某Fateの夏イベ等に時間を取られたりリアル事情で筆が進まなかったりと色々ありましたが最終決戦に漕ぎ着けました。
そしてお気に入り登録者数も50人を突破し、感謝一杯でございます。
では、本編へどうぞ。
イーサンと葵達は体勢を立て直し、それぞれ銃を構えて変異ミランダを迎え撃ち始める。
その変異ミランダはまるで踊る様な動きを見せ銃弾を避けては爪や指の伸びた腕で攻撃を始める。
『お前達の役目は終わった、ウィンターズ、コトノハ、ツルマキ、失敗作。
我が『偽りの子』等を始末し大いなる菌根を目覚めさせると言うな。
ローズのことなら何も心配要らぬ、私が真の幸福を与えてやるからな。
だからお前達は安心して死ね、永遠にな』
「お前だけは許さない、村人達も含めて全部な‼︎」
「敵B.O.W.、変異ミランダと戦闘開始‼︎
イーサン、マキさん、イヴ、全て終わらせるよ‼︎」
ミランダはイーサン達の役割を菌根を目覚めさせる為に四貴族を始末した事と定義し、更に本当の親たるイーサンの意志を無視した身勝手な自論でローズを幸福にすると言い放ちイーサン達の神経を逆撫でさせ、銃に籠る力が増して行き引き鉄を引く力も相対的に強く為る。
更にイヴはミランダの事を哀れなモノを見る目で見つめ、カビ剣でカウンターを加え蹴り上げる。
『失敗作如きが、何だその目は!
何故そんな目で私を見つめる!』
「…葵の言う通り、儀式は失敗に終わった。
つまり、エヴァは復活を拒んだって事よ。
それを理解せず戦い続ける貴女は哀れよ、ミランダ…!」
『黙れ、この失敗作め‼︎』
「此れには完全同意だよ、ミランダ、アンタは何もかも間違えた上に娘から拒絶された、その意味が分からなくなってる時点でアンタは終わってんのよ‼︎」
イヴはエヴァが復活しなかった理由を更に根掘り葉掘り考察し、それに気付かないミランダの事を哀れんでいたが既に人では無くなった変異ミランダには通じずイヴに激しい攻撃を加え彼女にカビ盾でガードに回るしか出来ない様にする。
しかしその好きにマキがカスタムショットガンを用いりながら攻撃を加え、イヴと違いもう『終わってる』ミランダに慈悲も何も無く始末しようとする。
すると変異ミランダは地面に潜り、高熱のカビを拡散させ飛ばしてくる。
「それは隙ありよ‼︎」
その攻撃に葵が反応して全てサイコキネシスで弾き返し、小さな物だがダメージを与え、更にペンドラゴンを右手、サジタリウスを左手に持ちながらそれ等の弾丸を全て変異ミランダに叩き込み大きなダメージを与える。
その瞬間変異ミランダは翼が生えた形態から、黒い6本足の蜘蛛を思わせる足を背中から四方に生やし、イーサン達を見つめる。
『何故諦めないウィンターズ?
子を愛する気持ちはお前にも分かるだろう⁉︎
私とて同じ事‼︎』
「如何して分からないんだ‼︎
ローズはお前の娘なんかじゃない!
