八百十三頁目
実際に火山へと確認しにいたところ、思った通りこれらのトロフィーはしっかりそれぞれの窪みに収まるように作られていた。
やはりこの三つを同時に嵌め込むことでこの島の中心にある火山の中に隠されていた扉が開くのだろう。
火山の中という普通に生き残ることだけを考えていたら見つからなそうな場所にある上に全ての洞窟を攻略しなければ挑めないオベリスクの試練を全て乗り越えた者しか挑めない洞窟……あのドラゴンをも倒さないと挑戦することもできない場所。
まさしくこの島での活動の集大成とも言える成果を持って挑む場所だ……しかも島の中心にある洞窟……物凄く意味深に感じるのは気のせいではないだろう。
ひょっとしたらこの場所を探索することでこの島に隠された謎の全てが明らかになる……と思うのは流石に俺の妄想だろうか?
まあその辺りのことは実際に調べて見ないと何とも言えないが、少なくとも確実に分かるのはこの洞窟の難易度は間違いなく最難関であろうことだ。
……正直、あのドラゴン以上の難易度など想像もつかないがアレを攻略した人間が挑むようになっているのだ……この島のことだからきっとシャレにならないぐらいの何かが待ち構えているのだろう。
それこそ豪雪地帯の強敵ばかりの洞窟みたいに野生の個体より強いのがゴロゴロいるのは当然として、動物から叩き落としてくるような厄介な能力を持った動物がわんさかいたり……或いはギガノトやドラゴンクラスの敵がうじゃうじゃいたり……それに環境も、火山の中だからビックリするぐらい暑かったり……いや途中で温度が切り替わって急に寒くなったりする可能性だって……。
考えれば考えるほど嫌になってくるが、ここで立ち止まっていてはフローラもオウ・ホウさんもこのままだ。
何よりこの島では挑むことを辞めた存在を追い立てようとするシステムのがあるのだから途中で止まるわけにはいかない。
……大丈夫だフローラ、ここまでやってきたんだ……最後まで必ずやり遂げて見せるとも。
ただこの洞窟の攻略のためにも少しでも色々と調べておかないと……ギガノト並みの大きさの扉だけれど、オベリスクみたいに嵌め込んで起動することを考えると内部に連れ込める生き物に制限がある可能性もある。
その辺りのことも含めて少しでも情報が欲しくて俺はドアの周辺から火山の中まで改めて一通り見て回ろうとして……扉の脇の方に壺が置かれているのを見つけてしまう。
これは確かネルヴァ氏の日記が入っていた……うん、やっぱりそうだ……この場所に意味ありげに置かれているところを見ると何かこの洞窟に関することが掛かれているのかもしれない。
【今回名前が出た動物】
ドラゴン
ギガノト
【今回登場した日記】
ガイウス・マルケルス・ネルヴァの記録(#30)
【今回登場した洞窟?】
TEK Cave