最近本当にネタ切れなんすよ。
そろそろ借金返済に向けて進みましょうかね(つまり完結?)
どうかな??
ローズマリー上級指揮官の呼び出し指示を取引先経由で聞くことになったナイル。
人形メンテナンス会社のドールハウスはR-13基地に本社があるからな。恐らくそこの社長以下重役達はローズマリーの子飼いなのだろう。
先日俺に下されたクルーガーによるお仕置きから考えて、本社経由でローズマリーにうちとドールズハウスが取引している情報が行ったと推察されるが・・・。
確かにうちの社長からはローズマリーに挨拶しとけとは言われたが、直接R-13と取り引きがあるわけじゃないから後回しにしてたわ。
たく、めんどくせーな。
・・・あかんな、今は亡きアクセル指揮官に似てきたな。ダメだダメだ真面目にやろう。
とりあえず、今日は昨日回収した鉄血兵の分解だな。
と言うことで、嫌々な92式達第一小隊を呼び出してメンテナンスルームに向かうのだった。
・・・・
「指揮官、メンテナンスルーム集合という事は、まさか、ですが・・・」
ジト目で92式が問いかけて来る。また趣味に付き合わされるのですか?と
『硬いこと言いっこ無しだろ?ブルートの中身、気になるよな?』
「まったくもう・・・本当に世話がやけるんだから」
92式は諦めたようだが満更でもなさそうなんだよな。
「指揮官のご指示であれば、イングラムM10は喜んでお受けしますよ」
イングラムはご指名にノリノリの様だ。
と言うわけで、ブルートをバラしていこうと思う。リッパーとヴェスピドは家事ロボが解体済みとなっている。
『じゃあバラしていこうか。と言っても胡蝶事件後に作られた人形だからマニュアルが無いんだよな』
『一応、リッパーとヴェスピドのマニュアルを参考にやってみるか・・・」
とりあえずいつも通り製造コードをPDAに打ち込みますっと・・・ふむS地区製か。S地区からの逸れ部隊みたいだし辻褄は合うか。
S09を筆頭に激戦区だからな。PDAで確認できるって事はすでに工場は潰し済みなのだろう。
『次行ってみよう。X線透過で内部構造の撮影だな』
旧世紀の飛行場とかにあったらしい装置と基本構造は変わらない。
『うん、変なものは無さそうだし、基本構造もヴェスピドとかと同じだね』
擬似体液を抜くが、場所は・・・小柄軽量の人形なので微妙に位置が違う。どこだ?
義体をまさぐるがよく分からない。
「指揮官!手つきがやらしいよ」56-1式が突っ込んでくる。
う、うるせ〜。分からないんだよ!
「私たちがやるよ。FNC、手伝って」
はーいと言って一緒に確認を始める。
「あー、体が小柄だから分かりづらかったね。人で言うところの尾骶骨くらいにあるね」
下着型のアーマー?を下にずりおろし、半ケツ状態にされるブルート。なんか微妙にエロい。
「あ〜指揮官が鼻の下伸ばしてる〜」とFNCが突っ込むが、そこは言わないのが武士の情けというものだ。
診察台の擬似体液回収ホースのコネクタを接続して回収を始める。診察台はペルシカからの依頼もあり基地の補修と同時に研究用途の性能を持つ高性能品に変更されている。
(オイル成分もナノマシンも前回から変わらない。そりゃそうだろうが、今後もしっかり継続してみていかないとな)
擬似体液を抜き取り、続いて電源周りの解体に入る。
『X線透過では腰あたりにあるのは確認しているから、リッパーとかと同じようなもんなんだろうが・・・』
手を出そうとするが、56-1式達に止められる。
「さっきから指揮官、手つきがやらしいんだよね。私たちがやるから調べたい事があるなら指示出してよ」
し、失礼な。怪しい手つきなんてしてませんよ!そういうこと言うと風評被害が広がるからやめてよね。もう。
『じゃ、じゃあ腰からパワーコンデンサとエナジーセルを外していこう』
そう伝えると、56-1式達は腰回りの電源部の分解を始める。
「パワーコンデンサの容量がヴェスピド達より大きいわね。体格を考慮するとコンデンサ容量のパワーウェイトレシオは倍はあるんじゃないかしら」92式が感想を漏らす。
『ああ、第一小隊との戦闘を見る限り脚部の瞬発力のためだろう』
エナジーセルはエネルギーの蓄積能力は高いが瞬時の大量放出は不得手である。なので瞬発力に優るパワーコンデンサ容量を大きくして、瞬発力の元にしているのだろう。となると・・・
「うわ・・・モーター駆動用インバータユニットは異様」イングラムが微妙な顔をする。
「脚部駆動用インバータが異様に大きいわね。今までの鉄血兵はI.O.P.人形より小さめのインバータだったけど今回は大分違うわね」PPS-43のコメントだ。
『恐らく脚部の瞬発力に全振りしてるのだろう。とにかく敵の懐に飛び込む事を優先していると思うな』
『逆に上肢のインバータは普通だな。接近されての格闘のパワーは普通なんだろう。ないとは思うが念のため蹴り技のパワーには注意と言ったところか』
さてさて佳境だな。後は四肢の生体部品を取り外して廃棄。四肢の取り外しに入る。
「ぷぷぷ。胡蝶事件後もやっぱり国際規格守ってるねぇ(笑)」イングラムが居ない鉄血に向かって煽り笑いをいれる。
まったく・・・。相手いねえからな。意味ねえぞそれ。
上肢はヴェスピド達と大きな違いはない。楽しみなのは下肢だ。
56-1式達が下肢の取り外しにかかる。こちらも国際規格なので取り外しは特に問題ない。
「うーん、指揮官の予想外れていない?モーター小さいよ」
確かに小さいが、これは・・・・
『確かに小さいな。けどこれは加速重視でわざと小径モーターを採用しているんじゃないかな』
最近、人形の研究が楽しくて、技術資料とか読んじゃってんだよね。
モーターは径が小さいほどトルクは出しにくいけど、モータそのものの加速性能は高くなるって書いてあったな。
加速重視のモーターに電流突っ込んでトルクも出す仕様なんだろうな。インバータのサイズが大きいことから間違い無いだろう。
単純にトルクだけなら、大径にしたほうが有利だからね。
よく考えられてるな。けど、この足回りはピーキー過ぎて流用するのは難しそうだな。リセールバリューは低そうだなぁ。
いやはや楽しかったな。
2体目はやはり家事ロボに指導しながら引き継ぎを行う。これで全て終了。
『第一小隊の皆、付き合ってくれて本日はありがとうな』
『ブルートの武器のナイフは回収してあるよな?礼に皆にプレゼントしよう。それでいいか?』
異様に切れ味がいいから、戦闘でも十分使えるだろう。
指揮官からのプレゼントって事で盛り上がる。
『近接戦闘の訓練は簡単にはしているが、改めてしっかり訓練しようか』
なんだかんだ楽しんで今日という一日が過ぎるのだった。
しかし、数日後にローズマリー上級指揮官との厳しい面談がある事をまだナイルは知らなかった。
ブルートさんの設定は全て作者の妄想です。
公式設定とは全く関連性が無いので悪しからず。m(_ _)m