俺の子だ‼︎」
「そうです、ローズちゃん、ローズマリー・ウィンターズは貴女の娘では無い‼︎
イーサンとミアさんの娘です‼︎
そんな簡単な事すら分からないB.O.W.は此処で抹殺します‼︎」
変異ミランダはイーサンに子を愛する気持ちを話すが、イーサンと葵がローズはミランダの娘では無いとそれを一蹴し攻撃を更に加える。
すると変異ミランダは高く跳び上がり、高台からイーサンと葵に向かってその鋭利な足を突き刺そうと跳ね上がりながら向かい始める。
その刹那、祭祀場を覆うカビの壁の一角が完全凍結し、それが外側から砕かれると同時に2つの影が高速移動で葵達の前に立ち、それを受け止める。
茜とヨナが、更にその崩れた壁からクリスとB.Y.が侵入して来たのだ。
「お姉ちゃん、ヨナ‼︎」
「クリス、B.Y.‼︎」
「イーサン、アオイ、マキ、イヴ、共にローズを取り戻すぞ‼︎」
「さあミランダ、ウチ等も含めた決戦や、これで終わりにするで‼︎」
葵、イーサン、そしてマキやイヴ達も突然のクリス達の参戦に驚くが、直ぐ様クリスが共に戦い、ローズを救い出そうと叫ぶと同時に茜、ヨナが殴り掛かり変異ミランダを吹き飛ばし更に4人が加わりクリスとイーサン、茜と葵、B.Y.とマキ、ヨナとイヴの2人チームとなりそれぞれ攻撃を避けつつ反撃をタイミングを合わせて行いダメージを与え始める。
『忌々しい者共め、我が大願の邪魔をするその罪深さを悔いながら死ね‼︎』
「何が罪深さだ‼︎
他人の娘を攫い、自身の欲望に使ったお前の方が余程罪深い‼︎
ミランダ、今まで弄んだ命の分を此処でその命で償え‼︎」
「スペイン風邪で娘を失ったまで同情してやる。
だがその後の所業で全てマイナスに振り切った‼︎
所詮お前は菌根と接触した時点でもう人間じゃない、B.O.W.になったんだ‼︎
ならば、俺達は只生体兵器の貴様を処断するだけだ‼︎」
変異ミランダは参戦したクリス達に自身の願いを邪魔する者と忌々しく叫ぶが、クリスがミランダの方が余程罪深いと切り返し、B.Y.は生体兵器と化した者を処断するとバイオテロやB.O.W.と戦い続ける道を選んだ者の覚悟を示しながら銃身が焼き尽くまで手に持った銃を撃ち続ける。
「ウチ等に子を失ってもうた親の気持ちなんか分からへん。
せやけどその子、エヴァが復活しなかったんならもうそれが答えや‼︎
此れ以上罪を重ねて娘を泣かすなやミランダ‼︎」
「私から言える事は1つよ、貴女は狂ってる‼︎
だからこそその狂ったB.O.W.を私達は殺す、この手で‼︎」
更に茜は結婚しても無い上に子が居ないからミランダの気持ちは正確に分からないが、イヴと同じくエヴァが復活しなかった事が全てだと、娘を悲しませるなと叫びその6本の足を素手で折りながら銃撃を加える。
ヨナは狂ったB.O.W.だと言うシンプルな言葉で処断する宣言をし再生した足を凍結させ、拳や蹴りで砕きながら茜達と共に銃撃をしダメージを与え続ける。
『おのれ、小賢しき者共め、何故私の邪魔をする‼︎
ウィンターズ以外は子を失う悲しみを理解していない部外者だと言うのに‼︎』
「子を失うだとかは関係無い‼︎
俺達はB.O.W.、生体兵器をこの世から全て消す為に戦っている‼︎
そしてイーサンの娘のローズも取り戻す、そのために此処まで来たんだ‼︎」
「せやからミランダ、アンタは此処で抹殺するで‼︎
この手で、必ずや‼︎」
蜘蛛形態でクリス達に何故邪魔をするかと問いを投げかける変異ミランダに対し、クリス達はシンプルに抹殺する為と片付け議論など必要無し、この生体兵器を野放しにする訳には行かないとクリス達の正義感が訴えかけ中や拳に力を込めさせる。
その答えに変異ミランダは憎々しげにイーサンを含む全員を睨み付ける。
その間にマキはレールガンに手を掛けるが、ミランダの体内のローズを吹き飛ばす可能性が高い為使えずにいた。
「…マキ、ローズの精神感応かずっと続いてる。
レールガンを使っても問題無いから撃てって、あの子が伝えて来てる‼︎」
「ホント?
