今回は今作独自の展開が盛り込まれ、更にモロー編は後半になります。
今話で前回のイーサンとクリスの関係は如何なるかお楽しみに下さいませ。
本編へどうぞ。
イーサンとクリス達は合流後、イータ小隊越しの弾薬補給を済ませた後B.Y.の差し入れのピッツァを食べながら立ち話し合いの場を設け、イーサンとクリスの間の空気が悪い為先ずはB.Y.から口を開き始める。
「先ずイータ小隊と合同の陽動作戦、及び依頼されたミア・ウィンターズ捜索だが陽動の方はB.O.W.が釣れるわ釣れるわで重畳。
HWとイーサン達が動き易くなってる…が完全じゃ無い。
矢張り俺達だけでB.O.W.全ての気を引くのは無理だし、葵達が遭遇した狼型の大型B.O.W.が厄介だ、イータも手こずってる。
そしてミアの方は村を虱潰しに探したが全然見つからん、すまないイーサン」
先ずイーサンとクリス達はB.Y.の報告から陽動は大体上手く行ってるが、イーサンと葵が遭遇した狼型B.O.W.に手こずっているらしく完璧では無いと言い添えられる。
更にミアは村中を探し回って居ないと話しイーサンに頭を下げていた。
クリスもミア生存は絶望視している為矢張りかと言った様子を見せていた。
「いや、探し回ってくれただけでも有り難い。
それに村中を探して居ないなら、やっぱり村以外の場所に居るんじゃないのか?」
「俺達もその線で考えてる。
この湖に居なきゃもう地下の何処かに居るしか無いってな」
イーサンはB.Y.に有り難いと話し、更に村中を探して居ないなら別の場所にと言うとB.Y.も同じ事を考えいたらしく地図を広げ村に大きな✖️印を付け、其処に矢印で『地下?』と書き添えてもう地下の何処かに居るしかないと互いに認識し合っていた。
「じゃあ次にクリス、イヴのE型菌とあのサンプルの分析による差異の結果は如何だった?」
「部下達の分析の結果だが、99.95%ベイカー邸のサンプルやイヴの特異菌と一致し、差分はE型の人為的加工部分のみと思われる。
つまりこっちが原種だと俺達は見解を示し合った。
そして村に点在したミランダの研究室や実験室を探索した結果、矢張り村の外から誘拐等をされた者も存在し、代表例がドミトレスクだ」
次にクリスからイーサンや葵、B.Y.達に共有情報としてイヴやベイカー邸のE型菌サンプルと此方のサンプルの差異の結果を調べ上げたり、研究室等から村の外から誘拐されて来た者が居り、それの代表例があのドミトレスクだと話し、城で見たワイン加工の歴史から照らし合わせてイーサンと葵達も間違い無いと思っていた。
「そして…『組織』との繋がりを示す証拠はまだ見つからず難航中だ
。
引き続きハイゼンベルクの工場を捜索して手掛かりを見つけ出す」
「そっか、そっちは難航中ね。
了解、なら俺達は俺達のやる事をするわ。
んじゃ次にイーサン、葵の報告を」
するとクリスは濁す様に『組織』と言う言葉を使い、此れらはB.Y.達も想定していた為か次の話題であるイーサン達の方に話を振り始める。
対するイーサンは此れは一般人の自分が関わってはならない領域なのかと判断して何も言わずに現状報告を始める。
「ああ…先ず四貴族だが、ドミトレスクと人形使いのドナは斃した。
フラスクもゲロ吐きモローの奴から奪い取ってやった。
こっちは順調って感じだ」
「更にモローの口から『儀式』の事を聞けたのは収穫でした。
恐らく足止めをする為に話さざるを得なかったのでしょうが、ミランダの目的が此れで判明しました。
ミランダはローズちゃんの力を利用して自分の子供の蘇生を図ってるみたいです」
イーサンは順調に物事が運んでいると話し、更に葵もミランダの目的が知れたことは収穫だとし、クリス達も頷きミランダが何故ローズを狙ったのか理由を知れて後は如何やってローズの力や存在を知ったのかを調べるだけとなった。
