三百四頁目
洞窟らしき場所へ入っていき、改めてかがり火を立ててある入り口から中の状況を確認する。
飛び移らないといけない狭い足場に無数の敵動物が蠢いていた。
メガちゃん軍団を連れ込めたとしても正面突破は厳しそうに見える数だ。
まして実際は飛び移らないといけない関係上、ロック君以外は連れ込めない。
だから他の方法を考えて攻略していくしかない。
ロック君で本来なら足場にならない壁や天井に張り付いて進むか、他の洞窟でもやっていたように遠距離武器でこちらに誘導する形で下の毒だまりに落としてやるか。
パッと思いつくのはその二つぐらいだが……
『壁伝いは何かの間違いで下に落ちたらお終いだし、取りあえずいつも通り誘導して落としながら進めるか試そうよ?』
三百四頁目
安全策を優先しようと下へ落とす作戦に出た。
他の場所と変わらずここの動物共も何も考えず迫っては、下へと落ちて行く。
ただ飛行能力のある触手モンスター共だけは襲ってくる。
しかも結構な数だ。
一応こっちもロック君軍団だから蹴散らせはするけど、一々面倒くさい。
そうして数が減ったところへ飛び移って先を見れば、細く狭い足場が続いていて、そこにも敵が大量にいるではないか。
また戻って打ってを繰り返せば……いや余りにも非効率すぎるな。
仕方ない、最悪の場合は透明化を使うとして取りあえず無理しない範囲で壁や天井を伝って進むとしよう。
『下に落ちたらお終いなんだからね!本当に無理しないでよ?』
三百五頁目
向かって左側にはすぐ飛び移れそうな足場と細い道が続いている。
そして右上の方にはロック君ならば無理やり飛び移れそうな足場が見えていた。
どちらにも野生動物がいっぱいいる。
だから中央の天井付近を移動することにした。
触手モンスター共がこちらの発光生物に目ざとく気づいて襲ってくる。
だけど他の奴らは近づくどころか気付きもしない。
まるで青いエリアのところにいたメガちゃんみたいに仁王立ちして動かないのだ。
もしかしたらと思って少し近づいてみたけどやっぱり反応する気配はない。
ロック君と戦いたくないのか、それともこの場所が特別なのかは分からないが攻撃しない限りは動かないのかもしれない。
尤もわざわざ近づく必要もないからこのまま進もうとしたが、すぐに行き止まりになってしまった。
正確には通路が向こう側でUの字型に成っていたのだ。
多分左の細い足場と右上にあった足場は繋がっているのだろう。
進むべき先はその中央の通路の先にありそうだ。
つまりは結局は野生動物がいっぱいいる未知の中に入っていかなければならないようだ。
『本当は透明化したいけどスタミナを考えたらできるだけ温存したいし……難しいね?』
今回名前が出た動物
メガロサウルス変種(メガちゃん軍団)
ロックドレイク(ロック君)
シーカー(触手モンスター)