その言葉を信じるからねイヴ‼︎」
『バチバチ、ズダァァァァァァァン‼︎』
『グァァァ、貴様ァァァ‼︎』
しかしイヴが先程から続くローズの精神感応からレールガンを使っても問題無いと言い放ち、それを信じて即決したマキはレールガンのチャージを開始し、即座に発射する。
変異ミランダの肉体を大きく貫通し、カビの壁すらも破壊するその威力に変異ミランダは大ダメージを受けるが、その体内に取り込まれたローズはイヴの精神感応から全く傷付いて居らず、逆にミランダを盾にして防いでると理解し将来的に末恐ろしい力を持つ事を見抜いていた。
「今だ、火力を集中しろ‼︎」
「さっさとローズを返せ、化物‼︎」
『ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ‼︎』
レールガンでダメージを負った隙をクリスは見逃さずイーサン達を含めて全員で一斉掃射を加え更にダメージを蓄積させて行く。
するとミランダはレールガンのダメージを再生させた直後、蜘蛛形態から翼を生やした飛翔形態へ姿を変え空を舞い始める。
『菌根が絶望の淵に居た私を救い出し、この素晴らしき力を授け賜うたのだ‼︎』
「ああそうだ、菌根の所為でイカれたんだ‼︎」
「この天然B.O.W.が、ええ加減ローズちゃんを放せや‼︎」
変異ミランダは菌根から得た力を素晴らしき物だと叫び説くが、イーサンは菌根があったからこそミランダ自身も村人達も全て可笑しくなったと叫び、茜は今までのウィルス産と違う天然B.O.W.に辟易しつつアルビオンを撃ち込む。
その瞬間ミランダが突撃して来るが、これを茜、ヨナ、そして葵達が受け止めて葵がサイコキネシスで静止させた後、残る2人が目にも止まらぬラッシュを掛け最後に蹴りとサイコキネシスで変異ミランダを吹き飛ばす。
『小娘共め、たかがウィルスに完全適応が出来ただけの分際で我が力に拮抗しようなどと‼︎』
「この力があって良かったとつくづく思いますよ。
貴女みたいな狂った存在を止める最大限の抑止力になるんですから‼︎」
「最も、私達の体内のT-Genesisを作り上げたクズな研究者にしてバイオテロ犯で、私の人生を滅茶苦茶にした奴だけは何があっても赦しはしないけれども、ね‼︎」
葵、茜、ヨナは変異ミランダの執拗な攻撃を捌き、その力にミランダが苛立ちを覚えていると葵はこの力が抑止力になれる事を良かったと腹の底から叫びつつ攻撃を避けたりサイコキネシスを加えたりしていた。
一方ヨナはこのT-Genesisを作り上げた琴葉紅だけは絶対に赦さないと公言し、葵達も其処は完全同意であり頭の中に浮かんだマッドサイエンティストを振り払いながら変異ミランダを攻撃し続ける。
「いい加減朽ち果てろミランダ‼︎
お前はもう存在しちゃならない生物を逸脱したモノだ‼︎」
『黙れ小僧、私の愛しきエヴァを想うこの心を否定し生体兵器と見做し殺そうなどと傲慢な思想を持つ愚か者め‼︎』
「アンタが何を思おうとB.O.W.には変わりない‼︎
村人達をあんな目に遭わせて、その上で娘の為とのたまってローズちゃんを食い物にするアンタの方が余程傲慢だ、ミランダ‼︎」
変異ミランダがカビの小さな塊を浮かばせた所でB.Y.がそれを撃ち落とし、ミランダを存在してはならないモノとして銃口を向ける。
対する変異ミランダはエヴァを想う心を否定しB.O.W.と叫ぶB.Y.達こそ傲慢な愚か者と叫ぶが、間髪入れずマキがその所業を挙げてミランダの方こそが傲慢だと糾弾し返しレールガンを撃ち込みつつB.Y.同様その存在は許されないとして戦闘を続行する。
『ふん、如何に抗おうともお前達も死んで菌根の中を漂うのだ。
そう…永遠にな‼︎』
そうして戦闘が激化する中、変異ミランダは特異菌の球体をを両手に収まらないサイズの物を作り出し、先程の熱カビの巨大な爆弾版をイーサン達にぶつけその破壊力で一気に殺そうと画策して来る。
だが大きな技には隙が必ず生まれる物、それを仲間がカバーして連携し、上手く事を進めるのが定石だがミランダはただ1人しか居ない孤独な存在。
その隙を守る仲間など居ない…故にイーサン、葵、茜がマグナムを構えてそれを狙い撃とうとしていた。
「隙ありなんだよ、ミランダァ‼︎」
『ズダンッズダンッズダンッ‼︎
ドォォォォォォォォォォォォン‼︎』
『グゥゥアアアアアアアアァァァ‼︎』
