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急げ、輸送機内に入れ‼︎」

 

そして地上へと出た所にチャーリーチームの隊員が輸送機を待たせており、全員が乗れる様に席を空けており手招きで急がしていた。

しかし此処でエイダとセイカは立ち止まり、彼女達はフックショットで建物の屋上へと昇りレオン達と別れる道を選んだ。

 

「エイダ…行くんだな」

 

「…さよならセイカさん、次会う時は敵じゃない事を祈りたいわ」

 

「ふふ、また会える時を楽しみにしてるわ。

じゃあね、レオン」

 

「グッバイ葵ちゃん達、私も貴女達の敵になるのはちょっと勘弁だと思ってるよ〜♪」

 

レオン、葵、エイダ、セイカは短い言葉を交わし合った後、エイダ達の方がフックショットで何処かへと去って行きそれぞれが今正に再び別の道を歩んだ、そんな少し寂しい気分にレオンや葵達は包まれていた。

 

「レオン、アオイ、行くぞ‼︎」

 

「…ああ、今行くぞクリス」

 

「分かりました」

 

そしてクリスに急かされた2人は走って輸送機に乗り込み、2人が乗ったのを最後に確認すると輸送機は離陸し出し空へと飛び立って行った。

 

 

 

 

 

『ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル‼︎』

 

「…安全空域に到達。

行くぞクリス」

 

「ああ。

此れでゲームオーバーだ、クレナイ・コトノハ」

 

そうして輸送機はN2爆弾の効果範囲外に飛び立ち、2人がそれぞれ起爆スイッチを握りそしてボタンを押した。

 

『カチッ‼︎』

 

『ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!』

 

そして、EdenI(エデンワン)が在った地区はN2爆弾の爆発により周りの建物を巻き込んで全てが吹き飛び、それを窓から見た葵、茜達戦った者達全員やヨナは全てが終わったと確信した。

 

『……すぅ』

 

「おっと、疲れちゃった奴も居るか。

……そのまま寝てて良いぞ葵、あかり、マキ。

俺達の戦いは終わったんだ、残りは後始末部隊の仕事さ…」

 

「…此れで、この悪夢も終わりだな」

 

「ああ、漸くだ……」

 

「…長かった様で短かった様な、そんな悪夢だったな」

 

一息吐くと今まで余り感じなかった疲れが一気に噴出した葵は茜の肩に、マキは隣に座ってたB.Y.の肩に、あかりはゆかりの肩を凭れ掛かり眠りに就きその揺られる輸送機の中で生き残り、戦い抜いた者達…特にB.Y.やレオン、クリス、ジェイクは地獄の戦場から安全地帯の駐屯地へと向かいながらそれぞれ思いを馳せるのであった。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
琴葉紅変異体自体は原作主人公であるレオン、クリス、ジェイクが。
紅の死に体への止めは琴葉姉妹、マキちゃん、ゆかりさん、あかりちゃん、ヨナ、そしてシェリーと様々な因縁が生まれた人達で決着をつけました。
そしてN2爆弾計3個による爆破でEdenI(エデンワン)やT-Genesisその物は完全に吹き飛びました。
一応ROICE学園等は無事ですが窓ガラス等が爆風で犠牲になりました。
そして、いよいよ次回が最終回予定であります。
最後までどうかお付き合い下さいませ。
では、次回もよろしくお願い致します。
よろしければ感想、指摘をお願い致します。

本編完結後にバイオ7と同じ時系列且つE型特異菌関連のオリジナルストーリーを見たいですか?

  • 見たいので書いて下さい。
  • このまま終わって欲しい。
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