ワンクッション置かせてください。(泣)
ジャスティンを地獄行きにすべくナイルさんが暗躍していますが、どうなることやら。
局地戦区始まりましたね。結構エネルギー使いますよね。
とりあえず前座は終わってこれからが本ちゃん。またミノがするんだよなぁ。
あいつ嫌いですよ。ほんと。
R-15基地御一行様が数台のヘリに分乗して、ローズマリー上級指揮官のR-13基地に向かう空の上である。
今日はR-13,14,15基地合同のR-14基地立ち上げ記念パーティーの日だった。
R-14基地立ち上げ記念は後付けの理由である。ことの発端はR-15のナイル指揮官と転勤してきたR-14のジャスティン指揮官が犬猿の仲なのが原因であるわけで。サブリナの咄嗟の機転?でパーティーを開く事になったので、その後付けがついた。
R-15基地の守備はいつも通りの本社基地の多目的活動隊のクリスティーナ指揮官が受けてくれていた。
出てくる前に話を聞いてみたが、R-14基地のジャスティン指揮官の所も本社基地の別の多目的活動隊が守備をしているとの事。そう考えると多目的活動隊って大変だよね。
なんて思って話していたらこんな使い方するのはR地区のうちらくらいだってさ。そりゃそうだろう。こんなに年柄年中パーティー開いているのはうちくらいなもんだ。ほとんど聞いたことがない。
まあ、仕事とはいえ借りを作りっぱなしである。本当にいつかはこの借りを返さなきゃな〜。
・・・・・・
俺の搭乗しているヘリはG36C、92式、エル、ウェルロッドと指揮官と副官、隊長陣が乗っている。
サブリナとかの、うるさい人形がいないから静かなもんである。
ただ、幹部がまとまって乗っているから鉄血に撃墜されたらヤバいんだけど、こちらの勢力下で近場なんで大丈夫だろう。まあ本当はそんな油断が危ないんだけどね。
しかしこんなにリラックスしてR-13基地へ向かうことができる事などそうそうないだろう。何故かって?今日はパーティーだし、下ごしらえはすでに済んでいるからだ。
そう、三日ほど前の話だ。
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・・・
・・・・
夜の司令室にて
「指揮官。司令室に呼び出すなんてなんの用かな?」
ドアが開き、お風呂上がりなのか髪が乾き切る前でいい匂いを振り撒くサブリナが、ニッコリ笑顔で私服姿で現れる。
そのまま寝る寝間着であろう可愛らしいスウェット姿だった。
私室でも良かったが流石にこんな女の子をコッソリ連れ込んでいるところを他の人形たちに見られたら、あらぬ疑いをかけられてしまうだろう。
まあ、それ以前に俺の貞操も危なくなるからね。むしろ俺の方が危険だったりする。
まあ、それは置いておいて、サブリナをソファーに座らせて甘〜いココアを淹れてやる。ついでにモノホンのビスケットを出してやる。
モノホンのビスケットってめちゃくちゃな高級品だ。本物の小麦粉に本物のバター、それに本物の砂糖を使っている訳で。
しかもジャパンのホッカイドー製ときたもんだ。これ一缶で小さな自動車が買えるレベル。もうアホかとバカかと。
もちろん自分で買ったわけではなく、お付き合いのあるドールハウス社の営業の兄ちゃんからの差し入れだ。
副業で定期的にブツを納めているから、その付き合いらしい。こんなものくれるくらいだから相当儲かっているのだろう。
なんかカモにされている気がしなくもない。
ああ、今日はよく話が逸れるな。
そんな感じでココアとビスケットをサブリナの前のテーブルにサラッと置く。
『まあ、とりあえずココアでも飲め』
キョトンとしたサブリナは出されたビスケットをつまみひょいっと口へ放り込む。
「ん〜!このビスケットすごく美味しい〜!」
サブリナは目を見開き驚いている。何気なく食べたビスケットが想像以上に激ウマでびっくりしたようだ。
『だろ?とっておきのモノホンのビスケットだぜ!しかもジャパン製』
ニヤリとして言う俺も自分用の合成コーヒーを淹れたカップを持ち、サブリナの対面のソファーへ座る。
そしてコーヒーとビスケットを嗜む。
お互い飲み物を飲み一息ついたところで、サブリナが話しかけてくる。
「で〜。指揮官はなんでこんな所にサブリナを呼び出したのかな?」
何を期待しているのか、こちらの心を覗き込むように上目使いで見ている。
『変な期待をするなよ。ちょっとした頼み事だよ』
「ん〜?頼み事??何かあったかな??」
なんだろ?と、首を傾げて頭の上に?を浮かべた顔をしている。
『なーに、大した事はないよ』コーヒーをひと口飲んで続ける。
『今度のパーティーの手料理大会・・・G36Cの手料理をジャスティン指揮官へ食べさせてやりたいんだよね』
「え?なんで??なんで副官さんなのかな?かな?」
『ああ、G36Cは元はジャスティン指揮官の部下だったからな』
『せっかくのこの機会にその成長を見せてやりたいんだ』
ちょっと遠くを見る仕草でそう伝える。
「う〜ん・・・うん!」
「そう言う事なら分かったよ。まかせて。明日97式ちゃんと話してプログラムを修正するよ」
サブリナは笑顔で頷く。納得してくれたようだ。
そんなサブリナの頭を撫でてやる
『サブリナ、無理を言ってすまないな。恩に着るよ』
『今日のお願いはサプライズってことで基地の皆には内緒で頼む』
「えへへへ・・・指揮官のお願いなら聞いちゃうかな~」
うつむきながら顔を赤くして呟くサブリナ
うん、こう言うところはかわいいじゃん!
なんて思っていたら、プシューっと言うエアシリンダーの稼働する音と共にドアが開きウェルロッドが入ってくる。
「指揮官、ここにいましたか・・・・ん?サブリナ?」
「こんな時間になにやってるんですか?」
明らかに何らかの疑念をもっているような顔で問い詰めてくる。
『ああ、先日のR-14のジャスティンのところの件で個別指導の為に呼んだんだ』
『話は済んだから大丈夫だ』
「そうですか。第三小隊の今後の件でご相談が・・・」
俺がそちらの話を聞く姿勢に入ったため、サブリナは退室していく。それを横目でチラリと見る。
よしよし。準備は完了だな。
ジャスティンは地獄行きのレールに乗ったから後は簡単だ。ゆっくり見ているだけなわけだ。
ざまあ見ろだ。
下ごしらえは終わり。俺はパーティーの事は記憶の端へと押しやり目の前のウェルロッドとの会話へと意識を移していった。
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・・・
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なんて数日前のことを考えていたらヘリは着陸体勢に入り、さして時間もかからずに無事着陸した。
扉を開けヘリを降りる。うん快晴のいい天気だ。
その一面だけを見れば、今が人類滅亡の瀬戸際だなんて思わないだろう。
『よし。気分も良いし今日はパーティーを楽しもう!』
幹部人形達に声をかけて楽しむ気満々の笑顔を見せる。
毎度毎度悲惨な目にあっているのに、なんでこんなにも明るい顔ができるのか・・・
幹部人形達は全くもって理解不能であった。
どうやら珍しくサブリナを抱き込んだ模様。
今回は勝てるのか!?
ジャスティンにローズマリーに、そして今回も来るのかヘリアンとペルシカ
どうなることやら、作者もノープロットの地獄です(笑)