九十頁目
皮が手に入りパチンコを作り直した俺は、早速仲間を増やそうと近くにいる動物を探し回った。
そしてすぐにパロロ君と同種の生き物を見つけたが、こいつは臆病なので一発ぶつけるとさっさと逃げ出してしまう。
前に仲間にしたときは木と木の間に挟まり身動きが取れなくなっていたから何とかなったが、この調子だと何か足を止める方法が無いと難しそうだ。
今の手持ちにある素材で作れそうなものを考えて、繊維とわらで束ねたヒモを皮で補強したものに石を結び付けたものを作ってみた。
何かの漫画でポーラと呼ばれている、相手の足を絡めとる道具を参考に考えたのだ……もちろん鉱石のご助力もあって上手に出来たと思う。
早速試そうとパロロ君の同種を探そうとしたところで、目の前にプテラノドンが降り立ってきた。
これってひょっとして……上手く行けば捕まえられるんじゃないか?
九十一頁目
予想以上にポーラは上手くいったようで、翼を絡めとられたプテラノドンは空に逃げることが出来なくなった。
そこをパチンコで打ちまくり気絶させ……そしてついに俺は空を飛ぶ生き物を仲間に加えたのだっ!!
しかもこいつは前知識とは裏腹に、それなりに力があるようで色々と荷物を持たせても何とか舞い上がることができていた。
この調子なら荷物を殆ど持っていない俺ならば、背中に乗せて空を飛ぶこともできそうだった。
ただ問題なのは、空を飛ぶ際に安定して座れるサドルの作り方だ。
何せ空を飛んでる最中に間違って落ちたりしたらそれだけでお陀仏なのだ、だからこれだけは慎重に作らなければいけない。
しかし皮や繊維だけでは強度も安定性にも不安が残る……前に手に入れたキチン質の素材があれば或いは上手くいったかもしれないのに……。
九十二頁目
空を飛ぶという魅力はかなり俺の心を惹きつけているが今は我慢するしかない。
何せキチン質の取れる生き物は限られていて、しかも俺の知る限りそのどれもがこちらへと襲い掛かってくる危険な奴なのだ。
流石に命の方が大事だ、だから今は他の仲間を増やすことを優先しようと思う。
しかしポーラとパチンコのコンボでも仲間に出来る相手は限られている、何故ならポーラは比較的身体の小さい奴しか抑えられないからだ。
実際に一度近くにある大岩の上から遠くにいるトリケラトプスに当ててみたが、あっさりと引きちぎられてしまいまるで拘束の意味をなさなかった。
あのトリケラさえ仲間に出来ればかなり安全は確保できると思うのだが……何かいい方法はないだろうか?
【今回登場した動物】
パラサウロロフス(パロロ君と同種の生き物)
プテラノドン
トリケラトプス