今回は話が一気に進みますがご了承下さいませ。
では、本編へどうぞ。
ブチキレた葵、イヴを連れたイーサン達は未探索の反対側、別館に入る際に入手した地図からソラリウム側へとやって来てピアノから手にした鍵、鉄格子を開ける物から鉄格子の鍵を使い侵入する。
すると蟲が集合し、ダニエラが現れた。
「うっふふふふ、やっと私に会いに来たのね?
皆私に夢中になるのよ…」
「あ、そうなんですか。
なら一旦黙ろうか?」
『ガジャァァァァァァァンッ‼︎』
ダニエラが口を開いた瞬間葵は開閉する天井を何とサイコキネシスで破壊、完全に吹き抜けにしてしまい常時冷気が部屋を満たす状態にしてしまう。
「きゃあっ!
もう、意地悪なのね!」
「ええ意地悪ですよ。
だから今からその口と全身を動けなくさせてあげますよB.O.W.、ダニエラ・ドミトレスク!」
「えっ、な……ッッッッッッ!!?!?」
更に葵はダニエラが此れ以上何も話せない様にしつつ全身をサイコキネシスで吹き抜けになった天井の真下に固定、狙い撃ち放題にした。
この時ダニエラは思った、この女はお母様が言った通りの危険人物だったと。
「んじゃグッバイダニエラ」
「もう蟲は懲り懲りなんだよ、だから消え失せろ!」
「…敵B.O.W.、討滅する」
『ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ‼︎』
そしてマキ、イーサン、イヴは慈悲も無くB.O.W.たるダニエラをドラグーン、ショットガン、サジタリウスで蜂の巣にしてダニエラはそのまま結晶化、トルソーとなり葵に冷淡な目を向けられたままそれを回収する。
更にこの中にダニエラが最後に何を思い死んだのか誰も知らない、知る必要が無かった。
何故なら相手はB.O.W.なのだから。
「さあちょっと奥に行きましょう。
其処に最初に回収した仮面と同じタイプの物があって、更に奥のアトリエには隠し通路がありますよ」
「じゃあ行こっか」
「だな。
こんな所にもう用は無い」
そうして哀れなB.O.W.に誰一人として同情する事無く奥へ進み今度は何処か喜んでいる様な仮面を入手、更に奥に進みアトリエに入る。
すると其処には巨大なドミトレスクの絵が壁に掛けられていた。
「まあアトリエだからね。
で、この部屋のギミックは…『この部屋で五つの鐘を鳴らせ』。
あー、確かに其処らに鐘があったりすると思えば…」
「…じゃあ、鳴らそう」
マキは自画像にアトリエだからと納得し、近場のメモを見て鐘を5個鳴らせばギミックが作動すると理解して4人でそれぞれ1個ずつ鐘を鳴らす。
だが最後の1個だけが見つからずイーサン、マキ、イヴは困惑していた。
「なあ最後の1個は何処にあるんだ?」
「えーと、この部屋の中見る限り無いね。
可笑しいな、この部屋で五つ鳴らさないといけないのに」
『ズドンッ、カーン!』
だが、葵は透視で何処に鐘があるか把握してた為無表情のまま階段を上がり、デュランダルで窓の外にあった鐘を鳴らした。
するとドミトレスクの絵が隠し扉になり道が開く。
「おい、この部屋で鐘を鳴らさなきゃならないのに外にあるのかよ?」
「ええ、だから『この部屋で』五つの鐘を鳴らすんです。
軽い頓知ですね全く」
葵は頓知が効いたギミックを解除した後呆れ気味に隠し通路を伝い屋根裏部屋へと出る。
其処に倒れていた幽鬼を1体殺し周りを探索しイヴは読み物、マキは宝の場所が記された地図の切れ端、イーサンはボルトアクションライフルを手に入れイヴの周りに集まる。
「…『『死花の短剣』なる物が、城にあると聞く。
それは中世の品で、何でもその刀身には古今東西の凡ゆる『毒』が塗られているとか。
妄想に取り憑かれたかつての当主が悪魔や魔物を殺す為に作らせたそうだ。
実に興味深い…が、もう誰も所在を知らない』。
これ、探してドミトレスクに刺したら如何なるかな?」
イヴは読み物の死花の短剣に興味を持ち、此れがドミトレスク城にあり、更にドミトレスクに刺せば如何なる効果を発揮するかを他3人に問いてみていた。
葵もそんな物があれば確かに耐性が無ければ並以上のB.O.W.でも毒で死ぬと思い、頭の隅に留めつつイヴの頭を撫で、全員で奥へと進み出す。
「…屋根裏の先は城の屋根部分……っ⁉︎」
「今のは……幽鬼⁉︎」
頭を撫でられ素直に喜ぶイヴはその先が屋根に続いているのを確認した…その瞬間頭上を手が羽に変異し、舌が長くなった幽鬼が数体通過する。
此れもドミトレスク達の犠牲者であり今は自分達を襲う敵ならばと、イーサンはライフルを構え屋根の上に落ちる様に撃ち落とす。
其処に葵とイヴも加わり、デュランダルで狙撃する。
「…今ので全部か?
