ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第1028話

二百八十二頁目

 

 孵化寸前の卵を持って行って、建築を改良して二階に当たる部分で育て始める。

 何往復もして受精卵を持って来たお陰であっという間に複数のメガちゃんの幼体が育ち始めた。

 高品質サドルもしっかり作って持って来ているし、この子達が育てばこの辺の安全はしっかり確保できるだろう。

 

 近くにあるのが本当に洞窟なら出てきたときには消耗している可能性も高いし、やっぱりここは時間をかけてでも安全を確保できるようにしておこう。

 ……また時間を使うことで触手の事が心配になるが、命は一つしかないのだから焦りは禁物だ。

 そもそもあの触手が絶対に倒さないといけない敵と決まってるわけでもないのだから気にしすぎても仕方がない……と自分に言い聞かせることにした。

 

『そうそう焦らない焦らない。でも時間は効率的に使おうね?』

 

二百八十三頁目

 

 メガちゃんが育つまでの時間を利用してもう少し近くを探索して回った。

 すると目新しい発見こそなかったけれど、代わりに救難物資が入っているカプセルを幾つか見つける事が出来た。

 ロック君で上から見下ろせるのと、この深いエリアだと全体的に薄暗くて光っているカプセルが目立つから比較的見つけやすいのだ。

 

 尤も良いものはあまり手に入らなかった。

 今だに現品が一つあるだけなロック君の高品質サドルの設計図が手に入れば言うことはなかったのだが、銃弾や水を吸い上げるパイプの設計図という本当に使い道のない物や高品質ではあるがこのエリアだと使い道の限られるギリーレギンスやフローラがいるから持つのが難しい金属の盾の現物などばかりであった。

 まあ現物の方は粉砕機のある所まで持っていけば素材に出来るから取りあえず今のところは拠点に保管しておくことにした。

 

 そうこうしているうちにスーツの耐久性が心配になってきたので、また一旦青いエリアまで戻って素材を持ってくる次いでに修理しておいた。

 更にロック君ならササっと言って帰ってこれるので緑のエリアの様子も見に行ったが、まだ触手は何とかなっているようだ。

 だけど確実に拠点も動物も削られつつあった。

 

 特にオートタレットの方は弾の消費が激しいため、捕獲してあった巨大蛇を護衛に回しておいた。

 更に近くの水辺にいる生き物を捕獲して、余ってるロック君の卵を使ってまた見つけたもう一体の巨大蛇も仲間にして置いておいたからこれでまたしばらくは持つだろう。

 

『巨大蛇ちゃん意外と役に立つような、かゆいところに手が届かないような……』




今回名前が出た動物

メガロサウルス変種(メガちゃん)
ロックドレイク(ロック君)
バジリスク(巨大蛇)
触手(〇〇〇〇〇〇テンタクル)
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