そしてその攻撃が活きたのか巨大な特異菌爆弾は変異ミランダの頭上で爆発し、彼女に大ダメージを与え再び最初の形態にまで押し戻してしまう。
だが此処で変異ミランダは悪足掻きにもイーサンやクリス達全員の視界を奪う為祭祀場の灯りを蝋燭頼りになる程の闇に包み込む。
「くっ、視界が‼︎」
「…そう、なら‼︎」
視界を奪われたクリス、イーサン達は固まり何処からかミランダが襲い来るかを警戒し始める。
するとイヴがローズからの精神感応がずっと続いておりこの状況の攻略法を見出し、グレネードランチャーを閃光弾に切り替えて離れた地面に放つ。
するて暗闇に包まれた視界が元に戻り、其処に地面から変異ミランダが現れ始め今度こそイーサン達を殺そうと動き始めていた。
『もう良いではないか、後は全て私に託すと良い。
さあ、ゆっくり眠れ』
「そうは行くか…‼︎」
「貴様なんかにローズを託す程俺達は落ちぶれていない‼︎」
変異ミランダはその手でイーサンとクリス達を引き裂こうとしつつ、後の事全て…ローズの事すら含めて託し死ねと命じるが、イーサン達は党是をながらそれを拒み銃撃を行い変異ミランダを押し返す。
すると再び変異ミランダは地面に潜ると、今度は葵達の方へと襲い掛かり始める。
『死ね、死ね、死ね、死ね、死ね‼︎』
「死ぬんはアンタの方や、ミランダ‼︎」
「此処まで来て死ぬ訳には行かない、だから全力で抵抗するわ‼︎」
茜と葵に真っ先に飛び掛かりその手を振おうとしたが2人に受け止められ、零距離でアルビオンとペンドラゴンの連射をされてしまい変異ミランダは仰け反り、その瞬間掴んだ手を離し双子特有の合いの手無しの蹴りを叩き込み変異ミランダを吹き飛ばす。
その瞬間イヴは変異ミランダにグレネードランチャーの焼夷弾を使い身体を燃やし、ヨナが氷で下半身を凍らせるとマキとB.Y.が同時にパンチを加えて下半身と上半身を分断させつつ蹴りで凍った下半身を砕く。
『私は我が娘を必ずや取り戻す‼︎
菌根とローズが真に1つになる時、我が愛する娘は再び蘇る‼︎
私は百年待ち侘びた‼︎
百年だ‼︎
今日この日の為に‼︎』
「お前の事情なんか知るか‼︎
俺とミアの娘を、お前なんかに奪わせて堪るか‼︎」
「その執念で此処まで生きた怪物だとは認めます、けれどローズちゃんを好きにして良い権利なんか無い‼︎
そもそも村人の皆さんも貴女の玩具じゃない‼︎」
再び地面に溶け込み、粉砕された下半身を再生させた変異ミランダは拡散する熱カビをイーサン達に放ち、それを地面から生えた菌根で躱したりサイコキネシスで弾く中、百年待ち侘びた事を叫ぶミランダにイーサンと葵が代表してローズも村人達もミランダの道具などでは無い、奪われてなるものかと高らかに叫び熱カビが出切った後銃撃を再び開始してその身体に銃創を作り上げて行く。
『村人も、4人の新たな『子供』も、百年に渡る我が孤独を埋める事は無かった‼︎』
「それがお前の本質だからだよ!
お前は誰も愛せやしないんだ‼︎」
「そして何より貴女の本質はハイゼンベルクの様な奴にすら、恐らく四貴族全員に見抜かれてた‼︎
貴女と言う存在は矢張りこの世に在ってはならないんですよ、マザー・ミランダ‼︎」
ミランダは村の統治者『マザー・ミランダ』として作り上げた村人も四貴族も孤独を埋める事は無かったと主張するが、イーサンはそれを踏まえて本質だと、誰も愛せない狂った者と言い切る。
其処に葵も加わりハイゼンベルクや他の貴族達にすらその本質を見抜かれてた事を推察し、その上で娘1人に執着して村人の運命を狂わせたマザー・ミランダを在ってはならない存在と結論付け、サイコキネシスで腕を捻じ曲げ引き千切ったりした後にペンドラゴンを放ち更にダメージを与えその身体に深刻なまでに傷を負わせ、此れ以上は最早耐えられぬ程のモノを遂にイーサン達は負わせた。
『もう良い、遊戯も此処までだ‼︎』
「うおあっ、くっ‼︎」
「なっ、クソッ、イーサン‼︎」
「畜生菌根が…‼︎」
変異ミランダは祭祀場全体の菌根を操り全員を拘束し、特に抜け出せそうな葵達は念入りに拘束し片腕すら使えず、ヨナに至ってはイヴ共々菌根の分厚い壁の中に閉じ込めて出られぬようにしつつ、クリス達も菌根で拘束し誰一人イーサンを助けられぬ様にする。
そうしてイーサンも足等に巻き付いた菌根をナイフで切り取り、腕を自由に動かせる状態に何とかさせると、変異ミランダは再び巨大な特異菌爆弾を作り始める。
『此れで貴様も終わりだ、イーサン・ウィンターズ!