「それにしても死者の蘇生とか、そんな事出来るのか?」
「…特異菌の意識ネットワークにその人の意識があって、何らかの…ミランダの言う『儀式』をすればデータを引き抜く様にローズにその意識を移す事が可能なんだと思う。
此れはE型被験体の私にも出来ない事……ミランダ独自の力だと思う。
其処にローズの力を媒介にする感じだと…」
イーサンは素朴な疑問に既に死した人間の蘇生が可能なのか聞くと、イヴがローズに意識ネットワークに残留する意識をデータダウンロードの様にする事で可能性はあると話す。
しかし結局ローズが犠牲になるしか無く、更にこのフラスクにバラバラで入れられた状態の為憤りしか無かった。
「…巫山戯るなよ、結局の所ローズを犠牲にするって事だろ‼︎
そんな事認められる訳ないだろ‼︎」
「ああ、だからミランダは狂ってる。
この村全体が、四貴族すらもサルヴァトーレ・モローが洩らした我が子の蘇生の実験台なら尚更だ…」
「…暴走した母親の歪んだ愛情。
でもそれは、真に愛とは呼べない。
私はアオイやお母さん達からそう教わった。
だから、ミランダは絶対止めないとならない」
そのイーサンの言葉にB.Y.、イヴがそれぞれ反応して何れもミランダと言う女が如何に狂っている事を示す別々の視点からの物であり、最早人間としても母親としても歪み切った存在だと結論付けられた。
「…結論は固まった様だな。
このまま作戦は続行し、ミランダを殺しローズを取り戻す。
デルタ1はオメガ16達のオーダーであるミア捜索を続行しつつ、敵性B.O.W.の目を引き付けろ。
俺は再び単独で工場に赴き捜査を続け、俺の部下達にはミランダの目的が明らかになった今俺と別口で捜査、更にデルタチーム達と合流、撹乱を半数に分け参加させる」
そして最後にクリスが思い口を開き作戦変更は無し、ミランダ殺害とローズ奪還を続行する事になった。
更にB.Y.:デルタ1に葵:オメガ16達のオーダーを続行しつつB.O.W.を惹きつける様に命じた。
更にクリスは再び単身ハイゼンベルクの工場へ行き、イーサンは知らないがこの場の全員が求める『証拠』を見つけようとし、他の部下は別口で同じ捜索、更にB.Y.達に合流して撹乱を半数に分け行うと話した。
「そして…イーサン、デルタ2、オメガ16、オメガ18、お前達はローズの奪還を最優先に行動してくれ。
他でも無いローズの為に。
その為なら俺は……俺達全員が協力を惜しまない」
「…言えたじゃないかクリス。
ああ当たり前だ、このままローズは俺達4人で取り返してやる!
そして最後にミランダの奴を斃してやる‼︎」
最後にクリスはイーサンと葵達にローズ奪還を最優先に行動する様に言い、且つその為なら協力を惜しまないと口にする。
イーサンはクリスから聞きたかった言葉の1つが漸く出た事にしたり顔になり、当然の様にローズ奪還に意欲を示して最後にミランダを斃すと告げると、クリスも頷き返し2人の関係がある程度の改善が今此処に為された。
「…後、B.Y.に散々言ったがこの件が終わったら言いたい事が山程あるんだ。
覚悟しとけよクリス」
「ああ、勿論だイーサン」
「…ふう、一時は如何なる事やらと思ったけど、何とかなって良かったわ」
更にこの件が終わったらB.Y.に言った物を口酸っぱく言う事もイーサンは告げ、クリスはそれを受けて勿論と言い何か言われる事を覚悟している目をしていた。
そうしてマキが溜め息を吐きながら如何にかなって良かったと呟いた。
その時ハウンドウルフの1人がクリスとB.Y.にやや慌ただしく近付いて来る。
「隊長、デルタ1、外で異常な揺れを観測した。
直ぐに移動しよう!」
「揺れだと?