頼むから安らかに眠ってくれよ…。
じゃあスーパーガールアオイ、次は何処に向かえば良いんだ?」
「そうですねスーパーファザーイーサン、この先にエレベーターがありますが、屋根の上にはまたデュークの部屋前の像に使う仮面があります。
だからこのあたりも漁り尽くしてからエレベーターに乗りましょう」
そうして幽鬼を全て処理してイーサンは十字を切った後葵をスーパーガールと呼び次に向かう場所を聞くと、葵もイーサンをスーパーファザーと呼び、この屋根にも先程の仮面と同種の物がある為結晶やその他落ちてる物等を拾いつつ、イーサン、葵、マキはエレベーターで待ち今度はイヴが仮面を取りに行くと話し合いで決まる。
「…えい」
そして掛かったロープに此れまた掛かった手掴みロープウェイでぶら下がり其処から一気にイーサン達がいる側の上の柱まで滑り辿り着く。
其処で明らかに憤怒と言った表情の仮面を取り梯子でイーサン達の近くに降り立つ。
「…はい此れ。
じゃあエレベーターで降りよう」
「助かる、ありがとなイヴ。
さて、このエレベーターは確かロビーに見かけた物の筈だが…」
イヴはヒラヒラと仮面を見せた後、4人で少し窮屈気味にエレベーターに乗り降りると其処は矢張りロビーであり、あの三姉妹の絵画が飾らせている場所に出た…が、何と出入り口が完全に鉄格子で塞がれ、外に出られなくなっていた。
「おいマジかよ」
「…寧ろ好都合かな、あっちから殺して下さいって言ってるならそうしてやりますよ」
イーサンは出入り口が塞がった事に悪態を吐くが、葵達は寧ろ好都合だと受け取り其処から残ったカサンドラ、更に最後にドミトレスクを殺すと道筋を立て、A.B.F.や元BSAAらしくB.O.W.退治に乗り出す気で居た。
するとロビーのドアが開き、其処からいきなりドミトレスクがキレた表情を葵達に向けていた。
「この人間風情と小娘共が!
幾ら逃げ回った所でお前達に先は無いのよ‼︎」
「…なら道は自分達で作る‼︎」
ドミトレスクが鉤爪で切り掛かった瞬間4人は避け、イヴがカビハンマーを作り出して頭を渾身の力で叩き、更に葵がフルパワーサイコキネシスで天井に磔にして動けなくさせる。
最早葵の手によりドミトレスクは倒せないまでも対処法は確立されてしまった。
「それで次はどうするのさ?
最後の姉妹を倒す?