2度と私の邪魔を出来ぬよう、貴様やその仲間を菌根の糧にしてやるわ‼︎
細胞の一片に至るまで全てな‼︎』
「そうは、行くか‼︎」
『ズダァァンッ‼︎
ドォォォォォォォォォォォォンッ‼︎』
『ガァァァァァァァァァァッ‼︎』
イーサン達全てを諸共吹き飛ばそうとした変異ミランダだったが、イーサンはマグナムを構えてヘッドショットを決めてその爆弾生成を阻止し、再び変異ミランダの頭上でそれを爆破させると変異ミランダの翼がボロボロとなって崩れ始め、いよいよ以てミランダの終焉が近づいて来た事を示し始めた。
それを見たイーサンは銃に込める力を強めて行き、クリス達は拘束を引き剥がそうと四苦八苦し、茜と葵は片腕のみ動かせる状況を作り上げる。
「このクソ女が‼︎」
『ズダァァンッ、ズダァァンッ、ズダァァンッ‼︎』
『はぁ‼︎』
イーサンはマグナムを3発ヘッドショットするが、ミランダは構わずイーサンの右手を切り付けつつマグナムを弾き飛ばしイーサンの武器を1つ失わせる。
しかしイーサンは次に使う武器は決めており、デュランダルとサターンの2丁拳銃を腰のホルダーから取り出し構える。
「村人の、ルイザやエレナ、レオナルドの爺さんやグリゴリの爺さん達全員の無念を思い知れ、ミランダァァァ‼︎」
『ズダダダダダダダダダダダダダダダ、ズダンッズダンッズダンッズダンッズダンッズダンッ‼︎』
『ぐぅぅぅぅぅ、この、程度ォォォォォォォォォ‼︎』
2丁拳銃で、特にサターンを弾切れになるまで撃ち続け村人全ての無念を銃弾1発1発に込めて撃ち込んで行き変異ミランダの身体中に風穴を開ける。
だが百年の妄執を抱き続けたミランダを殺すには未だ至らず、再び変異ミランダはイーサンの武器を弾き飛ばしてしまい残りは背中にある武器だけだが其方は菌根で縛られてる故最早ナイフ1本しか使えぬ状況に陥ってしまう。
「クソがっ、此処まで来て‼︎」
『ハァァァ…‼︎』
『イーサン‼︎』
イーサンは此処まで追い詰めてなおミランダを殺し切れぬ事を無念や事情の無力さに怒りを覚え、目の前の変異ミランダもいよいよ止めを刺そうと両手を構える。
その瞬間イーサンの横から茜、葵の双子の声が響き其方を向くと2人は片手に持ったアルビオン、ペンドラゴンをそれぞれイーサンに向かって手首の力のみで投げ渡す。
それを上手く受け取ったイーサンは右手にペンドラゴン、左手にアルビオンを構え変異ミランダに銃口を向ける。
「コイツで終わりだ、ミランダッ‼︎」
『ズダァァンッ‼︎×2』
『ガァァァァァァッ、あぁ、あぁぁぁ…‼︎』
イーサンは茜と葵、2人が自身用に改造した規格外マグナムを肩の骨が外れながらも変異ミランダに撃ち込み3発の弾丸が変異ミランダの頭にヒットし、大きな血飛沫を上げて仰け反って行きその身体が徐々に結晶化して行き、遂にミランダに止めを刺したのだとイーサン達は確信に至る。
『私の娘…!
私のエヴァァァァァ‼︎
ああっ…‼︎』
『パラ、パラパラパラパラ………』
そうしてミランダは娘エヴァの名を口にしながら絶命し、祭祀場周りの特異菌の壁も菌根も結晶化し完全に崩れ去り、登り始めた朝日がクリス達を照らしながらは拘束が外れ自由になる。
その時に茜と葵がイーサンの両肩の外れた関節を押し込み、それぞれのマグナムを受け取るとイーサンと共にミランダの遺骸を見つめる。
「おぎゃぁぁ、おぎゃぁぁ…‼︎」
「ローズ!
