中年指揮官と零細基地の日常   作:へなころ

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1時間遅れてしまった。すまぬ。

うん。日常回ですな。
まあ、次のパーティーに向けて、ですかね。

ゲームは大型イベントに向けて細々ですね。
毎日いいね入れてますぞ〜
アストラちゃんの水着ゲット頑張りましょう!


31.急転直下

その日の司令室は極寒のブリザードのような状況だった。

(昨日、パーティーで勝負しろって言ったじゃん・・・)

(頼むから俺に気を使ってよ。頼むから)

 

司令室には俺の他にはG36Cとウェルロッドの二人。

G36Cは継続して副官をやってもらっている。ウェルロッドは本社の小隊を引継ぎたいがFMG-9が抜けたため、小隊は凍結中として副官代理をやってもらっている。

 

ところがどっこいこの二人の相性が悪いことこの上ない。

昨日基地に帰ってくるヘリの中からですよ。この雰囲気。

 

G36Cは敵対モード全開。一方、ウェルロッドは無視全開。

昨日から何も変わらない態度ですよ。

・・・・

ちと、試しに一回ブチ切れてみようか?

 

『おまえら・・・・パーティーで勝負しろって言ったよな』

『大人なんだからいい加減にしようや。な?』

ゲンドースタイルで圧をかけて言う俺。

指揮官のこのプレッシャー。完璧やろ?

 

「・・・・」紅茶を啜り見えないふりのウェルロッド

「・・・・」ウェルロッドに無言のガンを飛ばすG36C

 

だーめだこりゃ。

はい!指揮官の事完全に無視です!もうどうにも無理です。お手上げです。

早くパーティー始まんねーかな。

 

・・・・

さっきから時計の音が妙に気になる。時間も業務開始の定時から30分しか経っていない。

早く時間が過ぎねえかな。頼むよ。マジ・・・・

 

そんな居心地の悪い午前中に緊急通信が入ってきた。

ウェルロッド、G36Cと顔を見合わせて通信に出る。業務に対しては二人とも真面目な様だ。

 

・・

・・・

・・・・

通信相手はヘリアントスだった。

 

「ルース指揮官、貴様とは一週間と開かずに顔を合わすな」

 

『・・・・』

『こっちは別に会いたくて会ってる訳じゃ無いですけどね』

全く勝手だなぁ。ヘリアンさんは。そりゃこっちのセリフだよ。

 

「ふっ。まあそう言うな。今日は急ぎの依頼だ」

「R-14基地との連絡が取れない。いつからかは分からないのだが、3日前の定時連絡を最後に音信不通だ」

「確認に行ってもらいたい」

 

R-14基地か。指揮官はあのトッポイ女好き、アクセル・フォーリー指揮官か。

どうせ、お気に入りの人形としっぽり楽しんでるんだろう?アホだからな。

そういえば、パーティーに呼べとか言ってたっけ。しゃあねーからちと見に行くか。

 

『分かりました。ちょっと様子見してきますよ』

ついでにパーティーに拉致ってやるわい。

 

ナイルは気楽に考えていた。この時はまさかあんな結果になっているなんて想像もしていなかった。

 

・・

・・・

・・・・

司令室に第一小隊とアストラとスカウトを呼び出していた。

第一小隊の92式はR-14基地への連絡員の任務詳細を聞いているが、ウェルロッドに対しての圧は忘れない。器用なやつだな。

アストラとスカウトにはウェルロッドをつけて遊撃支援を強化する。ウェルロッドの勉強にもなるだろう。

・・・・と言うのは半分言い訳で、ウェルロッドに席を外して欲しいのが半分だったりする。

 

ここでふと気になるものが目に入る。

『スカウト、お前左頬にひどい傷痕が残っているが・・・治らないのか?』

美人の頬に傷がついているのはすごく気になる。

 

「いえ、治ります。ただこれは・・・自分に対する勲章です。わざと残しているのです」

胸を張って答えるスカウトだが、俺としては治して欲しい。

だって俺が指示したんだよ。スケアクロウを倒せって。

そのせいで怪我が残ったなんて寝覚が悪いよね。まあ本人がいいならしょうがないけど。

 

『ふむ。とりあえず任務は以上だ。すぐに出発してくれ』

『ヘリは30分後に到着するので準備するように。念のためフル装備だ』

 

「了解です」と92式は告げ出発準備を開始する。

 

・・

・・・

・・・・

とりあえず、第一小隊とウェルロッドたちは出立していった。

(ふー。とりあえず安らぎの時間を過ごせれば助かる)

 

しかし、G36Cにどうやって話しかければいいんだ?

