ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第389話

七百九十八頁目

 

 ついに海中にある二カ所の洞窟を攻略に掛かったが、今回はあえてサメ軍団だけを連れて行き対処しなければいけないクラゲとデンキウナギだけ俺が的確に射貫いていくことにした。

 しかしこの洞窟にいる生き物はやはり野生の同個体と比べて強さが全く違う上に数も膨大であり、クラゲとデンキウナギを見つけるなり反射的に狙いを定めた上でしっかりと急所を射抜いて処理していかないと厄介なことになってしまう。

 おまけにそいつらは変則的に動く上に俺の乗っているサメ達が敵と戦うためにあちこち動くため、ある程度予測した上での偏差射撃が必須の技術となってくる。

 

 それでも既に様々な生き物や環境で訓練を重ねてきたおかげで確実に仕留めることが出来るようになってきた。

 既に飛行生物も無駄球を使わずに撃ち落とせるようになっているし、この調子ならば空を飛ぶドラゴンの頭をしっかりと射貫くことが出来そうだ。

 残る洞窟は二つ……これの攻略が終わる頃にはメアリーが再び攻め込むにふさわしい恐竜軍団を整えてくれていることだろう。

 

 待っていろドラゴン……必ず俺が……いや、俺達がお前を倒すっ!!

 

七百九十九頁目

 

 毒ガス洞窟は今の俺としても相変わらずシャレにならない難易度だった。

 外にいる野生の個体より遥かに硬い虫が無数に湧いてくる上に睡眠やらスタミナを消耗させる毒めいた攻撃を繰り広げてくる上に、そいつらの隙間を縫うようにして静かにヒル共が這い寄ってくるのだ。

 それでもこの程度の難易度に屈していては、あの凶暴なドラゴンに勝てるはずもない。

 

 だからこそ俺は一人で乗り越えるべく、何度も無理しないように立ち回りながら繰り返し挑戦し続けていた。

 何度か暇そうにしているマァとメアリーが付いてこようとはしてくれていたが、あえて断りつつ……彼らには幾らあっても足りるか分からない各種武器の弾薬とメディカルブリューにケーキ作りを頼んでおいた。

 何せ他にやるべきことは殆ど住んでしまっているのだ……俺とマァであちこちにあるカプセル巡りを繰り返し続けたおかげで、必要と思われる設計図はすべて集め終わっている。

 

 防具はギリーに金属、それに毛皮一式の設計図に武器は既に持っているアサルトライフルだけでなくポンプアクション式ショットガンのものも手に入った。

 またサドルに関しては様々な生き物の物が手に入ったが、特に目ぼしいものとしてティラノと豚……ダエオドンというらしい奴の高品質な設計図も入手できている。

 尤も一部の装備に関しては余りにも素材が膨大過ぎて作るのが困難そうな物もあるのだが……まあこれに関しては洞窟攻略が終わった後に俺とフローラでどう作るか考えるつもりだ。

 

 また生き物に関しても既に必要であろうギガノトに豚、それとユウキィ君の同種に高品質サドルがある草食で且つ戦闘力の高いテリ君の同種の子供は必要数が揃っているから後は予備分を増やしつつ彼らを育成するだけだ。

 だから後足りないものと言えど弾薬とメディカルブリューとケーキぐらいで在り、こればかりは幾つあっても足りないだろうからこそ二人にはこっちの生産に全力を注いでもらうことにしたのだ。

 設計図から作り出す物と違って弾薬と料理に関してはレシピ通りに作ればクラフトの腕前に関係なく一律で同じ性能の物が出来上がるのだから、マァでも問題なく……たまに分量を間違えたり焦がしたり、挙句には俺達の食事分を含めた素材を一度にぶち込み過ぎた結果として灰色と緑色の塊を作り出したりしているけれど……とにかく彼らに任せて数を揃えて貰っておこう。




【今回名前が出た動物】

メガロドン(サメ軍団)
クニダリア(クラゲ)
デンキウナギ
ヒル
ティラノサウルス
ダエオドン
ギガノトサウルス
ユウティラヌス(ユウキィ君の同種)
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