それともこの宝の地図が死花の短剣って賭けてみる?」
「それなら先ずドミトレスク姉妹最後のカサンドラを殺してから宝探しをした方が良いですよマキさん。
あの蟲に追い回されるのは精神衛生上良く無いです」
「決まりだな、なら行くぞ!」
そうしてイーサン、葵達はドミトレスクの魔の手から逃れた後最後の姉妹たるカサンドラを殺すべくホールの2階へと上がり、そのままカサンドラと遭遇した通路まで走る。
すると案の定カサンドラが現れる
「さっきはよくもやってくれたわね小娘が‼︎
お前から先に殺してウィンターズ共を絶望させてやるわ‼︎」
「…それは願い下げ」
更にカサンドラはイヴに冷却弾を撃たれた事を根に持っているらしく最優先で殺そうと宣告して来るが、イヴは早速冷却弾を装填し、この通路で三姉妹を殺す気で構えそして再び冷却弾を当てる。
「ぎゃあぁぁぁぁぁ‼︎
私の身体が、身体がぁ⁉︎」
「隙ありだよB.O.W.カサンドラ・ドミトレスク!」
「う、うぁっ…‼︎」
そして冷却弾に苦しみ悶えている所に葵がサイコキネシスでドミトレスク同様に天井に磔にし、そしてイーサンはハンドガン2丁、マキはドラグーン、イヴはサジタリウスを構えカサンドラに銃口を向ける。
「ひっ、やめ」
「止めるかこの蟲女が‼︎
人間の怒りを思い知りやがれ‼︎」
『ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ‼︎』
カサンドラは最後の最後で命乞いをし掛けたが、イーサン達は今までこの城で見て来た彼女等の所業の後を脳裏に思い出し、幽鬼にされた女性達や恐らくは解体されたであろう男性達の無念や怒りを乗せて銃弾を放った。
そして命乞いをする暇も無くカサンドラは結晶化し、トルソーとなりイーサンの手に落ちて来た。
「イカれた魔女め、この城での所業をあの世でも永遠に罰せられろ…!」
イーサンは元カサンドラのトルソーを罰を更に受ける様に吐き捨てるとそのままドミトレスク城の鍵を使い、中に入り仮面を取る。
すると入口が鉄格子で塞がり出られなくなってしまう。
「成る程、この部屋の仕掛けはこうでええと…あ、マキさん。
向こうに武器庫がありますから其処から弾薬等を取って、そして飾られてる物を持って来て下さい」
「あいよ〜。
よいしょ…」
葵は部屋の仕掛けを理解し、透視で周りを見ると隣に武器庫、更にこの仮面に似た、しかし獣骨の標本が飾られておりそれが使えないかマキに取って来させる。
更に葵は棚から銀の指輪を発見しこれは換金する物であると判別してマキを3分待つ。
すると直ぐ戻って来て目的の物を手にしていた。
「この獣骨の標本がブツなの?」
「恐らくは。
で、台座を取って裏目を見ると…はい、仮面と同じ突起がありました。
で、これをつけるとあら不思議ですね〜、罠が解除されました」
そうしてマキから台座が付いた獣骨の標本を手渡され、それを台座から取り石像に嵌め込むと鉄格子が降りて外に出られる様になった。
それを見たイーサンはベイカー邸と同レベルの不思議建築だと思い手を挙げていた。
「さて、最後は宝の地図からベイラが現れたあの場所の鉄格子の扉ですね。
迅速に行きましょう」
そうしてイーサン達はその場から立ち去りメインホールへ行くと、その1階にはドミトレスクが居りイーサン達を発見する。
「カサンドラ、無茶をし過ぎた様ね…」
「一丁前にお母さん気取り?
家族『ごっこ』に付き合うのは沢山よ、オルチーナ・ドミトレスク‼︎」
そうして再び鉤爪を引き摺りながら何処か悲しげな表情を浮かべながら葵達に近付くが、最早今まで見て来た物からそれ等を家族『ごっこ』と断じ、葵は再びフルパワーのサイコキネシスで壁に磔にし、イーサン達を厨房から地下へと行かせ自身は暫くドミトレスクと対峙していた。
「家族『ごっこ』だと、この卑しき小娘共と人間風情が‼︎
このドミトレスクの高貴な血筋を全て根絶やしにしようと言うのか?
それも何も知らない貴様達如きが⁉︎」
「ええ、B.O.W.は全てこの世から根絶やしにするよ。
貴女も、その蟲娘も全てB.O.W.、だから殺す!
