最近、仕事でプレッシャーかけられまくりで、精神的に死亡中です。
白目剥いているG11を見てシンパシーを感じている次第です。(笑)
楽にならないんだろうな。困ったな。と言うところですね。
とは言うものの長くても1ヶ月では更新したい!ですね。
と言う事で工場攻略の前の話ですね。
ちょいちょい影が見えてたあのハイエンドさんに登場してもらいました。
R-14地区の外れのベータシックス地区に設定された臨時の大型飛行場に一機の大型輸送ヘリが到着した。
この臨時飛行場は、今回R-14基地と共同で進めている鉄血工造の工場を攻略するために作られていた。工場が作られた街からおおよそ5km程南の平原にである。
「へ〜!賑やかだね。共同作戦は初めてだから知らなかったな」
大型輸送ヘリから降りたアストラが臨時飛行場に併設された臨時の基地を見渡して感想を呟く。
臨時の基地には多数のR-14基地から派遣された戦術人形が作戦の準備をしている。それだけでも賑やかなのだが、基地にはあちらこちらにグリフィンの社章をあしらった社旗があちらこちらににはためいていだからだ。
ぱっと見中世の騎士達の戦場のような様子である。実はグリフィンは会社が大きくなる前にグリフィンの活動や活躍をアピールするために基地や占領地に社旗の掲揚を義務付けていた。会社のPRと士気の向上を狙っていた様である。会社が大きくなり戦術人形を主とした近代の軍隊的な業務になるにつれ有名無実化した義務となっていた。今となっては守る者など皆無なのだが、ジャスティン指揮官は大規模な共同作戦に際して敢えて多量の社旗を掲揚した様だった。アストラの反応を見る限り、駆け出しのクルーガー社長の狙いも外れてはいないのだろう。
「アストラ、ぼけっとしてないでドラグーンを降ろしなさい」
「はい!エル隊長」
壮観な風景に見とれていたアストラにエルが声を飛ばす。
地面に降り立っていたアストラは再び輸送ヘリに乗り込み、搭載されているマシンに乗り込み火を入れる。特にぐずることもなくすぐ火が入ることからきちんと整備出来ていることが分かる。
ドラグーンは大きさの割に思ったほどの駆動音もなく「カシャンカシャン」との歩行音のみをたてながら降車する。
アストラに続いてR-15基地の第二小隊の面々も滞りなく降車を終え、エルがヘリのパイロットへ挨拶すると共にヘリは飛び去っていった。
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「サブリナちゃん、こんにちは」
ドラグーンの降車を終えて一息ついているときに、後ろから声をかけられる。電脳内の音声認識により相手が誰だか振り返るまでもなくわかる。
なので満面の笑みで振り返り返事を返す。
「97式ちゃん、こんにちは」
振り返る前から想像できた通りのニッコリ笑顔の97式が立っていた。
白いシャツにミニスカート、黒いコルセット状の服に黒いロングコート姿だ。コートの裏地とネクタイ、地面まで届くほどの長いハイツインテールをまとめるリボンは深紅であり、美しいコントラストを添えている。
彼女はR-14基地の副官の95式の妹である。色々苦労したこともあり、デフォルト設定より細やかな気遣いをする性格となっている。
「97式だけじゃないよ。元戦友のスペクトラM4も居ますよ。みんなみえてないのかなー」
「ちゃんとみえてますよー、スペクトラお婆ちゃん」
「そりゃよかったのじゃ・・・って誰がお婆ちゃんだ!それにそのネタはあのSMG勉強会の時のやつでしょ。なんでサブリナちゃんが知ってるのかな〜?」
「なんでかな〜?サブリナにも分からないな〜」
おちゃらけるサブリナとスペクトラ。どうやらスペクトラM4も攻略作戦に参加している様で、97式と一緒に挨拶に来ていた。相変わらずのサブリナの絡みにもサラッと返すあたり燻銀のテクは戦闘だけではないらしい。
「それで、これが新しく導入したドラグーンシステムか。すごいんだって聞いてるよ」
97式がサブリナの向こうに置かれている機動兵器に視線を移して呟く。
いつも見ている鉄血のものと違いマットなオリーブドラブ色に塗られており、頭部はカラフルなパーソナルカラーとなっている。
各機とも色々部品が取り付けられ違和感と言うかなんと言うか、同じドラグーンには見えない。
「使い始めたばかりだから、本領発揮するのはまだ先かな」
「でも、97式ちゃんとスペクトラちゃんと共同の作戦か。何か新鮮ね」
「本当ね。前回は共同のパーティーで共同の作戦は初めてだからね。戦術人形だから共同作戦が本来の仕事なんだろうけど」
「5分後に指揮官も交えた作戦のミーティングやるから、R-15基地の皆さんもすぐに全員で来て欲しいかな。場所はミーティング用の天幕ね」
その連絡を聞いて、隊長のエルが「了解」の返事をし、すぐに全員で97式に付いていく事となった。