震源は?」
「不明だが、このまま此処に居ればミランダに知られる」
如何やらもう此処に留まればミランダに居場所がバレてしまうと告げており、全員早急に移動しなければならないと息を呑み、近場に置いていた自身の武器を装備して小屋から出ようとした……その時、湖からイーサン達が目撃した怪魚が迫り小屋に突撃を仕掛けかかっていた。
「な、あの怪魚はさっきの」
「イーサン、アオイ危ない‼︎」
「マキ、イヴ‼︎」
それを見たクリスはイーサンと葵、B.Y.はマキとイヴを咄嗟に押して怪魚の突撃から避けさせるが、その突撃により小屋は倒壊、イーサン達4人は近場の木の足場に急いで泳ぎ這い上がる。
「ゴホッ、ゴホッ、皆無事か…⁉︎」
「ゲホッ、ゲホッ、平気……っ、サルヴァトーレ・モロー‼︎」
「…‼︎」
4人は互いの無事を確認し合い、その後クリス達の安否確認をしようとした瞬間湖からモローが近場に這い上がり、全員その布から隠されていた醜い膿の様な背中を持つ姿に嫌悪感を示しながら戦闘態勢に入っていた。
「お前等……出口は水中だ、逃げられない…!」
「だったらアンタを斃してゆっくり脱出してやる…‼︎」
「…うう、ダメだ、もう遅い…。
ミランダ様は…既に儀式の…準備を進めてる…!」
モローは出口は水中で逃げられないと告げるとマキがカスタムショットガンを構えて処断してから脱出をする事を宣言する。
するとモローはミランダが『儀式』の準備を進めている事を告げイーサンや葵達は如何やら時間が残り少なくなって来ていると理解し、同時にモローが時間稼ぎ要員と理解する。
「お前はその時間稼ぎか、哀れだな!」
「なんて事を…ミランダ様と一緒になるのは…このオレなんだ!
お前じゃない!」
「何を言ってるのかサッパリね、サルヴァトーレ・モロー‼︎
それにさっきから背中の膿の間から触手が出たりゲロを吐き掛けたりしてて今までのB.O.W.以上に気色悪いよ‼︎」
更にモローはイーサンに向かってミランダと共になるのは自分と意味不明な言葉を告げる。
此れに対して葵が気色悪いと吐き捨てながら何を言っているのか意味不明だと会話を切り、サジタリウスを構えて引き鉄を引こうとしていた。
その瞬間モローは激しく嘔吐し、木の足場が緑色の吐瀉物塗れになる。
「お前何か変だぞ!」
「もうダメ…ガマン出来ない…助けて…!
うう…どうして…あぁママ…どうして…!
どうしてぇ…!」
『ザバァン!』
『グゥブルゥゥゥォォォォォォ‼︎』
イーサンがモローに変だと言うがその本人は何かミランダに何故と叫び嘔吐しながら湖へ落ち、その瞬間葵の透視にモローがあの怪魚に変異する瞬間を目撃する。
「あの怪魚、モローが変異した姿みたいですよ‼︎
それと此処じゃ戦えません、一旦引きましょう‼︎」
「ああその様だクソ、足場が壊される‼︎
皆走れ‼︎」
「…汚らしいB.O.W.‼︎」
「うおお、間に合えぇ‼︎」
更に変異モローは足場に突撃し、先程の小屋の様に崩そうとして来た為、葵が一旦引く事を提案して全員それぞれの反応を示して階段を登り橋を走り抜け最後に全員で橋の向こうの岩場に飛び移り事無きを得た。
そうして全員で一息を吐き、その場から離れ始める。
「あんなの如何すれば…」
「サイコキネシスで潰せば1発なんですが、アイツ私の能力を警戒してか最大威力の集中をして掛ける前に水中の障害物や深く潜ったりしてこっちの範囲に入ろうとしないんですよね。
サイコキネシスの最高威力は射程が通常の吹き飛ばしとかよりも短めなのが難点ですよ」
イーサンは水中の変異モローを如何倒せば良いか呟くと葵が最大威力のサイコキネシスなら1撃だが、射程難と水中不覚に逃げたり透視で見える障害物で間を幾つも隔てていたりと、明らかに葵のサイコキネシス対策の動きをしており此れもミランダの入れ知恵だと全員悟る。
そうして足場から降りると『モロー診療所』と書かれた看板があった。
「アイツ、村の主治医かその家系だったのか」
「ならミランダの人体実験に何度も参加してる筈。
そんな良心の欠片も無いB.O.W.は処断に限りますよ」
『もしもし此方きりたん。
映像からモローを斃す事が確定したのがわかりましたので先ずその近くの水門を如何にかして下さい。
そうすれば有利に戦えます』
イーサン達はモローが村の診療医、又はその家系だったと知り、更に葵はモローが医師ならミランダの人体実験に付き合ってたと推察し、温情無しで処断すると口にする。
すると通信機からきりたんの水門を操作して水を抜く様に指示を出され、確かにそうすれば有利に戦えると判断し、水門操作場内に入る。
「あらま、電源が落ちてる。
そして相変わらず居るデューク」
「おほほほほ、水門を操作したいのでしょう?
