ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第15話

五十一頁目

 

 何も問題なく朝を迎えた俺は、早速前の拠点跡地へと戻ってみたがあまり意味はなかった。

 何もかもが潰されて残っておらず、エーちゃんとドーちゃんの死体もなくなっていたからだ。

 しかし見慣れた場所に何も残っていないのは、正直心に堪えた。

 

 だからいっそもう一度拠点を作り直そうかとも思ったが、こんな近い場所に二つも拠点を作っても意味はない。

 とりあえず元の拠点に戻り、今も製錬炉で溶かしている鉄を集めて新しい何かを作ることに専念しよう。

 今のところ目的も何もないのだから、何か思いつくまで身の回りの環境を整えておこう。

 

五十二頁目

 

 鉄製のピッケルと斧を作る際に地べたでやるのは非効率だったので椅子と机を作っておいたが、今回それをさらに改良させて作業机を完成させた。

 やはり鉄資源を利用しての工作はこういう専用の設備がないと難しい……おかげで新しく色々と作れるようになった。

 武器としては鉄製の槍が完成した、石槍とは違って壊れにくく何度でも使えるが重さも増して投げて使うのは難しいだろう。

 

 尤も手に持って突き刺すだけで中距離から攻撃できるので十分すぎる。

 また弓より遥かに強い勢いで矢を打ち出せるクロスボウも作った、もちろん矢も常に二百本は常備してある。

 これだけ装備が整っていれば大抵の恐竜には負けないだろう。

 

 他に繊維をより効率よく集められる鎌も作ってみたがかなりの鉄を使ってしまった。

 もっと何かを作ろうと思ったら、もっと大量に金属鉱石がとれる場所を見つけなければいけない。

 武装も整っていることだし、せっかくだからそれを目的に島内を探索して回るのもいいだろう。

 

五十三頁目

 

 内陸部に入った俺はやはりこの島は危険に満ち溢れた場所だと何度目になるか分からない確信を抱いた。

 何せ少し入ったところで某映画で子供に襲い掛かった小型の恐竜の群れに襲われてしまったのだ。

 尤もサイズがサイズだから多少噛まれただけで何とかなったけれど、今度はそいつの死体を目当てに虫共が襲ってきたのだ。

 

 それも巨大トンボで有名なメガネウラや現代ではありえないサイズのアリ達で、これも一匹一匹は大したことはないが群れで襲ってくるから厄介だった。

 おまけにそいつらは妙な鱗粉を振りまいているのか、攻撃を喰らうと目の前がクラっとしてくるのだ。

 何とか撃退できたけれど、この調子で奥に行くのは危険かもしれない。

 

 そう思っていると今度はキリンに似た巨大な奴がのそのそと目の前を横切って行った。

 ブロントにも近いこいつは、やはり草食みたいでこちらを襲ってくる気配はないが万が一間違えて攻撃されたらたまったものじゃない。

 このまま生身での探索は危険すぎる、とりあえず今日の所は拠点に戻りもっと安全な方法を考えなければ。




【今回登場した動物】

ディロフォサウルス(エーちゃん)
ドードー(ドーちゃん)
コンプソグナトゥス(小型の恐竜の群れ)
メガネウラ
ティタノミルマ(あり得ないサイズのアリ達)
パラケラテリウム(キリンに似た巨大な奴)


ジェネシス2 PS4版もクリア……こっちはエンドムービーは翻訳されてました
ちなみにバグでミッションクリアは不可能なのでコマンドで解決しました。
一応乗せておきます。

全ミッションクリアフラグ
Cheat DebugAllowvrMissionTeleport

今受けてるミッションを強制的にクリア
ForceCompleteActiveMission 1
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