此れ以上あの村の人達や幽鬼達の様な犠牲者を増やさない為に‼︎」
ドミトレスクは何処までも自分達本意な意見を述べた上で自身達の血を高貴な物と呼称して葵達を糾弾しようとしたが、既にイーサン達を先に行かせた葵はドミトレスク達をあくまでB.O.W.と断じて殺害宣言を行い、更に村人や幽鬼達の様な犠牲者を増やさぬ様にと自身のクリス達から学んだ正義感からドミトレスクの言葉を切り捨て睨み合いが続く。
「葵、宝は取ったからもうそのおばさんに構ってる必要は無いよ‼︎」
「了解です、じゃあ次はしっかりと殺しに行きますから覚悟して下さい、B.O.W.のおばさん‼︎」
『バギバギバギィ‼︎』
その時マキ達が走って戻り、宝の地図にあった物は取ったと話した後葵とマキはドミトレスクをおばさん呼ばわりしつつ、横の壁にめり込ませそのままドミトレスクを壁を粉砕しながら離れた奥へと追いやった。
「ぐあぁぁぁぁぁ、おばさんだとこの小娘共がぁぁぁぁぁぁ……………‼︎」
「…うん、年齢上は。
あ、アオイ、宝の地図にはこんなのしか無かったよ」
遠くへ追いやられながら自身をおばさん呼ばわりした葵達に憤慨するドミトレスクだったが、何処まで飛ばされたか最早葵にしか分からずイヴは最後に年齢上と付け加え、更に宝の地図の位置にあった物を葵に渡す。
それは碧眼に似た石であり、葵は懐に仕舞った指輪と組み合わせるとピッタリと嵌り、最初にイーサンが手にしたのと似た1つの指輪が完成する。
「此れはデュークの所で売るしか無いね…死花の短剣はもしかしたらこの仮面を嵌めた扉の先にあるかもだし、一旦デュークの所で準備しよう」
「だな。
じゃあデュークの所に行くぞ」
葵が一旦デュークの店で準備をしようと話すとイーサン、更にマキ達も同意して反対意見0のままドミトレスクが戻らない内に外商室へと入り込む。
するとデュークが柔かにイーサン達を迎え入れる。
「此れは此れはご無事で何より、如何でしたか?」
「ああ、空振りだった…だがドミトレスク三姉妹は殺して後は直ぐ其処の石像に仮面をぶち込んで奥へ行くだけだ。
そしてドミトレスクも殺せるならローズの居場所も吐かせる」
「何ともそれは……少々残念ではありますが、ドミトレスク夫人から聞き出す算段があるならそちらをお試ししては如何かと?
それと、その準備のための商品もご用意させて頂きますよ」
デュークはイーサン達が空振りだった事を想定内か違うか微妙な反応を示すが、既に三姉妹は倒し、仮面を集め切り更にはドミトレスクにローズの居場所を吐かせるとイーサンは宣言するとその瞬間商いの顔に戻り商品を並べ出す。
するとマキは金属球を使い早速迷宮模型を攻略し、真紅の結晶骨を手にしトルソーや結晶等毎売却する。
「おお、換金ありがとうございます!
そしてマガジン等のお買い上げ、銃のカスタマイズもありがとうございます、今後ともご贔屓に」
「ああ…さてさっそくこの仮面をぶち込むか」
そしてイーサン達は換金から買い物、銃のカスタマイズを済ませた後4人でそれぞれ仮面を持ち石像に嵌め込むと、文字が書かれた扉が開け放たれ奥に続いていた。
イーサン、葵達は迅速に奥に進むと礼拝塔らしき場所が見え、其処からイーサン達は小走りで奥へと向かう。
「此処は礼拝する場所みたい、だな」
「はい…あ、あの棺の中に短剣があります!
恐らくあれが件の死花の短剣ですよ!」
イーサンは周りを見ながら警戒していると、葵は透視により棺の中に短剣がある事を周りに伝え、全員で棺を開きイーサンが短剣を手にした……その瞬間イーサンは背後から何者かに捕まれ振り向かされてしまう。
何者かは言うまでも無い、ドミトレスクだ。
「お前達の所為で全てが台無しよ‼︎」
「イーサン‼︎」
「アオ…ぐぁぁ、く、このクソ女が‼︎」
ドミトレスクはイーサンを串刺しにしようと鉤爪を突き立てるが、葵がサイコキネシスと庇った事でイーサンには先端部が少ししか刺さらなかった様になり、イーサンは深々と刺された葵の分とお返しに死花の短剣をドミトレスクへと突き立てた。
「ああぁぁぁぁぁ‼︎
うぅぅ、うぁぁ‼︎」
「があっ‼︎」
「イーサン‼︎」
それを突き立てられたドミトレスクは明らかに苦しみ悶え始め、葵とイーサンを突き飛ばすとイーサンは葵のサイコキネシスでギリギリ縁で踏み止まり、葵も同じく踏み止まりドミトレスクを見る。
