ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第361話

七百五十六頁目

 

 まず南の海岸に作った繁殖場では、ドードーとエリマキトカゲを始めとして、カメにパロロ君の同種、糞を頻繁にするカバみたいな奴にプテラノドン、ラプトルにペアラちゃん、それにいつの間に捕まえていたのかあの厄介なカモメに見覚えのない親指が特徴的な新草食までいるではないか。

 更に一匹だけだがユニコーンも残っているし、岩砕きように各拠点に一匹ずつ置いてあるアルマジロもいる。

 次いで草食島に行けば俺達が初めて卵から孵したアルケー君が主のように君臨しており、その後ろをトリケラやステゴ、更にはブロントサウルスまでもが付いて歩いている。

 

 俺が捕獲したことのない生き物までもどんどん増えて行っていて何だか不思議な気持ちだ。

 やはり仲間と共にチームで行動すると効率が段違いだ……そのことを改めて認識しつつ、次いで山肌の拠点へと向かう。

 メインである豪雪地帯にある拠点に次いで二番目に規模の大きな場所だけあって、ここはまたかなりの大所帯となってしまっていた。

 

 おかげで数えるのも面倒なぐらいだが、頑張って調べて行こう。

 テリ君にレオ君の同種、角が特徴的な肉食に良く三人組で動いている肉食が複数、アルケン君の同種に熊もまたそれなりの数、傷を癒す為連れて来た豚数匹とそのお供として連れて来た狼わらわら、前に仲間にした覚えのあるサーベルタイガーとダチョウに似た肉食、ナマケモノ数匹とあちこちで見かけているキリンに似た大型の草食、木材を切ってくれるビーバーに同じくここにも居るアルマジロとまた近くの山頂から鉱石を採取するためのアンキロがこれは一匹ずつ、また最古参の仲間であるパロロ君とディ君とモソちゃんもまだ残っている。

 更には離れた場所にある畑にもカバみたいな奴が一匹いるし、別の隔離されるようにある一室にはサソリとムカデと大蜘蛛、だけでなくいつの間にか蝙蝠までもが……本当によくやってるなぁあの二人は……。

 

 そんな洞窟での常連達が居る場所だからかこの隔離された場所は珍しく電灯ではなく篝火数本だけを光源としており、中々見通すのが難しい。

 それでも他にも洞窟から連れ帰ってきた仲間としてオオトカゲも一緒に入れられているのを確認した。

 恐らくこれでこの拠点にいる生き物は全てあろう……そう思い安堵とも疲労ともつかぬ息を吐きながら座り込もうとして、何かが床の上に丸くなっていることに気が付いた。

 

 ゆっくりとお尻の下を確認した俺は、いつか感じた既視感を覚えながら飛び上がる。

 そこには丸くなって眠っている肉食の恐竜がいた……そうだ、確かこいつも洞窟から連れて帰ってきた奴で……メガちゃんと名付けた奴だ。

 相変わらず夜行性全開のようで、これだけ薄暗くとも昼間はこうして眠ったまま起きようともしない。

 

 他の生き物に比べて何でこいつだけこんな特徴が再現されているのかと不思議だが、前による起きているときに性能を試して驚いた。

 何せ小回りも聞くし身軽なのに、その爪と牙から繰り出される攻撃はティラノに勝るとも劣らぬ勢いだったのだ。

 ただ残念なことにこの危険な島で見通しのきかない夜間に行動することなど滅多居ない……というかやるべきではないことなので、結局は一度だって活躍することはなかったのだが……んっ!?

 

 夜だけならティラノ以上……それでいてこの体格……あの洞窟は夜でも明るい……こいつなら行けるんじゃないか?




【今回名前が出た動物】

ドードー
ディロフォサウルス(エリマキトカゲ)
カルボネミス(カメ)
パラサウロロフス(パロロ君の同種・パロロ君)
フィオミア(糞を頻繁にするカバみたいな奴)
プテラノドン
ユタラプトル
タペヤラ(ペヤラちゃん)
イクチオルニス(カモメ)
イグアノドン(親指が特徴的な草食)
ユニコーン
ドエディクルス(アルマジロ)

アルゲンダヴィス(アルケー君)
トリケラトプス
ステゴサウルス
ブロントサウルス

テリジノサウルス(テリ君)
ティラコレオ(レオ君の同種)
カルノタウルス(角が特徴的な肉食)
アロサウルス(三人組で動いている肉食)
ショートフェイスベア(熊)
ダエオドン(豚)
ダイアウルフ(狼)
サーベルタイガー
テラーバード(ダチョウ)
メガテリウム(ナマケモノ)
パラケラテリウム(キリンに似た大型の草食)
カストロイデス(ビーバー)
アンキロサウルス
ディプロドクス(ディ君)
モスコプス(モソちゃん)
プルモノスコルピウス(サソリ)
アースロプレウラ(ムカデ)
アラネオモーフス(蜘蛛)
オニコニクテリス(蝙蝠)
メガラニア(オオトカゲ)
メガロサウルス(メガちゃん)

ティラノサウルス


※他に豪雪地帯の拠点にはその地域の動物が居て、大物の洞窟付近にはワニなどを始めとした海洋生物がたむろっています……大所帯になったものですねぇ。
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