ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第1004話

二百二十五頁目

 

 ついに進める先が放射能エリアだけになった。

 そして装備も整ってしまっている。

 こうなったら行くしかないだろう。

 

 果たして本当に放射能スーツで耐えられるのか。

 疑問も多いのでまずは軽く探索のつもりだった。

 移動拠点のパララ君も残しておき、メガちゃん軍団とスピノ、そしてカニとラベジャー達で進出する。

 

 そうして水中洞窟からさらに南下していくが、どこからが放射能エリアなのかわからない。

 仕方なく早い段階でスーツに着替えたが、それでも怖くて少しだけ躊躇していた。

 その際に気が付いた……金属製の巨大な何かが見える事に。

 

 洞窟の天井から突き出るように金属の節が洞窟の奥へと延びて、その下に吊り下げられるように巨大なひし形のリング。

 見覚えがある、最初のエリアで見た円状のリングを辿るうちに途中からひし形になっていたはずだ。

 あの装置の続きなのだろうか? だとしたらこれを辿れば当時の人の目論見が少しはわかるのだろうか?

 

『他に目印もないし、何よりあれを辿って進む分には道に迷う心配もないから当面はアレを追いかけてみたら?』

 

二百二十六頁目

 

 今回は深く潜るつもりはない。

 あくまでスーツの効果を含めた偵察だ。

 だから確実に戻ってこれるようにも道しるべがあるのはありがたい。

 

 何より一時的にでもはっきりとした目的が目に移れば覚悟も決まる。

 動物達と一緒に慎重に進んでいくと、何となく境目が分かった気がした。

 何せはっきりと生息している生き物が変化したのだ。

 

 水辺でもないのにうろつくスピノを筆頭に、酸を履きつけるムカデ、出血攻撃持ちのカルちゃんの同種。

 メガちゃんの同種もうろうろしているし、ましてあの触手モンスターがあちこちにいやがる。

 戦闘力持ちと嫌がらせ要因が露骨に目につくほどうろついている、ここからまた別のエリア判定なのだろう。

 

『ムカデは最悪だね……明らかにスーツを壊しに来てるよ……』

 

二百二十七頁目

 

 まだ予備の無いスーツは旋盤もガスボールもない現状、壊れてしまえば修理もできずお終いだ。

 だから特にムカデには注意を払って進む必要がある。

 空を飛ぶ触手モンスターに気を払いながらジップラインを天井付近に打ち込み、ラベちゃんと宙ぶらりんで待機して安全を確保。

 

 その上で高品質サドルを装備した主力のメガちゃん軍団に駆除させていく。

 ……その際にいつの間にかあのクソ害悪筆頭の穴から飛び出してくる奴の姿も見かけて頭が痛くなった。

 ここはもう嫌がらせの極致だ。

 

 何て思っていたらさらに厄介なことも判明する。

 ラベちゃんの様子がどうもおかしいのだ。

 明らかに体調が悪そうなのだ。

 

 色々と過酷に運用はしてきたがどうしてここへきて急に?

 

『……まさか放射能の影響をうけてるのかな?』




今回名前が出た動物

パラケラテリウム変種(パララ君)
メガロサウルス変種(メガちゃん軍団)
スピノサウルス変種
カルキノス(カニ)
ラベジャー(ラベちゃん)
アースロプレウラ変種(ムカデ)
カルノタウルス変種(カルちゃんの同種)
シーカー(触手モンスター)
プルロヴィア変種(クソ害悪筆頭・穴から飛び出してくる奴)
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