二百四十三頁目
移動拠点に乗った状態で周りを高品質サドルを装備したカニ六匹で固める。
更にその上で前方と後方にメガちゃん達を十五匹ずつ分けて固めた状態で、再度放射能エリアへと入っていく。
もちろん放射能スーツは予備も修理用の素材も設備もしっかり確保した。
万が一に備えて各種キノコもメディカルブリューも、カスタムレシピで作った飲食物もジップライン等の消耗品などもしっかり用意してある。
これで余程の事がない限りは何の問題もなく進めるはずだ。
……逆に言えばあの触手が何匹も群れていて、その上で砂漠の時のように悪魔や名無しを無数に護衛として引き連れているような状態が待ち構えていたらヤバいかもしれない。
それでも多分逃げ帰るぐらいはできるはずだ……と思いたい。
『そういえば余裕なかったけどあの触手に麻酔って聞くのかな? もしかして仲間に出来ちゃったりしたら……なんて、そんな上手い話ないよね』
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想像通り放射能エリアに入ってからも問題らしい問題はなかった。
襲ってくる敵は移動拠点のパララ君に到達する前に仲間達があっという間に始末してくれる。
スピノも野生のメガちゃんも高品質サドルで固めてあるこちらの相手にはならない。
ましてメガちゃん軍団は特殊個体の悪魔や蛇、更にはあの触手をも相手にしたほどに修羅場を潜り抜けている歴戦の勇士だ。
その経験もあってか野生個体と比べても戦い方が文字通りレベル違いにすら思えた。
お陰で前に引き返した禍々しい滝と小川の流れるところまであっさり到達することが出来た。
だけどここがある意味で最初の難関になりそうだ。
いかにも身体に悪そうな水中に足を滑らさないよう、橋のように向こう岸に繋がっている金属質の上り坂を進んで行かないといけないのだから。
……これも未来人さんが作った跡だろうけど、手すりぐらい欲しかったなぁ。
『……ねえあの毒々しい水の中に野生のスピノとクラゲちゃんが普通に漬かってるけど、あれ大丈夫なのかな?』
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わたってる最中にスピノ達に邪魔されても困る。
だから遠距離武器でこちらに引き寄せて駆除した上で渡っていく。
すると登りきったところで、少しだけ平らになっている空間があり、中央にあのエレメント抽出装置が鎮座していた。
この金属が未来人の跡なのだとしたら、その中心にあるこの装置もやはり未来人が用意した物なのだろうか?
すぐ近くにあるノイズだらけのホログラムも関係がありそうだが、結局のところ調べても何もわかりはしない。
何よりこんな危険なエリアで足を止めたくはないので、ほとんど調べもせずに素通りする。
そうして向こう岸にわたり終えると、カルノンやメガちゃんの同種などがウヨウヨしていた。
もう足場の心配もないので駆除するように指示を出すと、倒し終わった遺体の中にあの害悪がいつの間にか混ざっていた。
どうやら飛びかかろうとしたけれど背の高いカニに阻まれて俺のところまで到達できなかったようだ。
この調子だとあの触手さえ出てこなければ何とかなりそうだ。
『まだあのリングの装置も続いているし、このまま迷わないように辿っていこうね?』
今回名前が出た動物
カルキノス(カニ)
メガロサウルス変種(メガちゃん)
ネームレス(名無し)
リーパーキング(悪魔)
パラケラテリウム変種(パララ君)
スピノサウルス変種
クニダリア変種(クラゲ)
カルノタウルス変種(カルノンの同種)
触手(〇〇〇〇〇〇テンタクル)