二百六十五頁目
ロック君の幼体が成長しきるまでに何度か巣まで往復して新しく湧いた卵も定期的に回収していた。
そうして新しい幼体も育てる事を繰り返していたが、そんな最中にあの巨大蛇が埋まっているのを見つけることが出来た。
たまたま緑の宝石があるエリアに触手の状態を身に行こうとしたところで、特徴的な尻尾が地面から突き出ているのを見つけたのだ。
関わらないに越したことはないと思ったが、ふと前に普通の蛇のように卵を与えてみたらどう反応するのか気にしていたことを思い出す。
ロック君の機動力を駆使すれば幾らでも逃げられると思い、実際に試してみる事にした。
牧場にある受精卵を含む卵を可能な限り回収して、実際に巨大蛇が地面から出たタイミングで投げてみた。
すると確かに受精卵に興味を示しているそぶりを見せたが、どれにも食いつかないままこちらへと向かってきた。
どうやらTEKやらカルノンやらの野生に普通にいる生き物の受精卵は好みではないらしい。
……とそこで手元に回収してきたばかりのロック君の受精卵があることを思い出す。
まさかと思って投げてみると、これには途端に食いついたではないか。
……放射能エリアまで行って回収してこないといけないロック君の卵しか食べないとは、何てグルメな奴だ。
凄く勿体ない気もしたけどせっかく食わせたのに処理するのももったいないと思い、仕方なく今回回収した分を殆ど放出してみた。
時間をかけながらもぱくついていく巨大蛇、そうして最後の一個を食べ終えたタイミングで不意に動きが変わった。
こちらににじり寄ってくるのは変わらないけど臨戦態勢ではなく、どこか親しげな様子で実際に攻撃できる距離まで来ても待機しているだけだった。
軽く指示を飛ばしてみれば言う通りに動く……どうやら巨大蛇も無事に仲間に出来たようだ。
『これで後はあの悪魔が仲間に出来たら完璧だけど……やっぱりあれは仲間にならないのかな?』
二百六十六頁目
巨大蛇は強かった。
毒液を始めとした戦闘力面は本当に頼もしい限りだ。
……だけど機動力という意味では当たり前だけどロック君にははるかに及ばない。
一応地面にも潜れるけど基本的には巨大蛇は戦闘能力しか目立った点はなさそうだった。
ロック君の後だからか余りテンションが上がらない。
でも護衛という意味で見たら悪魔に次いでこれ以上ない頼もしさなので利用はできそうだ。
特にあの触手たちとの戦いでは大いに役立ってくれそうだ。
……そう思ったのに放射能エリアまで誘導してみたら途端に苦しみ始めやがった。
どうやら耐性がないらしい……なんでだよ?
『……地上への入り口を触手から守ってもらうのには役立ちそうだよ?』
今回名前が出た動物
ロックドレイク(ロック君)
バジリスク(巨大蛇)
ティタノボア変種(普通の蛇)
カルノタウルス変種(カルノン)
リーパーキング(悪魔)
触手(〇〇〇〇〇〇テンタクル)