【挿絵表示】
HG:ウェルロッド(隊長)
SMG:スペクトラ
RF:OBR
RF:PSG-1
RF:M21
旧本社所属の第11中距離支援小隊のSMGのFMG-9が抜けてしばらく小隊は解散となっていましたが、スペクトラの加入で第三小隊と復帰となりました。
しかし、どう絡ませようか検討中ですね。
陣形効果が悪いのはお約束という事で勘弁です。(笑)
そうUAが7000を超えました。ありがとうございます。
駄作ですが頑張って書きます。ホント、ノープロットで死にそうですが(笑)
今回もまた日常回です。
ゆ、ゆるして・・・。゚(゚´ω`゚)゚。
R-15基地の訓練施設に朝からサブマシンガン人形が集まっていた。
「スペクトラ・・・ちょっとアンタ出鱈目じゃない?」
「ほんと、かなりの立体機動ね・・・」
イングラムとPPS-43が呆れ顔でコメントしているのは、回避訓練の施設での事である。
ランダムなポイントからペイント弾で射撃されるのを義体の機動力で回避する訓練施設なのだが、スペクトラが難易度を上げてプレーして見事に回避しきったところだった。
ちなみに、難易度は
ちなみに今回スペクトラのやった難易度は
「ある程度予測やイメージを持つのと、細かいフェイント入れてエイムの誘導をしていけば楽になるよ」
「私は低ランク人形だからね〜。経験と技能で誤魔化すしかないのよ」
体の排熱を促す冷却液が全身から程よく出て、呼気式の体内追加冷却機能も若干稼働しているが、おどけて軽く話すスペクトラである。
それを見聞きしているイングラム達には驚きしかない。
「簡単に言ってくれるけどね・・・。燻銀のテクってやつかね」
「外見はともかく、中身は老獪なお婆ちゃんなんじゃないかしらね」
イングラムとPPS-43は揶揄うようなコメントを返す。
「そうそう本当はお婆ちゃんなのじゃよ・・・って誰がお婆ちゃんだ!」
スペクトラのノリツッコミを見て場は笑いに包まれる。
和気藹々と話している人形達はすでに馴染んでいる感じだった。
・・・・・
先日の歓迎会でR-15の面々はスペクトラとの懇親を深めたのだが、その席でちょっとした勉強会でも開こうか〜。なんて話になっていた。
通常は小隊ごとに訓練を行うが、銃種別とかで訓練しても面白いかも。なんてノリだったんだが、「スペクトラさんはジャスティン指揮官の下では優秀な人形でしたね」なんてG36Cが言ったため、「あの副官がそう言うなら、ぜひSMG人形で集まって訓練をやろう!」とまとまっていた。
歓迎会の日には翌日にすぐにやろうと決まったが、指揮官がダウンしたため副官のG36Cが抜けられなくなりしばらく延期となっていた。
三日ほどで指揮官も復帰したのでやっとこさ勉強会を開けたのだった
・・・・・
「でも、指揮官大変だったみたいね」
「ベッドとトイレをひたすら往復する日々だったって」
「ね、ベッドでもずっとお腹を押さえて唸ってたらしいし」
イングラム、PPS-43、スペクトラが休憩中に話題に上げていたのは、歓迎会の後の指揮官の事だった。
「指揮官様は、お風邪をひかれて大変でしたわね」
「「「・・・・・・」」」
サラッと風邪であった事を強調するG36Cだが他の3人は呆れ顔だったりジト目だったり驚愕の顔だったりをむけている。
「いや・・・副官さぁ・・・マジ?」
イングラムが頬を引き攣らせてコメントするのは、あんなものを食べさせといてよく言ったな。と思ったからだが、しかしそれを正直に口にするのは憚られる。
「ドクターロボの診断では原因不明。つまりお腹の風邪との診察でしたわ」
ニッコリ笑顔で返すG36Cは、あの凶悪手料理が原因とは認められないようだった。指揮官様のために愛を込めて作った料理、指揮官様に(G36Cの中では)褒めて頂いた(事になっている)料理。それが原因など微塵も感じられなかった。
他の人形の(毒見機能による)チェックでも"無害"であった。
ちなみに、有害判定は毒物等であるが、無害は一般的に砂や石のように口に入ったとしても即悪くはならない的な判定である。可食可能という判定ではないが、人形の機能では推し測れない高尚な味、という認識でG36Cは押し通した。
端的に言えば1ミリも反省していない。と言う事である。
「いやもうホント、指揮官が死なないか心配だよ・・・」
イングラムが呟くがG36Cの耳に届くも意図的にシャットダウンされたようだ。
そんな雑談と共に適当なところで休憩を切り上げ次の訓練に移っていた。
・・・・・・
「射撃はG36Cがやっぱりすごいね」
射撃訓練ではあの能面半笑いの凶悪エイミングを見せていた。出てくる標的のバイタルパートにのみバシバシライフル弾を叩き込んでいく。人形のカテゴリはSMGだが銃はショートバレルのARであり貫通力の高い高速弾が使用されているため、その戦闘力は凶悪そのものである。
