七百八十五頁目
一人で淡々と動物の運搬を続けていると、マァだけはもう一匹のケツァ君に乗って手伝いに来てくれた。
尤も運んでいる最中もいいのかと何度も聞いてきて、更には動物の傷が癒えるまではと言ってくる。
だけど前回のことで学んでいる俺はもうギガノト達とテリ君達にバフ要員のユウキィ君と豚だけを連れて行く気だった。
バフ要員は基本的に後方で控えているから傷は殆どついていないし、他の二種類も高品質サドルのおかげでほとんど無傷と言っていい状態だった。
これで赤いオベリスクに乗り込んで一気にドラゴンを……所詮は翼の生えているだけの図体がデカいトカゲを処分してエレメントを手に入れるのだ。
そうしてTEKレプリケーターを完成させて、エレメントの素晴らしさを見せつければ流石に他の皆も分かってくれるだろう。
だから急がないと……っ……ふ、フローラもいい加減に分かってくれ……これが最善なんだ。
早く動物を運んであの赤いオベリスクを起動して大量のエレメントを手に入れて……それで俺は……俺は……っ。
七百八十六頁目
ようやく動物を運び終えて赤いオベリスクの中に納まるように並べていくが、ギガノトを増やしたせいで結構きついものがあった。
それでも何とか朝までにギガノト十匹に豚とユウキィ君の♂♀ペア、そしてテリ君とその同種六匹を装置内に収めることに成功した。
後は装置のスイッチを入れて試練に挑むだけ……というタイミングでオウ・ホウさんとメアリーがやってきた。
どうやら俺が動物達をオベリスク内に収めようと苦労している隙にマァが呼びに行ったらしい。
二人はまたしても俺に色々と警戒してからにすべきだと……せめて向こうの地形がどうなっているか確認してからでないと危ないというが、今までのことを思えば環境なんか大した問題になはならないだろう。
一応は寒かったり暑すぎたりする場合に備えて毛皮とギリー装備は持って来ているし、きつくなってもメディカルブリューだって揃っている。
それにこれだけの戦力があるのだから何かあっても俺が倒れる前に敵を倒しエレメントを手に入れられるはずなのだ。
そこまで説明するとようやくオウ・ホウさんは分かってくれたのか、どうしてもというなら自分も協力すると言ってくれて手を差し出してく
七百八十七頁目
……おれはばかだどうしようもないばかだどうしてみんながフローラだってとめようとしてたのになんでこんなものなんかのためにもっとだいじなものがあったのになんでわすれてどうしてなんでおれはこうおなじまちがいばっかりくりかえしてああもうなんでおれなんかのためにどうしてこんな……
ごめんなさいオウ・ホウさん
【今回名前が出た動物】
ケツァルコアトルス(ケツァ君)
ギガノトサウルス
テリジノサウルス
ユウティラヌス(ユウキィ君)
ダエオドン(豚)
ドラゴン