ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第1014話

二百五十一頁目

 

 下り坂が一本道なこと自体は変わらないが、異様に曲がりくねり始めてきた。

 余りに湾曲しているせいで突き当りまで行って見回さないと、どっちに道が続いているのか判別できない箇所もあった。

 ただ下り坂が右に曲がりすぐにまた左に曲がり、と繰り返しているためか、ほとんど同じ位置のまま下っていくことが出来ているようであった。

 

 そのために段々と禍々しい水の溜まっている一番深そうな地帯が近づきつつあるのが見えて来ていたのだが、それよりも先にあのエイリアンの巣っぽいところに辿り着いてしまった。

 ……ただ一つだけ気になるのは道中に出てくる敵があの透明になるトカゲばっかりだったことだ。

 ワイバーンの例で言えば巣に近づくほどワイバーンだらけであったことから、あそこが本当にエイリアンの巣なら悪魔だらけになっていそうなものだ。

 

 更には実際に巣の間際まで近づいてみるも、襲い掛かってくるのは透明なトカゲばかりだ。

 このトカゲも戦闘力は悪魔や巨大蛇についで高い方なのでメガちゃん軍団でも倒すのに少しだけ時間が掛かってしまう。

 しかもかなり好戦的で、まるで何かを守ろうとしているかのようにどの個体も果敢に攻めかかってくるので余計に処理が面倒だった。

 

 ……これひょっとしなくても、悪魔の巣じゃなくてこの透明トカゲの巣なんじゃないか?

 

『というか赤いエリアで今のところあの悪魔一度も見てないぐらいだし、やっぱり地上にしかいないのかな?』

 

二百五十二頁目

 

 一通り駆除し終えたところで改めて黄色く光る辺りを見回してみると、思った通りであった。

 ワイバーンの時のように壁に開いている穴の中に鳥の巣に似たものがあり、その上に紫色の巨大な卵が鎮座しているではないか。

 パッと見た限り六個はあるので、早速カニの大ジャンプとジップラインとモーターを駆使して片っ端から回収していく。

 

 すると残っていた個体が一斉に姿を現して襲い掛かってきた。

 尤もこれもワイバーンの時に経験済みなので取り乱すことなく冷静に対処することが出来た。

 カニに乗ってジャンプしてメガちゃん達を待機させていた場所へと戻り、撃退していく。

 

 数自体は多いけれどワイバーンのように空を飛んでいるわけじゃないから時間こそ掛かるが駆除しきるのはそう難しくなかった。

 そうして落ち着いたところで改めて卵を回収して回るのだった。

 

『でもワイバーンの時って確かミルクが必要だったよね? このトカゲちゃんにもミルク必要なんじゃないの?』




今回名前が出た動物

ロックドレイク(透明トカゲ)
リーパーキング(悪魔)
バジリスク(巨大蛇)
メガロサウルス変種(メガちゃん)
カルキノス(カニ)
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