ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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昨日は頭が痛くて一日中寝てて更新し忘れました、ごめんなさい。


第277話

六百四十八頁目

 

 朝食を食べ終えたところでやる気満々なマァと不安げなメアリー、そして俺を気遣いつつも装備を再確認しているオウ・ホウさんの全員と共にケツァ君に乗り豪雪地帯へと向かった。

 もちろんやることはあの超巨大な肉食の捕獲だ。

 前のやり方を思い返しながら……当然フローラの事も連想してしまうが、日記に描かれたあの文章と抱いた期待を胸に抱くことで落ち着いたまま皆とどう動くかについて話し合うことができた。

 

 その際にメアリーだけは何か言いたげに俺を見つめてきたが、冷静さを保てている俺が笑顔で頷いてあげるとそれで納得したのか何も言わず……また顔を赤らめて逸らしたよ……右手が痛んだらシャレにならないからすぐに俺も顔を逸らして気が付かないふりをしておいた。

 そんな俺を見て不思議そうに小首を傾げていた三人だけれど、少しして地響きと共に動き回るあいつの足音が聞こえてくると途端に皆の顔に緊張が走る。

 やはり皆も前の捕獲時のことを思い返して……フローラを失った際の苦い記憶が蘇ってしまうのだろう。

 

 だけどこれを乗り越えなければ……俺達の安全の確保のためにも……フローラ、君と再び会えるかもしれない可能性のためにも……トラウマなんかに負けてたまるかっ!!

 そう自分に気合を入れた俺が皆を励ますように今度こそ大丈夫だから始めようと告げると、三人とも顔を上げてこちらを見て……彼らもまた力強く頷き返してくれた。

 そして捕獲作業は始まった……前の時と同じように空から攻撃してあいつの意識を引いて、そのまま落とし穴風の罠に誘導して嵌めてやったうえで安全な上空から無数の麻酔を打ち込んでやる。

 

 果たしてあいつは俺達の目論見通りに動き簡単に動きを封じられて……時間こそ掛かれどあっさりと眠りに落ちた。

 更に餌やりも適当に採取した黒い果実を適度に齧らせつつ行うことで、何一つ問題なく俺達の仲間になった。

 

 ……やっぱり油断さえしなければ何も問題はなかったんだ……今度こそ誰も失わずに安全に仲間に出来た事実に俺は……いや俺達は嬉しさを覚えて……だからこそ余計に前の失敗を悔やみそうになるのだった。

 

六百四十九頁目

 

 あれから数日が経過したが特に代わり映えの無い日々を送っている。

 朝はオウ・ホウさんかマァと動物の捕獲を行い、昼から夕方にかけては毒ガス洞窟に赴いて内部で飼育している動物の様子を確認するが今のところはムカデだけは内部の安全を確保している防護柵を破壊できてしまうことが判明したが、護衛の狼を攻撃的にして柵の外に配置させることで何とかなってはいる。

 もちろん定期的に豪雪地帯で捕まえた来た個体と入れ替えたり数を増やしたりはしているが、もうすぐで内部で育てている豚が成長しきり中でも傷を癒せるようになる。

 

 こうなれば後はナマケモノが成体になったタイミングで今度こそ毒ガス洞窟を攻略してやるつもりだ。

 また海の方も順調に進んでいる……マァと共にサメを捕獲しまくり、ついには三十匹もの大軍団になった。

 これなら海底洞窟の探索も少しはいけそうだけれど、一度やられているマァは慎重になっているのかもっと数を増やしたいという。

 

 ちなみに前にマァが草食島の近くに見つけた海底洞窟は残念ながらアーティファクトも何もない、ただ真珠や原油と言った資源があるだけの空間だった。

 オウ・ホウさんと二人で軽く探索するつもりで中を覗いたら、すぐに浮上できる場所がありそれで行き止まりだったのだ。

 どうやら洞窟探索の方はもっと続けなければならないようだが……果たして最後の洞窟はどこへあるのやら……。

 

 いずれはその洞窟の探索も本格的にやらなければならないが、場所が全く見当もつかない今は出来ることを優先して行っていくつもりだ。




【今回名前が出た動物】

ケツァルコアトルス(ケツァ君)
ギガノトサウルス(超巨大な肉食)
アースロプレウラ(ムカデ)
ダイアウルフ(狼)
ダエオドン(豚)
メガテリウム(ナマケモノ)
メガロドン(サメ)
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