それならば先ず電力の風車の復旧をしなければなりませんぞ」
「…サンキューデューク。
えーと…水門の操作手順はクランクで風車を回してからレバーを操作、か。
先ずは風車を動かそう」
マキはレバーを上げるが電源が落ちてる事とまた何故か先回りしているデュークを見つける。
そのデュークは水門操作の為には電力となる風車の復旧を伝えて来る。
イーサンはそれにサンキューと返し、水門操作手順を見た後外に4人で出て風車に向かう…途中の車でメモ書きを見つける。
「なになに、クランクにガタが来てるから壊れたら反対側の2号機から替えを取りに…まさか、この風車のクランクはもう使えないのか⁉︎」
「…ちょっと急いで見ましょう」
イーサン達はクランクにガタが来たと言うメモ書きからもうこの風車の物は使えず、反対側=湖の向こう側の風車のクランクを取らなければならないと思い、葵が急いで見に行く事を促す。
そして風車のクランクが付いた滑車に葵がツンツンと触り、普通の力で回してみるとクランクが壊れてしまう。
「…私の所為じゃ無いですよ?」
「ああ分かってる。
だが、となるとモローを躱しながらあっちの風車まで行かなきゃならないのか…」
「ちょっとキツイけど行くしか無いね」
そうして目標を予備クランク確保に変更して風車を降り、水没した家の屋根の上に乗り周りを見渡す。
すると途中で道が途切れてはいたが、崩せそうな建物を見つけると葵がサイコキネシスで崩し完全な足場に変換する。
「良し、後は渡るだけだが…」
『グゥオォォォゥゥゥ‼︎』
「…そう簡単には行かないか、サルヴァトーレ・モロー‼︎」
そうして湖の足場を渡る途中で変異モローが一行に襲い掛かり食らい付こうとするが、全員で走り怪魚の餌になるのを避けつつ次の建物に着き荷車を水に落とし足場にし良いとしたが、明らかにイーサンが飛び移る距離が足らずもう1個落とさねばならなかった。
「畜生、ならあのレバーを動かして足場を…うえ、臭うな…‼︎」
「それに蛆虫ウジャウジャ、気色悪い」
そしてイーサンが建物横のレバーの操作盤を開けると、蛆虫が湧き臭いも最悪な状態のレバーが現れ、イーサンは意を決してこのレバーを引き、前方には先程と同じ荷車が上に乗った足場が、更に後方には上に戻る為の回り道の為の足場が出来上がる。
「如何する、誰か支えにして上に戻って全員を上げて即座に滑車を降ろして足場を作って向こうの建物に行くか、回り道して行くか?」
「……この建物、私達の体重でも飛び移るだけで足場が崩れそうな位脆くなってます。
此れはマキさんが上に登ってイヴを上に上げて待機、私とイーサンで回り道をするのが良いかも。
後方の足場は2人までしか並走出来ませんし」
「…仕方無いその案で行くよ。
葵、イーサン、喰われないでよ!」
そうしてマキが上に戻りイヴを引き上げて待機、イーサンと葵が並走して回り道をする事になり良く足場を観察する。
すると途中に色付きレバーがあり、葵は透視で対応した色付き足場がある事を確認してルートを把握、イーサンにそれを伝え始める。
「イーサン、彼処に青いレバーがありますよね?
アレを上げたら青い足場が出て次にその足場の先にオレンジのレバーがあり同じく上げて一旦向こう側へ行く道を開通させます!
そして白いレバーを上げて、オレンジと青のレバーを再び上げて此処から見て左手の道を開通させます!」
「ああ分かった!」
イーサンに道作りの手順を伝え切ると、2人は走り出し青いレバーを上げて足場を出させる。
が、それはグラグラとしており今にもまた水中に落ちそうな不安定な物であり、葵は此処でレバーが複数ある理由を理解する。
電力が純粋に足りて無いのだと。
「クソ、あんまりグラつくから落ちないかヒヤッとしたぞ!
