ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第206話

五百頁目

 

 メアリーは番で捕獲した動物の繁殖やレシピなどが決まっている食べ物などを作り、管理する仕事をしている。

 しかし彼女はその前に上手く喋れないマァの代わりに、彼の仕事である捕獲した動物について話し始めた。

 何でも二人ともこの拠点を中心に活動しているのもあり、またメアリーは意外と子供好きだし、マァも食事を用意してくれる相手に懐きやすいというのもあって、かなり仲良くなっているようだ。

 

 それはともかくとして、メアリーの始めた説明によると仲間にした動物の種類は十種類ほどにも及ぶらしい。

 一体どんな生き物を仲間にしたのか聞くと、外見的特徴を答えてくれるメアリー。

 そこから判断していくと俺が今までに仲間にしたことのある動物も含まれていて、それはドードー、エリマキトカゲ、カバに似たフィオ君の同種、近場をうろついていた亀の四種類であった。

 

 逆に今までに仲間にしたことのない動物はユニコーンに始まり、アルマジロ、カモメ、卵泥棒で有名なラプトル、親指の爪が目立つ確かイグアノとか言う恐竜、それとアンキロサウルスの六種類も居て驚いてしまう。

 尤も捕獲を優先していたために各種動物の能力までは殆ど確認できていないようだが……それでもアルマジロは動物小屋に入れようとした際に、傍にある岩を砕き始めたのを見て遠くに行かないようにだけ言い含めて放置しておいたそうだ。

 後はあの卵泥棒ラプトルはやっぱり卵を食べさせて仲間にしたそうだが、あいつが小屋の中を徘徊するようになってから他の生き物が産卵する速度が早くなっているらしい。

 

 本当に色々な特徴があるものだ……直接戦力になりそうな生き物こそ少ないが、やはり新しい生き物はどんどん集めていくに越したことはなさそうだ。

 だから頑張って集めてくれたマァに感謝を述べると、仲間で暮らすため、頑張る、当然、とたどたどしく語って胸を張って見せて来た。

 更にその上で片言ながらも必死に何かを伝えようとするマァ、要約するともっと色んな生き物を見つけたけれどアルケンでは運びきれないから輸送する手段が欲しいと訴えて来るのだった。

 

 しかしアルケンで運べない以上はケツァ君を使うしかないけれど、あの起動要塞は他にも使い道があり過ぎて流石に捕獲専用にするのは勿体ない気がする。

 他の個体を捕まえられればその子を渡してあげてもいいとは思うが……とにかくこの件も保留にしておいて、次いでメアリーの報告を聞くことにした。

 すると彼女もまた自慢げに胸を張りながら、番で集められなかったユニコーンとカモメと卵ラプトル以外は既に子供が生まれて増えつつあるのだという。

 

 前にアルケンやティラノの卵が孵化した速度を想うと早すぎる気がしたが、何でもカンガルーのように割れないよう優しく抱っこしたり服の中に入れて温めたりしてあげると早く孵るのだという。

 不思議な話だが実際に孵化している以上は気にしても仕方がない……というかメアリーの服の中に入れると聞いて、ちょっと良からぬことが頭を過ぎりそうになり、気を紛らわすので精いっぱいだったのだ。

 とにかく順調に数は増えているようであり、またそうしながらも同じ部屋の隅に配置されている調理鍋に定期的に水を入れてメディカルブリューや前にレシピを手に入れたロックウェル氏の特性料理であるフリアカレーとラザルスチャウダーも作り、冷蔵庫に保管してあるそうだ。

 

 それらの材料はフローラが定期的に畑から取ってきているようだが……しかしどちらにも麻酔薬を利用することもあり、フローラはもう少し量を増やしたければ麻酔薬がもっと必要だと訴えかけてくる。

 だけれども麻酔薬は動物の捕獲にも必需品であり、尚且つすり鉢で一々すり下ろす必要があるために、余り料理にまで割り振るのは難しいと思われた。

 しかしそんなメアリーに向かってフローラは、ちょうどいいと笑って答えながら……自分が新しく作ったという設備について語り始めるのだった。




【今回名前が出た動物】

ドードー
ディロフォサウルス(エリマキトカゲ)
フィオミア(フィオ君の同種)
カルボネミス(近場をうろついていた亀)
ユニコーン
ドエディクルス(アルマジロ)
イクチオルニス(カモメ)
オヴィラプトル(卵泥棒ラプトル……冤罪ですよ涙)
イグアノドン(親指の爪が目立つイグアノ)
アンキロサウルス
アルゲンダビス(アルケン)
ケツァルコアトルス(ケツァ君)
ティラノサウルス



ロストアイランド、作者はやっと五つ目のアーティファクトを手に入れましたが……PC版、洞窟内にある青の宝石バグってませんかこれ?
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