ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第380話

七百八十二頁目

 

 思った通りこの巨大蜘蛛も配下として洞窟によくいる蜘蛛を大量に呼び寄せてこちらにけしかけてきた。

 しかし雑魚共はナマケモノで挑めば怒り状態となりあっという間に倒してくれる。

 またギガノトの攻撃範囲の前では誤差でしかなく、結果的に今回もまた巨大蜘蛛にこちらの味方が群がる形となった。

 

 こうなるともう負けようがない……ユウキィ君の咆哮でパワーアップした仲間達がものすごい勢いで全方位から攻撃を仕掛けるのだ。

 尤も向こうも必死で反撃をしてくるものだから怪我をする奴もいるが、高品質サドル組は相変わらず殆ど傷付いた様子も無く、また豚の治療によって回復していくために向こうばかりが傷付いていく。

 逆に言えばこれほど優勢であっても普通のサドルしか装備していない子は結構苦しそうにしていて、やはりオベリスクの試練には高品質サドルを付けた子だけを連れ込んだ方が話が早そうだ。

 

 そんなことを思っている間にも巨大蜘蛛はどんどん弱って行き、こいつもまたメガピテクスとか言っていたあいつと同じ様にあっさりと倒れてしまう。

 しかし俺にとって大事なのはここからだ……相手が動かないことを確認するとすぐに死体の傍へ駆け寄り身体を弄り……思った通り例の物を回収することに成功した。

 これでかなりの量が集まったし、そろそろ何かし……痛ぅぅっ!!

 

 ふ、フローラどうしたんだい急にま……痛いっ!! 痛い痛い痛いってっ!!

 な、何で急にこんな……ひょ、ひょっとしてあいつとの戦闘が終わるまでは仕方なく黙っていたのかい?

 し、心配してくれるのは嬉しいけど実際に上手く行ったわけだしこの一番大事な物質も手に入っ……痛っ!!?

 

 こ、困ったなぁ……どうすれば許してくれるんだろう?

 元の場所にワープして戻ってきても未だに右手首はズキズキ痛みっぱなしで……ん?

 何だこれ……さっきの蜘蛛の頭部を模したトロフィー、か?

 

 こんなものあの巨大なゴリラを倒した時はなかった……いやあの時の俺はこの物質に魅入っていて他のことは疎かになってたから見落としていたのかもしれない。

 或いは仲間の誰かが回収したけれど俺がその報告を聞いていなかっただけという可能性も……だけどこんなものはこっちの物質に比べたら何の価値もない物だろう。

 まあ一応は持ち帰っておくことにするけれど……それより先に次に挑む赤いオベリスクへこのまま動物達を運搬……痛っ!?

 

 も、もう勘弁してくれフローラ……俺は何も間違ったことをしているわけじゃ……だから痛……んっ!?

 な、なんだっ!? 手を振った際にオベリスクの装置に手が触れたら鉱石が反応して……こ、この浮かび上がったホログラムは……一つを除いて見慣れた素材名にTEKレプリケーター……こ、これはまさかこの物質を……唯一見慣れないエレメントという素材名は恐らくこの物質の……これを使った装置なのかっ!?




【今回名前が出た動物】

ブレードマザー(巨大蜘蛛)
アラネオモーフス(洞窟によくいる蜘蛛)
メガテリウム(ナマケモノ)
ギガノトサウルス
ユウティラヌス(ユウキィ君)
ダエオドン(豚)
メガピテクス
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