で、白いレバーを上げたらまた同じレバーを上げて行けば良いんだな⁉︎」
「はい、そしたら全速力で走って下さい‼︎」
イーサンはこの足場に悪態を吐きながら再び手順確認し、白いレバーを上げた所で2人はその場にある青、オレンジのレバーを上げて足場を出させ、途中のレバーも葵のサイコキネシスで上げて足場の浮上時間を延長して回り道側に漸く辿り着き先を進み始める。
『俺が1番だぁ!』
「五月蝿いですよ、いい加減親離れしなさいママっ子‼︎」
『うわぁ‼︎
ぐう、見ててよ、ママァ‼︎
次は…絶対…上手くやるよ…ママ…』
イーサンと葵が足場を渡る途中で変異モローが突撃して来た為葵がサイコキネシスで弾き飛ばしそのまま渡り切り、先程の建物付近にあった荷車まで辿り着きそれを水に落としてマキ達と合流、変異モローの言葉を無視しつつもう一つの荷車を落として足場を完成させ、それを渡る。
そして粘液の壁をマキがショットガンで破壊した後、近場のレバーを上げ沈没船を上げる。
「大物が釣れたな!」
「此れで向こうまで一気に渡りましょう‼︎」
イーサン達は沈没船の上に飛び乗り、その後現れた粘液の壁を破壊して遂に反対側の風車に辿り着く。
其処から梯子を下ろして上まで一気に駆け上るとクランクを取りその場を去ろうとしたが、変異モローが飛び付き此処も何時崩れるかわからなくなった上に続く梯子が壊れて進めなくなっていた。
「チッ、なら風車を梯子代わりにして登ってやる‼︎」
するとイーサンはクランクを回して風車を止め、それを梯子代わりにして全員で上に登る。
すると其処にロープがあった為イヴがドミトレスク城から持ってた手持ちロープウェイのぶら下がり部を渡し、他はワイヤーロープ射出機で代用し風車1号機まで渡ろうとする。
「皆さん、私は最後にして渡って下さい‼︎
多分変異したモローが飛び付いて来るのでそれをサイコキネシスでダメージを与えつつ吹き飛ばします‼︎」
「あいよ葵‼︎」
「…ファイト〜、1発!」
「うおお‼︎」
すると葵が自身を最後にして渡る様に提案し、マキ、イヴ、イーサンの順でロープを渡って行く。
すると本当に変異モローがイーサンに向かって飛びついて来た為、葵がサイコキネシスでそれを捕まえ身体を一部捻り、ダメージを与えて弾き飛ばす。
そうして最後に葵が渡り切り全員無事モローの水上アトラクションを突破するのだった。
「危ないとこだった、サンキューなアオイ」
「いえ、奴のイーサンへの異様な執着心を見たら多分ピンポイントで狙って来ると思ったので…じゃあ風車を回しましょう」
イーサンが礼を述べると、葵はモローの発言からイーサンに変に執着していた点を述べると3人は確かに何故かイーサンに対して執着心があった事を思い出す。
それから葵の一言でイーサンがクランクを回して風車を動かす。
「良し!」
無事に風車が回ったのを確認した4人は水門操作場に戻り配電盤を操作し、レバーを引き上げて様子を見る。
すると水門が開き、水が勢い良く抜かれて水没した家屋等が露出し始める。
すると水門の向こう側で変異モローが苦しむ様子が見られ、確かな手応えを感じ、イーサンも手をグッとして小さなガッツポーズをし、全員で外へと出始める。
『俺の大事な…水…!
