ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第246話

五百八十六頁目

 

 おいおい設備の使い方は教えていくとして、当面は日が落ちるまでは今まで通り活動し、日が暮れてからはこの場所に籠ってクラフト作業の内、各々に出来ることを割り振ることにした。

 つまりマァは洞窟の探索と動物の捕獲、オウ・ホウさんは洞窟の攻略、メアリーは拠点に残ってのクラフトと子供たちのお世話だ。

 俺としては深海探索の続きをしたいところだけれど、まだまだ護衛の動物が足りないことだし、それよりも先にようやく乗り込めるようになった毒ガス洞窟の攻略を優先してしまおうと思う。

 

 だからマァにどうせなら水中の生き物……特にサメを大量に捕まえてほしいと頼み、前に俺が筏を用意した場所を伝えておいた。

 果たして水中の動物にも興味があるのか、マァはあっさりと頷いてくれて、麻酔矢とクロスボウとスキューバセット……のうちの酸素ボンベだけを持つとアルケンCに乗って飛び立っていった。

 どうやらよほど窮屈なスキューバセットが苦手のようだ……だけど水中は意外と冷たいし、あれ以外の防具だと水に濡れて保温効果が失われて大変だと思うのだが……まあ南の海岸は温かいから、そこを中心に動き回るのならば問題はないだろう。

 

 むしろ危惧すべきは自分たちの身の安全の方だろう……何せこの島でトップクラスに危険な洞窟という場所を攻略しに向かうのだから……。

 

五百八十七頁目

 

 俺が洞窟攻略をするオウ・ホウさんに協力するというと彼はありがたい、頼もしい限りだと頭を下げて来る。

 ただメアリーだけは不安そうにしていて……また病気を貰ってきたら大変なことになるのだから、もっと準備してからでもいいのではと口にしてきた。

 それ自体は正論だ……たまたま今回は解毒薬の材料が揃っていたから何とかなったけれど、もしも他の人にも感染していたり材料自体が足りなかったらどうなっていたことか。

 

 そう考えると万が一に備えて解毒薬を予備を含めて用意しておいてから挑むべきだろう。

 オウ・ホウさんも同意見のようで、最低限俺達が携帯できる分ぐらいは作ってから行こうということになった。

 だからまずは薬の原料となる素材集めからだが……麻酔薬自体はまだまだ量がある。

 

 そしてレアな花は豪雪地帯であるこの辺りの草を詰めば手に入るし、サイの角も同様だ……ただ問題はあの特殊なキノコだ。

 あれだけはどこにあるのか未だに分からない……何せ偶然、ビーバーの巣の中から見つけ出してきた者なのだから。

 しかも洞窟に生えている光るキノコとは種類が違うようだし……一体どこを探せばいいのやら……。




【今回名前が出た動物】

メガロドン(サメ)
カストロイデス(ビーバー)
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