すると見る見る内に化物に変異して行き、マキとイヴも外側に出て来ていた。
それと同時に変異が終わり、壁を突き破りドラゴンの様な姿になったドミトレスクが姿を見せる。
『その肉も…骨も…その体全て、貪り喰ってやるわ‼︎』
「拙い此処じゃ戦えない、皆ワイヤーロープで‼︎」
「はい、イーサン捕まって‼︎」
そしてドミトレスクが空を飛び、イーサン達を掴もうとした瞬間葵がイーサンを掴み、他3人がワイヤーロープ射出機で礼拝塔を捕まらない様に回り、そして足場となる場所を見つけ降り立ち葵やイーサンの傷もアンプルや回復薬を使い治し、そして対角線の階段の上に変異したドミトレスクが降り立った。
こうして、雪が止み日が照る中変異ドミトレスクとの戦いの火蓋が今切って落とされた。
「やっと中身に見合う姿になったな、化物め!」
「敵性B.O.W.変異を確認‼︎
此れより殲滅行動に入る‼︎」
「…ドミトレスク、此処で終わりよ‼︎」
「ミランダの前哨戦だ、さっさと片付ける‼︎」
4人は思い思いの言葉を口にしながらサジタリウス、ドラグーン、2丁ハンドガンをドラゴンの様な姿になった変異ドミトレスクの人間『だった』部分に攻撃を集中して行き何とかその場から退かせる。
そして奥へと向かい四方を警戒すると、マキ側から飛んで来た。
『お前達を滅ぼしてやる‼︎
ああ血が、肉が、娘が、何もかもが足りない‼︎
全部お前達の所為だ‼︎』
「何が私達の所為だ、アンタ達から先に仕掛けて来た癖に‼︎」
『あははは、運の良い奴等ねイーサン、小娘共‼︎
ミランダ様の他にこの姿を見た者はお前達だけよ‼︎
レディの素顔を見た罪を償いなさい‼︎
お前達を決して許してなるものか‼︎』
変異ドミトレスクは支離滅裂ながら、イーサン達への怒りを最大限にぶつけて来ておりその言葉の節々から殺意が漏れ出していた。
だがマキの言う通り仕掛けたのはミランダ達、ミアに化けローズを攫う計画を立てなければこうならなかったのだ。
互いの言い分で正論なのはイーサン達、しかしB.O.W.にはそれは通じない。
何故なら人の心無き化物だからだ。
「このクソッタレが‼︎
ローズの居場所を吐きやがれ‼︎」
「オラァ、私等のショットガン喰らえ‼︎」
『があぁ‼︎
ローズの居場所だと、何も知らぬ愚か者が我がドミトレスク家をよくも‼︎』
そして言葉が通じないならとイーサン達はライフルやショットガン等を切り替えながら弾丸を浴びせダウンを取る。
更にイーサンはローズの居場所を問い質すが、変異ドミトレスクはイーサンを何も知らぬ愚か者と誹り何も言う気が無かった。
ドミトレスクからは何も聞けない、そう判断した葵はサイコキネシスで動きを封じ込み、イヴがグレネードランチャーの炸裂弾を解禁、変異ドミトレスクに爆発する弾頭を浴びせて行く。
その威力に変異ドミトレスクも堪らず踠いていた。
「此れも、喰らいなさい‼︎」
『ズダァァンッズダァァンッズダァァンッ‼︎』
『ギャァァァァ‼︎
血が、血が足りない、もっと血をォォォ‼︎』
そして葵は規格外銃ペンドラゴンを解禁、3発撃ち込んだ瞬間変異ドミトレスクの身体が血塗れだった物に更に大きな風穴が開き、明らかな大量出血を起こした。
その瞬間変異ドミトレスクは建物に突っ込みイーサン達を喰らおうとしたが外れ、悪戯に上への逃げ道を増やしただけになった。
『さっさとその肉を喰わせろ‼︎』
「良し、上に行くぞアオイ、マキ、イヴ‼︎」
「はい、一気に決めます‼︎」
イーサンは上に行く事を敢えて提案し、ドミトレスクを其処に誘き寄せて一気に叩こうと脳内作戦から口を開くと全員一緒だったらしく、羽虫を飛ばしイーサン達を喰らおうとする変異ドミトレスクを無視してそのまま螺旋階段を上り最上部へと辿り着く。
『もう他に逃げ場は無いのよイーサン、アオイ共‼︎
恥ずかしがらずに正直に言いなさい、この私が恐ろしいって‼︎
あっははははは‼︎』
変異ドミトレスクは周りを滞空し、イーサン達が自身を恐れているかを問い詰めるがそれに誰も答えず静かに、今の最大火力を叩き込む準備を進めていた。
それに変異ドミトレスクは気付いて挑戦を受けているのか、それとも気付いていないのか滞空した後塔に突っ込んで来る。