よくもぉ!』
「おや水を抜かれて御立腹な様子、このまま止めを刺すよ‼︎」
するとモロー診療所方面へ変異モローが水を抜かれた事を怒りながら向かい、全員で後を追い掛け止めを刺しに向かい出す。
そして建物内にモローの手記と思われる物に実験の内容が示されており、更に其処に『カドゥ』と言う単語を葵達は見つけ出す。
「…このカドゥを植え付けられた人がライカンに…」
「成る程、あの寄生体の名前はカドゥですか……そして実験をしてたモローはギルティ、倒した後コイツの黒情報を更に洗い上げる為に山奥へ行きますよ」
「ああ……器、ミランダが欲しがる、村人全員が実験台…ローズ………そう言う事か、ミランダはローズを見つけるまではそうやって『儀式』の器とやらを探してたわけか、クソッタレが‼︎」
そうして手記を読み終え、葵はタブレットに村人の体内の寄生体の名=カドゥとメモを添えた写真で送り、イーサンは今までの点と点が線として繋がった事に憤りを覚え、全員同じ思いで下へ降りていく。
そして変異モローが倒壊した建物の一部を突き破り現れる。
『ミランダ母さん。
オレ…今度こそやるよぉ!』
「アンタに次は無い‼︎
B.O.W.、サルヴァトーレ・モロー‼︎」
「此処でケリを着けてやる、汚らしい化物が‼︎」
そうして戦闘が開始され、全員が火力重視の武器を装備して一気に片付ける勢いで銃撃、爆撃を開始する。
その中で変異モローは吐瀉物を飛ばして来るが、葵は変異紅の一戦の経験から強酸性と見抜きサイコキネシスで全て止め、弾き返す。
しかしモローにこの酸は弾いても効き目が薄く此方のダメージを増やさない程度にしかならないと判断し、ペンドラゴンでその身体を射抜く。
『そんな目で俺を見るなぁ‼︎』
「五月蝿い、薄汚い化物が‼︎」
「コイツでさっさと終わらせてやるよ、皆行くよ‼︎」
更に樽爆弾が置かれていたのでそれを使い怯ませると変異モローはイーサン達の侮蔑の視線に対して物言うが、イーサン達は構わず攻撃し、更にマキの合図でそれぞれが動き出す。
先ず葵がサイコキネシスで取り押さえ、イヴは両手をカビの差金にして怪魚部分の口を無理やり開きっぱなしにさせ、イーサンとマキがゼロ距離ショットガンでモロー本体を撃ち抜いて行く。
『お願い、ミランダ母さん…俺、頑張るからぁ!』
「じゃあその頑張りを無駄にしてやるよ‼︎
皆離れて、レールガンを使う‼︎」
変異モローはミランダに見捨てられまいと必死に踠きサイコキネシス等から逃れようとするが力の差があり過ぎた為か無理であり、その台詞を聞いたマキは全てを終わらせる為にレールガンを解禁し、この一撃を以て終わらせるつもりでいた。
『い、嫌だ、まだ俺はぁ‼︎』
「うわコイツ、しまっ」
「いや大丈夫だマキ、俺がしっかり取った‼︎
さあ此れでも喰らいやがれ‼︎」
『バチバチ、ズダァァァァァァァン‼︎』
それを見た変異モローは更に捥がくと偶然木片がマキに向かい、レールガンを盾にした結果弾かれるもイーサンがそれを即回収し、マキやイヴはモローから離れてイーサンの後ろに回り込み、そしてイーサンが引き金を引くとレールガンの一撃が周りの家屋等を巻き込み変異モローの肉体を撃ち抜き風穴を開ける。
『うおぉ、ちくしょう‼︎
助けてママァ!
ママァーーーーーー!!!』
『バシャァッ‼︎
シュゥゥ………』
「最後まで汚い野郎だ、吐き気がする!」
『同感』
最後は変異モローの肉体は膨張して行き破裂しモローは死亡し、その結晶がイーサンの足元に落ち回収する。
そして最後にイーサンがモローは汚らしい奴と吐き捨てながらマキにレールガンを返却すると、他の3人も同意してモローとの戦いに幕を閉じる。
こうして4人は順調に四貴族を倒して行き、残るはデュークが最も危険と称したカール・ハイゼンベルクと、首魁のミランダのみとなりこの戦いのゴールが見えてくるのであった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
イーサンとクリスは原作より早く和解し、未だ言いたい事は沢山イーサンにはありますが取り敢えずは憂いが無くなりました。
そしてモロー、ドナ同様前後編で倒される。
そもそもイーサン以外に戦力が居たらそりゃこうなりますよ。
それからレールガンの被害は村の逆方向の為0の為、全く問題無しです。
そして今作のUAが1万を突破いたしました、閲覧して下さる皆様本当にありがとうございます‼︎
此れからも今作のVILLAGEシナリオ完結を目指して頑張ります‼︎
次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願いします。