ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第1000話

二百十四頁目

 

 どうやら俺の居るところは崖の途中に出来た亀裂、或いは隙間のような部分らしい。

 本当に狭くて天井も低くて進める場所も限られている。

 それでも蛇やサソリを駆逐して進んでいくと意外と道は続いていた。

 

 細い通路もありそこを通って行けば、ぐるりと回りこむようにして向かい側の足場まで到達できた。

 こちらはまだ天井が高く、そのせいで触手モンスター共が群がってきて鬱陶しい。

 それもまた退治しながら調べて行くが、どうも行き止まりのようであった。

 

 どうやら下に流れ落ちて行く水に従って俺達も降りなければならないようだ。

 だけどクラゲがいるあの水中にだけは落ちたくない。

 ジップラインを駆使して慎重に下がどうなっているか、落ちないように探って行くとしよう。

 

『サソリは連れていけないね……せっかく仲間にしたのに……』

 

二百十五頁目

 

 下の方にも壁に隙間が空いている空間を見つけた。

 その中に天井から未来の装置が見えている箇所がある。

 波動が放たれていて明らかに誘導しているようだ。

 

 ジップラインを繋いでラベちゃん達とそこへ向かってみれば、先ほどの滝が流れ込む地底湖とは別れてている別の水たまりがあった。

 ……あまり広くない水たまりに見えるのに物騒な生き物の姿があちこちに見受けられる。

 アンコウにデンキウナギにクラゲまで浮かんでいる。

 

 絶対にこんな水たまり近づきたくないところだが、よくよく覗き込んで見れば奥の方に道があるのが見て取れた。

 まさかここを進めというのだろうか?

 こんな危険生物が大量にいる水中を? 泳ぎが苦手なラベちゃんを置いて身一つで?

 

『せっかく育てたラベちゃん達までシャットアウトされるだなんて……』

 

二百十六頁目

 

 絶対にこんなところ進みたくない一心で他に道がないか探し回った。

 だけど時間と労力の無駄でしかなかった。

 どうやらこの洞窟はこの先を進まないといけないらしい。

 

 水中を進むことになるかもとは思っていたけど、ここまで露骨な危険地帯を用意されるとは思わなかった。

 だけど文句を言っても始まらない。

 やけくそで捕獲大作戦を決行した。

 

 どうせ連れていけないラベちゃん達を肉の壁にして、水生生物共の動きを規制してドンドン捕獲していく。

 まずは水に触れないようにふちを歩き、岸辺でそっぽを向いているデンキウナギに手渡しでえさを与えて懐かせた。

 次いでアンコウ達に手に入れたばかりの高品質ライフルから強力麻酔弾をぶち込み、強引に仲間にしていく。

 

 底が見えるほど浅く澄んでいる水たまりだからこそ出来る事だ。

 そして仲間に出来ないクラゲは駆除してようやく見えている範囲の敵は一層できた。

 アンコウは背中にサドル無しで乗れるため、一番強そうな個体に乗って進むことにした。

 

 もちろんスキューバセットに着替えていざ……とちょっと顔を付けてすぐ引き返した。

 ……狭い道中も敵だらけとかふざけてんのか?

 

『うわぁ……魚はともかく、またクラゲにデンキウナギとその子供かな?それにカエルもいるよ?アンコウも……』




今回名前が出た動物

ティタノボア変種(蛇)
プルモノスコルピウス変種(サソリ)
シーカー(触手モンスター)
クニダリア変種(クラゲ)
ラベジャー(ラベちゃん)
アンコウ変種
デンキウナギ変種
ヤツメウナギ(デンキウナギの子供)
ベールゼブフォ変種(カエル)
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