四十二頁目
まさかこのパチンコにこんな使い方があるとは思わなかった。
拾ったり砕いたりした石を打ち出すことで、簡易な遠距離武器として使えるのだ。
尤も威力としては大したことはないが、足の遅い奴が相手ならば後ろに下がりながら延々と一方的に攻撃できるのはとてもおいしい。
何より頭に当て続ければ脳震盪か何かを起こして気絶させることができる、そうなれば餌を与えることで仲間に出来るのだ。
実際にこの方法で足の遅い亀を仲間に加えることができた、人間が一人背中に乗れるぐらいの大きな甲羅を背負ったこいつの名前はガメラにしよう。
この調子でどんどん仲間を増やしていこう……ドードーとエリマキトカゲ以外の仲間をだ。
この島で生きる以上、どれだけ情を交わした仲間でも死地に立たせる羽目になるだろう。
だけどもう俺はあの二匹だけは、もう二度と俺の指示で死なせたくないのだ。
何より俺にとってのドーちゃんとエーちゃんは……最初に仲間になってくれたあの二人だけは特別なのだから。
四十三頁目
木造建築が完成した、今度は三重に壁で囲んであるから簡単には壊せないはずだ。
仲間の居住区もそこに作った、これなら仮にスピノが襲ってきても壁を壊している間に逃げられるだろう。
ちなみに肝心の仲間だが順調に数が増えている。
某妖怪漫画にも出てきたから名前を憶えていた、派手なトサカを持ったパラサウロロフスのパロロ君。
それとたまたま手に持っていた果実を奪い取ったかと思うと、そのまま仲間に加わった小さい奴……卑しそうだからベコちゃんと名付けた。
最後にその辺をトロトロと歩いていたドードーぐらいの大きさをした四つ足のトロちゃんだ。
パロロ君以外は気絶させなくても手渡しで食べ物を渡せば仲間に加わってくれたが、逆に蛇などは気絶させても何も食べようとしなかった。
これは仲間に出来ないのか、好みの餌を俺が持っていなかったのかは分からない。
いや、そもそも野生の動物をこんなに簡単に飼い慣らせるのがおかしいのだ。
やはり何者かの意志が介入しているのかもしれない……尤もスピノを倒すまでは気にしても仕方がないのだが。
……ひょっとしてスピノも飼い慣らせるのだろうか?
もしそうだとしても……あの個体だけは絶対にごめんだ。
四十四頁目
建物の屋根の上に上がれるように梯子をかけておいたのは大正解だった。
おかげで川の向こうが見渡せて、スピノがそこでまだ暴れている様子を観察できた。
しかし近くにいる動くものを片っ端から倒して回っているのに、何故またこっちへと近づいてきているのだろうか?
逃げる奴らを追って遠くへ行ってもおかしくはないのに……まるで俺を狙っているかのようだ。
しかしそれは好都合だ、何せこっちは着実にあいつを倒す準備をしているのだから。
近くの岩を砕いた際に出る僅かに輝きの違う固い金属鉱石をかき集めて、岩の破片や木材に皮と繊維を組み合わせて作った製錬炉へとぶち込み鉄資源も精製しつつある。
これも全て左手に埋め込まれた鉱石が導くままに作り上げた代物だった。
どうやらこれは俺が作りたい物のやり方を本能的に悟らせてくれるらしい。
ただし何か条件があるらしく、何でもかんでも教えてくれるわけではないらしい。
その辺りも調べたいところだが、今は目の前の決戦に備えてるのが先だ。
待ってろよスピノっ!! 見ててくれドーちゃんエーちゃんっ!!
【今回登場した動物】
カルボネミス(ガメラ)
ドードー(ドーちゃん)
ディロフォサウルス(エリマキトカゲ・エーちゃん)
パラサウロロフス(パロロ君)
ペゴマスタクス(ベコちゃん)
リストロサウルス(トロちゃん)
ティタノボア(蛇)
スピノサウルス
イクチオルニス(動くもの・逃げる奴ら・スピノが襲ってたやつ)
メガピラニア(動くもの・逃げる奴ら・スピノが襲ってたやつ)
シーラカンス(動くもの・逃げる奴ら・スピノが襲ってたやつ)
セイバートゥース・サーモン(動くもの・逃げる奴ら・スピノが襲ってたやつ)
三葉虫(動くもの・逃げる奴ら・スピノが襲ってたやつ)
ジェネシス2 カヌーレースのバグだけどうにかしてください涙
PC版は何とかなってラスボス倒せたけどエンドシーンがアメリカ語……PS4版に期待したいけどバグがぁ……