今回はG36Cがあまりやる気なさそうだったので、イングラムが気を利かせて「一位が指揮官にハグをおねだりする」とご褒美をちらつかせたら、アッサリ本性を現したわけだった。
「副官さんはすごいね。ジャスティン指揮官のところでは見せなかったよね。その能力」
スペクトラが驚くがそれも無理はない。ほとんど実戦に出ない副官がすごい射撃をやってのけるのだから。
しかし、指揮官への一方的な愛に起因するある意味病気に近いため、ジャスティン指揮官のところでは見る事は無かったのだろう。
「高ランク義体の能力を見たって感じ」
「でも、鉄血のハイエンドはこれより凄い攻撃力を出すって言うからね。どうなってんのって思うわよ」
PPS-43はヤレヤレといった感じで両手を挙げる。G36Cの射撃能力で撃たれる事を想像しても地獄なのにこれを超える鉄血のハイエンドに撃たれたら避ける自信もなくなると言うものだ。
「次回は、副官の本性を現した射撃のデータをもとに回避訓練やってみようか」
そんな提案をスペクトラからされるが、全身カラフルに染まるだろう事を考えると乗り気にはなれなかった。
・・・・・
「スペクトラお婆ちゃんはアタッチメントは何使ってるの?」
「そうじゃのう・・・って、誰がお婆ちゃんだ!」
話題を変えて、イングラムがおちゃらけて振るが、しっかりと乗ってくるスペクトラである。第三小隊のM21とは気が合いそうである。いやキャラ被りで合わないのか?どうだろうか。
「私はEOT 516ホロサイトだね。ドットサイトと悩むところだけど矢面に立った立体機動で結構乱暴に使っちゃうからね。照準器へのダメージを考慮してホロサイトかな」
「長期の作戦ではバッテリーの持ちも考えてドットサイトにするときもあるけどね」
「やっぱりホロサイトだよね。でも516なんて高級なの支給されてた?うちは506がほとんどで、ごく一部が512だったでしょ」
「あー、516は前の職場にいた時、お給料ためて自費で買ったんだよね。自分専用だよ」
頑張って買ったんだぞ!と胸を張って答えるスペクトラだが、「本当は518が欲しかったんだけど、流通してなくて買えなかった」と零して笑う。
「自分持ちっていいね。私も何か買おうかね」
「イングラムは本当の専用装備というか銃の改造部品もあるらしいからお給料貯めといたら?」
「・・・・」
イングラムの言葉をまに受けてスペクトラが返すが、どうやらイングラムは散財する口らしく貯めるのは難しそうである。しかも専用装備などと言った特殊な装備品は目玉が飛び出るほど高い。一体どれだけ貯めれば買えるのかなど分かったものではない。
真面目な話、指揮官を誑かして買ってもらった方が早いだろう。しかしそんなことしたら他の人形の嫉妬を全身に受けることとなるだろうから実質無理なのだが。
そんなこんなで色々な訓練と情報交換を交えながら第一回SMG勉強会は終了するのだった。
・・
・・・
・・・・
「そう言えば、G36Cもスペクトラも前はジャスティン指揮官のところだったのよね?どういう事で外に出されるわけ?」
終了後の食事兼懇親会の席でそんな疑問が出た。聞かれたスペクトラとG36Cは互いの顔をみて複雑そうな表情をする。
とは言うものの、隠す事でもない。
「ごめんなさいな。こんなに優秀な二人が出てくるなんて、不思議だったんでね」
イングラムが他意はない事をアピールする。
「前は、S地区だったんだけど他基地のフォローが多くてね。単独での実戦は少なかったんだ」
「で、ジャスティン指揮官は人形製造が好きでね。契約書が発行できるだけ手配してたの」
「新しい子が来ると、気に入らない子や弱い子、ミスした子、低ランクな子が放逐されちゃうんだよね」
「私も低ランクだから見捨てられないように頑張って実績残したけど、ついにお払い箱になっちゃった」
「副官さんが出される時は分からないけど、庇えなくてごめんなさい」
「・・・・・いえ」
スペクトラの話に、G36Cが軽く返事をする。恐らく同じような理由なのだろう。
しかし、そんなやり方でR地区の前線基地でやっていけるのか?
R-14、15基地ともにハイエンドに狙われている。危険な場所である事に変わりは無い。
そんな人的無駄が発生する油断はできるはずもないのだが、流石に指揮官の判断による所なので、これ以上は人形としては出過ぎた考えだった。
イングラム達はそうか・・・と言った雰囲気だけど、一つ疑問が残る。
うちの・・・ナイル指揮官は人形製造を依頼しないが、なぜなのだろうか?
「それは分かりませんわ。指揮官様には指揮官様のお考えがあるのでしょう」
副官のG36Cが答えるが、G36Cにも分からないようだった。
今度のパーティーで聞いてみようか?そんな話で今日の勉強会は完全にお開きとなったのだった。
訓練的な日常を書いてみました。
ナイルさんがガチャら無い理由?それは・・・・
作者の能力の限界を超えるからです(笑)