百三十九頁目
なんだここはっ!? まるでお宝の山じゃないかっ!!
光を反射していたのは金属鉱石の塊と、クリスタルのような塊だったのだっ!!
こんなものが天然で存在するなんて……いや今更この島の環境に疑問を抱いても仕方がない。
とにかく大量に回収して帰りたいところだけれど、残念ながらテラ君は余り量を持てないのだ。
仕方なく持てるだけ持って帰ろうとして……サーベルタイガーと思わしき生き物が襲い掛かってきた。
咄嗟にテラ君に乗って空に逃げたから何とかなったけれど、まさに危機一髪だった。
護衛がいない今、あんなものに襲われたら死を覚悟しなければいけないのだから。
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安全そうな場所に着陸して、周囲を警戒しながら早速金属鉱石の磁石的な性質を利用してのコンパスの制作にかかる。
果たして左手の鉱石のおかげで簡単に完成したソレは、はっきりと今自分が向いている方角を現してくれるようになった。
これでようやく自分がどっちを向いているか分かるようになった……後はこのままどんどんこの島の地図を作り上げていこう。
とりあえずこの場所をおおよその中心にして地図を展開していくつもりだ。
それと並行して今俺がやるべきことは、テラ君たちと合流して再度この場所まで資源の回収に来ることだろう。
もし成功すれば一気に使える鉄の量が増える……それにこの目立つ場所に仲間と一緒に過ごせる拠点を作れればここを中心にあちこちへと文字通り飛び回ることができる。
そうやってまずはこの島がどうなっているのかを確認していこう……ようやく新しい目的が出来たようでやる気がわいてきた。
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木々に惑わされて中々仲間を置いて行った場所が分からなかったけれど、時間をかけて探索した結果何とか合流することができた。
後は彼らと共にあの場所を目指せばいい……コンパスのおかげでもう進むべき方向に迷うこともない。
テリ君とテラ君、そしてディ君とレオ君にモソちゃんを追従させる形で俺はパロロ君の背中に乗り全員で移動を開始する。
本当はレオ君に乗っても良かったけれど背丈の差で視界がパロロ君の方が広いのと、音声を利用したレーダー機能を使うタイミングを自分で選びたかったのでこっちにしたのだ。
しかし全員での移動は中々厄介だった、誰かしらが岩や地形に引っかかりそのたびに行軍がストップする。
そこへ前にあの浮かぶ建造物の前で戦った、角が特徴的な肉食が襲い掛かってきた。
尤も今の俺たちの敵ではない、あの時は苦戦したこいつをあっさりと倒してさらに先を急ぐ。
ラプトルで苦戦していたころが嘘のようだ……このメンバーならばきっとスピノだって正面から倒せるに違いない。
こうなるともう恐れるものは……道の悪さぐらいだろう。
いや後洞窟も怖い、海も鯨が怖い……やっぱり怖いものだらけです。
【今回名前が出た動物】
プテラノドン(テラ君)
サーベルタイガー
テリジノサウルス(テリ君)
ディプロドクス(ディ君)
ティラコレオ(レオ君)
モスコプス(モソちゃん)
パラサウロロフス(パロロ君)
カルノタウルス(角が特徴的な肉食)
ユタラプトル
リードシクティス(鯨)