『それじゃ…楽にしてあげるわね‼︎』
「ああ…お前がな、イカれ女吸血鬼‼︎」
「此れで終わりよ、オルチーナ・ドミトレスク‼︎」
そうして塔の壁を崩しながら突っ込んで来た瞬間イーサンは2丁ハンドガン、マキはショットガン、イヴはグレネードランチャーの火炎弾、そして葵はペンドラゴンを放ちその身体をズタボロにし遂に血を噴き出させた。
『あぁぁぁ‼︎
おのれよくもウィンターズ、コトノハ共ぉ‼︎』
「此れで終わりだクソッタレ吸血鬼‼︎
さあ死ぬ前にローズの居場所を吐け‼︎
さもなきゃ死ぬ前にもっと弾丸を喰らわせてやるぞ‼︎」
イーサンは最後にまたローズの居場所をドミトレスクの口から吐かせようとしながら近寄り、2丁ハンドガンをリロードして構える。
そして最後の悪足掻きにイーサン達に噛み付こうとした瞬間、変異ドミトレスクの足場が崩れ去り今にも彼女は落ちそうになる………だが、その油断をドミトレスクは見逃さずイーサンと葵を落ちるのを構わず両手で掴み一緒に引き摺り落ちて行く。
「ぐあ、くそぉ‼︎」
「くっ、イーサン‼︎」
『遅過ぎたわね…お前達は2度とローズには会えない‼︎
己の無力さを知るが良いわぁぁぁぁぁぁ‼︎』
そして礼拝塔をそのまま2人は変異ドミトレスクと共に最下層まで降下して行き、最後には2人共手を離されそのまま床に激突するかと思いきや、意外と変異ドミトレスクの身体の面積が大きかった為それがクッションと化し2人に掛かる衝撃を和らげた。
「葵‼︎」
「…イーサン‼︎」
するとマキ、イヴも慌ててワイヤーロープで降下しては緩めて落ちてまたワイヤーロープを掛けてを繰り返し最下層に降下し、2人の下に降り立つ。
その瞬間変異ドミトレスクは最後の力を振り絞り起き上がり、イーサン達を見つめながら口を開き始める。
『呪ってやる…ァァァァァァァァ………‼︎』
『パキパキパキ、ガラガラ…』
「…呪われてるのはお前等の方だ、クソッタレ共が!」
そしてドミトレスクは結晶化し、最後はその結晶像が残り、イーサンはそれを手にしながら呪われてる側はドミトレスク、そしてミランダ側だと吐き捨てていた。
葵達もそれに同意しながらドミトレスクの哀れな末路を見て冷淡な表情でそれを見ていた。
「…アレ、彼処に何かあるよ?」
するとマキは奥の方に何かがあるのを発見し、イーサン達はそれに近寄る。
それは何かは分からない汚れたフラスクであった。
「…何なんだ、このー」
「ひっ⁉︎」
イーサンはフラスクを持ち上げその周りを見るが何も分からずにいた…が、他3人の中でイヴは何か怯えた表情を浮かべ、腰を抜かして顔面蒼白になりながらそのフラスクを今にも泣きそうになりながら見ていた。
「ど、如何したの、イヴ⁉︎」
「ちょっとイヴ、大丈夫なの?」
「…………」
葵やマキはイヴがこんな怯えた表情を見せるのは初めてで何があったか心配していたが、イヴはフラスクから視線を離せず2人の呼び掛けがまるで聞こえていなかった。
するとフラスクを取ったからかギミックが発動し、外への門が開き漸くドミトレスク城から4人は出られる様になった。
「これでやっと出られる…………ローズ………」
イーサンは漸くこの狂った城から出られる事に清清し、イヴの反応からフラスクに何かがあると思い雑に扱わない様に大事にしまいながら歩を進め始めた。
「(イヴ、何があったの?
それにあのフラスク……何か嫌な予感がしてならない…)」
その後をイヴを支えながら葵、マキが続くが葵はイヴの様子、更にフラスクから何か嫌な予感がしてならないと思い謎の焦燥感に駆られ始めていた。
だが、葵は此処でフラスクの中身を透視すると言う選択肢が取れなかった。
何故なら、それをすれば更なる絶望の淵に立たされると感じそうする勇気が湧かなかった為であった……。
此処までの閲覧ありがとうございました。
今回でドミトレスク城編が終わりましたが、本来なら姉妹を倒して次回ドミトレスク戦に移る予定でしたが、如何足掻いても3人は今回でまるっと倒される展開にしかなりませんでした。
そしていよいよイーサン達はフラスクを手にしました、よって次回は…。
次回もよろしくお願いします、よろしければ感想、指摘をお願い致します。