ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第408話

八百二十八頁目

 

 再び前にマァが仲間にしそびれた超巨大な草食を発見した。

 ただマァの情報が確かならこいつには麻酔は殆ど効果がないらしい。

 おまけに頭の辺りに近づいてみても手渡しで餌を与えることもできそうになかった。

 

 今まで餌を選り好みしていた奴らは違う餌であっても興味を示すような仕草はしていたことを考えると、こいつはこういうやり方では仲間にできないようだ。

 ……というかこいつはあの赤いオーラを纏った個体と同様、余りにも強すぎるから仲間に出来ない可能性が……と思ったがふと右手首の鉱石を眺めてサドルについて考えてみたら作り方が思い浮かんでしまった。

 つまり仲間にする方法自体はあるということなのだろう……だけど眠らせるのでも手渡しでもないとなると一体どうすればいいのかまるで見当がつかない。

 

 確かに他にも別のやり方で仲間になった個体はいたけれど、撫でたり落とした卵を食べさせたりと殆どが手渡しの亜種みたいな感じでしかなかった。

 ……まあここまでの巨体だと例の洞窟攻略に連れ込むことすらできそうにないのだから別に無理して仲間にする必要はないのだが、この場に残る予定のマァ達の護衛兼移動拠点に出来ると思うとかなり役立ちそうな気もする。

 それでも今のところは保留にしておき、捕獲方法だけ色々と考えておこう。

 

 洞窟に挑む前までに何か思い浮かべばいいのだが……。

 

八百二十九頁目

 

 某映画で子供に群がって襲い掛かった小形の恐竜を仲間にすることに成功した。

 今まで使い道がなさそうだから簡単に仲間になりそうだけれどあえて放置していたのだが、まさかこいつも餌を選り好みするとは思わなかった。

 しかも生の霜降り肉という腐りやすい豪華な餌しか食べないとは贅沢な奴だ……おまけにそこまでして仲間にしたにもかかわらず、はっきり言って役に立ちそうな能力は何も持っていなかった。

 

 強いて言うのなら小さすぎる上に後ろをちょこまかと付いて歩く姿が可愛らしいぐらいだが……実際に拠点に連れて帰ったところ、メアリーもマァも楽しそうに相手をしていた。

 そんな二人もしっかりと物資の準備を続けてくれていたようで、既にドラゴンに挑んだ時以上に消耗品は貯め込まれていた。

 様々な弾薬類にケーキとメディカルブリュー、それに各種料理……後は俺が連れて行く動物さえ選定すればいつでも挑める状態だ。

 

 尤もメアリーもマァもやっぱり俺にあの危険な洞窟へ挑むのを辞めて欲しい気持ちは変わらないらしく、せめてもう少し準備してからにしろと引き留めてくる。

 一応一通りこの島にいる動物を仲間にして能力を試して、洞窟攻略に有益な子が残ってないか確認した上でその子らの高品質サドルが整ってから挑むつもりでいるのだが……この調子だといつまで掛ることか。

 何より新たに捕まえる動物も今更感の強い能力持ちばかりだし、もしかしたらもうこれ以上有益な能力を持った子は残っていないのかもしれない。

 

 そう考えると今の時点で挑んでも大差ない気もするけれど……どうしたものだろうか?




【今回名前が出た動物】

ティタノサウルス
コンプソグナトゥス(小形の恐竜)
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