八百十八頁目
ほぼ一から準備をし直すような形となったために、複数人掛かりでもそれなりの時間が掛かる……と思っていた俺の予想に反して着々と支度は整って行った。
既にオベリスクに挑む際に行った一連の流れをほぼそのままなぞればいいだけなので、一つ一つの作業がそれなりに効率的にこなせるようになっていたのだ。
また他の二人が一緒に作業しているということもあるが、それ以上にクラフト作業に慣れてきたようで一つのクラフトに掛かる時間がかなり軽減しているのも大きかった。
何よりTEKレプリケーターのおかげで時間のかかる物資の制作時間も物凄く軽減できるおかげで、本当にあっという間に物資は揃ってしまった。
後は動物のほうだけれど、これは何をどれだけ増やして連れて行くかを少しだけ悩んではいる。
まず入り口の大きさからしてギガノト以下……扉の開き方や内部の天井の高さ次第ではギガノト未満の体格の生き物しか入れないことになる。
だからそのサイズから限定して生き物を選ぶことにしているのだが、こうなると最優先で上がる候補はもちろんティラノサウルスだ。
ギガノト以下のサイズで俺の仲間の中で最も強いのがこいつなのだから当然だ……高品質サドルの設計図を手に入れておいて本当に良かった。
もちろんオベリスク攻略スターターセットとも言うべき豚とユウキィ君も当然連れて行くとして、更にケーキで回復できるテリ君の同種と入れた時の為にギガノトも連れて行くつもりだ。
要するにドラゴンへ挑んだ時のメンバーが基本になるわけだが、今回は仮にも洞窟の攻略なのだから戦闘面ばかり重視するわけにもいかない。
次いで洞窟攻略に役立った壁を登れて敵を出血させられるレオ君の同種と虫対策とジャンプ力が魅力のカエルに敵を探知できるパロロ君の同種、もちろん水陸両用でジャンプも出来る例の身体の細いワニや内部で作業机代わりに工作できるビーバーも連れて行かないわけにはいかないだろう。
更にせっかくだから今まで連れ込めなかった大きさの生き物も入れそうな奴は連れて行ってみようと思う……背びれが大きすぎるスピノは無理だけれど、複数匹で群れて動く肉食くんや角が特徴的なカルちゃんの同種もにぎやかしにつれて行ってみよう。
他には氷の洞窟で大活躍したメガちゃん……は昼間に挑む関係上、眠りっぱなしだろうから流石に断念するしかないかな?
飛行生物は多分オベリスクと洞窟の例に漏れず使用不可能だろうけれど、一応アルケンABCを追従させておこう。
……なんだかとんでもない大編隊になってしまいそうだが、あの足場の悪い火山で果たしてこれだけの生き物を連れ込めるだろうか?
事前にどうにかして土台とか置きまくって地形を整備しておいた方がいいかもしれないなぁ……それでもこれだけの生き物を連れ込めるかどうかはちょっと疑問だ。
まあでもとりあえずということでここにあげた生き物は可能な限り雄雌で用意しておくとしよう……もちろん主力になる子達は数もそろえるとして、後は何か連れていけそうな生き物は……ん? どうしたんだいフローラ?
何か提案があるみたいだけれど、これ以上連れ込むとなるともう抱きかかえていけそうなサイズの生き物しか……そうだ、フローラのお気に入りだったカワウソを身体に巻いていくのもアリかもしれないなぁ。
【今回名前が出た動物】
ギガノトサウルス
ティラノサウルス
ダエオドン(豚)
ユウティラヌス(ユウキィ君)
テリジノサウルス(テリ君)
ティラコレオ(レオ君の同種)
ベールゼブフォ(カエル)
パラサウロロフス(パロロ君の同種)
バリオニクス(身体の細いワニ)
カストロイデス(ビーバー)
スピノサウルス
アロサウルス(複数匹で動く肉食)
カルノタウルス(カルちゃんの同種)
メガロサウルス(メガちゃん)
アルゲンダヴィス(アルケンABC)
カワウソ