デスクに座って下を向いている。

どうしたものか・・・。

 

『・・・・・』

『なあG36C、お茶でも飲むか?』当たり障りない会話からお茶の準備を始める俺

 

カップを用意して、ポットにお湯を汲んで・・・・としている時に突然後ろから抱きつかれた。

想定外の結果に俺はビクッと震え、動きを止めてしまう。

 

 

ナイルの背中に抱きついたままG36Cが呟く。

 

「指揮官様・・・。やっといつも通りの二人になれました・・・」

(いや、いつもこんな事してないよね)

 

「指揮官様が居ないと、私は生きていけません・・・」

(いや、それ気のせい。だって出会ってから1ヶ月よ・・・)

 

「ウェルロッドが、ウェルロッドの態度がどうしても許せなくて。ごめんなさい」

(いや、ウェルロッドも大概だけど、G36Cもちょっとは反省して欲しいな)

 

もちろん、心の声を口にするわけにはいかない。

口に出したら色々な意味で人生にピリオドを打たれる可能性が高いからだ。

 

しばらくしてG36Cの拘束が緩む・・・

俺はゆっくり振り向きG36Cと対面する。

 

G36Cは胸の前で祈る様に手を組み、そっと目を閉じて顔を少し上に向けて薄っすらと開いた唇を突き出している。

ぷっくりと瑞々しく綺麗な唇だ。どうやらキスのおねだりらしい・・・・

(いやいやまてまて。なによこのドラマのオフィスラブみたいな展開。流石にマズイやろ。)

 

キスをしますか? "YES or NO"

さっきからNキーを連打してるのにエンドレスに繰り返される質問の様に終わりが来ない。

 

しょうがない、別のコマンドを進めるしかねえ。

 

コマンド?

a.笑って誤魔化す

b.黙って逃げ出す

c.ビンタで正気に戻す

d.代わりにハグ

 

ここでしくじる訳にはいかない。40も半ばまで生きた経験で冷静に判断する。

 

ここは、dのハグにしとこう。当たり障り無い選択だろう。

 

優しくG36Cを抱きしめて頭を撫でてやる。

ハグから解放すると口をへの字に曲げて不満そうにしている。

「指揮官様の意地悪・・・」

「意地悪な指揮官様にはお仕置きです♪」

と呟いたかと思うと両手で俺の頭を押さえて、彼女の胸のたわわな果実の谷間へと押し込まれる。

 

『~~~』(息が出来ねえ!)

と声にならないうめき声が出るが、G36Cはお構いなしである。人形の胆力には成人男性でもかなわない。されるがままである。

 

(柔らかいし甘い良い匂いがする・・・。いやそうじゃねえそうじゃねえ。死ぬ死ぬ)

動く手でG36Cの肩を叩き、ギブアップのアピールをする。

 

やっとこさ解放され、俺は深呼吸をする。

アブねえ、危うく窒息するところだ。

選択肢dは誤りだったか。bの逃げ出すが正解だったかも。

 

大食い大会に向けて、毎食大盛にしている?

お陰で胸のサイズがG36C型の標準スペックの上限を超えたって?

(いや、胸の話なんて聞いてねえから。タダでさえ配給カツカツなんだから飯の量はもっと控えてよ。)

 

何にしても、段々大胆さがエスカレートしてきているな。二人業務は危険かもしれない。

ウェルロッドに大人になってもらい三人でやるしかねえか。

頼む。ウェルロッド、早く帰ってきてくれ!

 

そんなことを考えていると、指令室のドアが開きエルが入ってきた。

「指揮官、訓練の相談が・・・ん?」

明らかに不自然な空気にエルが何か感づく。

 

『あ、いや、事態は収束したっ!』

テンパって何かありました。と自白してしまっている事に気づかないナイル。

それを聞いて眉間に皺を寄せるエル。怒っているのがわかる。

 

「事態ってなんでしょうか?指揮官?」ジト目で問いかけるエル。

よかった、まだそんなに怒っていない。

ここは適当に誤魔化すしかねえ。

 

『いや、まあ、その。なんだ?』

と話した時にG36Cが「指揮官と仲良しって事です」とニッコリ微笑む。

いや、ここは黙っててくんねえかな。マジで。

ヤバイからね。俺は中古屋のおやじみたくはなりたくない。

 

「・・・・」

「しばらく司令室で業務させてもらいます!」

(僥倖!なんたる僥倖!助かった)

 

なんてやりとりしていたら、通信が入ってくる。

 

・・・・・

「こちら第一小隊の92式。指揮官緊急事態です」

「R-14基地が襲撃を受けた様です。基地から離れた所に着陸し探索と救援を開始します」

 

うっそだろ。マジかよ・・・・

アクセル指揮官は無事なのか?

十分注意して活動するように伝えて、本社へ急ぎ連絡へ動くのだった。

 

 

 




G36Cさんが暴走気味です。
ナイル指揮官は大丈夫なのか?
頑張って貰いたいですね。

あと、アクセル指揮官は無事なのか??
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