三百九頁目
思った通り天井まで移動するだけで二桁に届くか届かないかという数の触手モンスター共に襲われた。
あの他の動物も待機している狭い足場を探索中に襲われたら面倒なことになっていただろう。
しかし触手モンスターは一体一体はそこまで強くなくても光を浴びていると硬くなって中々倒れないし、何より数が多いからどうしても傷がつく、
ありがたいことに天井付近には狭くて敵が湧けてないみたいだけどロック君がぎりぎり休めそうな場所が幾つかあった。
そこでスタミナを回復させつつ生肉を食べさせて体力も少しでも回復させていく。
その上でどんどん移動していく……が、これがまた迷いそうになる。
似たような天井の地形に加えて張り付きながら移動するから方向感覚がぶれるのだ。
お陰でちゃんと調べられているのかもわからない。
同じ場所を何度も通っているような気にすらなってくる始末だ。
『これは目印になるかがり火を立てながら進んだ方がよさそうだね』
三百十頁目
フローラに言われた通りかがり火を立てられそうな場所にどんどん立てて行くことで無理やり攻略した場所を把握していく。
すると思った通り同じ場所をうろついていたことが分かった。
体力とスタミナを小まめに回復させてながら移動して、新たな場所を調べて行く。
しかし天井付近にある足場は狭い場所ばかりで野生動物の姿はほとんど見られない。
一応は飛行能力のある触手モンスターと、発光生物に光を分けられる虫の姿は見かけるが、それも足場の上という感じではない。
もしかしたらこの天井付近は探索するべき場所はないのかもしれない。
もう少し下の方の、敵がわんさかと居るあたりの調査に移った方がいいのだろうか?
『まあせっかくここまで調べたんだし、ちゃんと調べ尽くしてから下に行こうよ』
三百十一頁目
青い光が漏れる壁と紫の光が漏れる壁が近くにある場所付近は、物凄く迷いやすい。
かがり火を立てているのにもかかわらず何度もグルグルしてしまった。
何だか疲れてしまって、もういったん外に出たくなるほどだ。
……だけどそこで気が付いた。
帰り道が分からないことに。
来る時に通路を超えてこの空間に出たが、その通路がどこか分からないのだ。
この広い空間に出た時点でかがり火を立てておくべきだったかもしれない。
嫌でもあの足場には敵が沢山いたから降りてかがり火を指すのは命懸けだったのだが……これはヤバいかもしれない。
『え、えっと……あっちじゃなかったっけ? それともこっち側?』
今回名前が出た動物
シーカー(触手モンスター)
ロックドレイク(ロック君)
グローバグ(光を分けられる虫)