シーシー、大丈夫だローズ…もう大丈夫だ…」
するとその遺骸が崩れ去ると、中からローズが泣きながら現れ、イーサンが抱き抱えあやし始めると落ち着いた泣き方になって行き、此れで漸く激闘続きの長い1日が終わったと全員が思い、クリス達全員がイーサンに駆け寄った。
「イーサン…やったな、奴は終わった」
「ああ、漸くな…ありがとうアオイ、それとアカネ…最後のアレが無かったら俺は奴を斃せなかった」
「ええんやでイーサン」
「私達は、私達がやるべき事をしたまでですから…ローズちゃんを救い出したのは紛れも無い貴方、イーサン・ウィンターズ…『最高のパパ』さんですよ」
クリス、茜、葵が中心になりイーサンを労いローズを救い出したのはイーサンだと告げ、茜や葵は知らない最高の父親とはこう言う存在なのだと胸に刻み、その姿や志を目に焼き付けていた。
その間にB.Y.達はイーサンの武器を回収してマキがイーサンの肩に手を置き、イヴがイーサンの許しを得てからローズの頭を撫でてその無事を何より喜んでいた。
「さあ次は早く離脱しよう。
菌根本体にこの村毎爆破出来る爆弾が仕掛けてある。
それを起爆させ、全てを終わらせる為にも此処から」
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
「何だ、この揺れは⁉︎」
そんな中クリスが全員に離脱する様に命じ始め、茜達も菌根本体にN2爆弾が仕掛けてある事を直ぐ様思い出し、近場に居る者をそれぞれゆっくり立たせるとクリスは起爆装置を見せながら離れようと口にする………その瞬間謎の揺れが周囲を襲い、そして各々が驚く中、祭祀場の前方にある空間の地下から件の菌根本体が徐々にその姿を現し、クリス達を戦慄させる。
「拙い…‼︎」
「…あの菌根から、ミランダの意志を感じる…彼女が菌根を操ってる‼︎」
「そんなのアリかよ…⁉︎」
イヴは精神感応が働き菌根本体にミランダの意志を感じ取り、その妄執が菌根本体に影響を与え操っている事を口にする。
それを聞いたイーサンはウンザリしながら銃を抜こうとしたが、N2爆弾が邪魔になり迂闊に撃って当たりでもしたら自分達諸共吹き飛ぶと考えて銃を抜けずにいた。
そしてそれは、クリス達全員も同じだった。
「クソ、急いで離脱を‼︎」
「…ダメ、ミランダが操ってるから逃げても追って来る‼︎
今は逃げようが無い‼︎」
「じゃあ如何すれば⁉︎」
「だから………私が菌根にアクセスして、何とかする!」
クリスの離脱の言葉にイヴがミランダの意志がある限り離脱不可能だと叫び、イーサンは如何すればと叫ぶとイヴ本人が答えを口にする。
それは菌根本体にアクセスすると言う、イヴの脳が焼き切れる事間違い無しな手段を行うと言うのだ。
「ダメよ、村に入った時やルイザの屋敷前の事を忘れたの⁉︎
脳が焼き切れて死ぬだけよ、だから走って離脱を‼︎」
「それじゃダメなの‼︎
幾ら逃げてもあれは何処までも追って来て離脱なんて出来やしない、だから………菌根本体にアクセスして『エヴァの意志』を呼び起こしてミランダを止めて貰う‼︎
幸い聖杯があった場所は此処、だからアクセスは可能!
でも万が一ダメなら……その時はお願い、皆」
「待て、ダメだイヴ‼︎
止めろぉ‼︎」
葵はその無謀な手段に猛抗議し、イヴの手を引き走り出そうとしたがその手をイヴは振り払い、菌根本体を止めねば離脱など不可能と話し、聖杯があった場所に立つとエヴァの意志を呼び起こしミランダを止めて貰うと説明して精神感応の準備に入る。
するとイヴは最後にもしもダメだった際の事を全員に頼むと、菌根と向き合い地面にE型菌を張り巡らせ菌根本体にアクセスを始める。
その無謀な賭けにイーサンはダメだと叫び近付こうとしたが、イヴの行動までに間に合わず彼女の意識はローズを抱いたイーサンの目の前で現実から菌根内部へと向かい始めるのだった………。
此処までの閲覧ありがとうございました。
原作と違いクリスもミランダとの決戦に参加し、そしてイーサンが止めを刺す事に相成りました。
しかしミランダは菌根と意識が融合、暴走して逃げても追い掛けて来ますが、此処でイヴが出来得る事でも無理が過ぎる選択を取りました。
そしてイーサン達はこの後如何なるか…楽しみに待っていてくださいませ。
次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願い致します。