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打ち合わせ場所には、多くの戦術人形が集まっていた。
「指揮官、全員集合しました」
『うむ。では攻略作戦のミーティングを開始する』
97式の報告を受けてモニターの向こうのR-14基地のジャスティン指揮官がミーティングを開始する。内容的には攻略の作戦内容、部隊の進路や敵司令部の予想位置、時刻、補給ポイントの確認などなど。
『以上だ。何かあるか?』
特に人形達からは無い様子
『ナイル指揮官はどうか?』
『特にありません』
やはりモニタの向こうから答えるナイル指揮官。
(なんか、普通の指揮官ぽく見えるわね・・・)
エルやサブリナがモニタの向こうのよく知った顔を珍しいモノを見る目で見ていた。真面目な態度の仕事姿はR-15の戦術人形達にも新鮮だったのだ。
ミーティングは滞り無く終わり、解散となる。
明日の早朝の作戦開始に向けて、今日は準備を進めるのだった。
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薄暗く、メカメカしい何処か有機的で気味が悪い装置に囲まれた部屋。そこに一体の戦術人形が居た。
型式、SP914 Intruder
そう、鉄血工造の電子戦特化のハイエンドモデル、イントゥルーダーその人であった。
彼女の前にはいくつかモニタが並び、そこには
そう、電子戦を得意とする彼女はグリフィンの高度暗号回線をハッキングして、自身と工場を破壊しに来るその敵達の企みの会を視聴していたのだ。
「ふふっ、ぜーんぶ丸見えですよ。グリフィンの人間さんたち」
まさか見られていると考えもせず真面目にミーティングをしている人間達は滑稽である。
まあしょうがないだろう。人間など、身体能力、頭脳のスペック含めて鉄血工造のハイエンドモデルの足元にも及ばない、愚かで低レベルな種族。そのクセに自覚なく偉そうに振舞い可愛くも無い。言ってしまえば愛玩動物以下のゴミクズ。
グリフィンのゴミ人形共もこんなモノに使役され1ミリくらいは気の毒に思う。
「さてさて、おバカな人間さんと愚かな戦術人形さん達には、精々踊ってもらいましょうか」
「姉様の指示で立派な舞台を用意したんですからねぇ」
クスクス笑いながら呟くイントゥルーダーには焦りも緊張感も無い。そう、相手の手の内が知れたこれは予定調和にしかならないのだから。
ご機嫌なイントゥルーダーの元にお盆に乗せたカップを持って一体のリッパーが現れる。
「イントゥルーダー様、ご命令のものをお持ちしました」
リッパーはイントゥルーダーの横でお辞儀をして、湯気の立つカップを差し出す。
「ん、ありがと。下がっていいわ」
カップを受け取ったイントゥルーダーは口をつけ一口飲む。と同時に顔を顰める。
「まっず・・・何これ!?」
不満そうな視線をカップに落として呟くイントゥルーダー。
その後、視線を戻して真顔で言葉を追加する。
「炒り豆を砕いて成分を抽出した水溶液。水を除けば有機化合物、主成分はカフェイン・・・ですわね。本物は、ですが」
「毒物かつ依存性のある物質を嗜好するとは・・・なんて愚かな生き物なのでしょう」
「抹殺するか、我々による完全管理が必要なのでしょうね」
イントゥルーダーは知性を持つ人間の文化に興味を持ち、定期的に触れる様にしていた。今回はブラックコーヒー(合成品)を食していた訳である。
しかし、面白みもなく愚かなものばかり。益々人間に対して否定的な意志が固まっていく一方であった。
「面白い人間は居ないものかしらね」
一口飲んだカップを置き、翌日のエンターテイメントの準備に向かうのだった。
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「なに!そうか間に合ったか!」
ジャスティン指揮官は突然の映像通信を受けて思わず感情が出ていた。
『ええ、別の作戦が中止になりまして。今からでは詳細ミーティングも出来ないでしょうから複雑では無い後方支援に限り、ですが』
「それで構いません。明日の0600時に臨時飛行場に到着願います」
『作戦計画は見させてもらっています。その到着時刻を想定して準備中です』
「ありがとうございます」
『ああ、それから・・・R-15基地も参加するんですよね。うちの部隊に連中は絶対に近づけないで下さいね。絶対に!』
「あ、ああ。分かりました。約束します」
そのあと簡単な挨拶をして連絡を終えたが、いったい
興味があるような、関わりたく無いようななんとも言えない気持ちだけが残ったのだった。
手の内がバレてちゃ負け確定じゃね?
さてさて、どうすることやら。ですね。
最後のジャスティン指揮官の会話の相手はあの人です。