八百三十二頁目
拠点に戻りマァとメアリーに例の超巨大な草食についてと、その後あの洞窟に挑むことを告げると何だか複雑そうな顔をしていた。
そして洞窟については考え直したらどうかと何度か尋ねられたが、超巨大な草食の捕獲については協力してくれることとなった。
だから早速あいつの頭に衝撃を与えて気絶させる方法について皆で話し合ったのだが、思い浮かんだのはシンプルなやり方だった。
すなわち俺が見た時のように頭へ巨大な岩石をぶつける……つまりは原始的な投石器とでもいうべきものを作りそれであいつの頭に岩石をぶつけてやろうというのだ。
ただあいつの頭に相応しいサイズ的の岩石を飛ばすとなると携帯式ではとても無理で設置型になってしまいそうだ。
もちろん設置式では自由に動かせないからあの巨体な草食の頭を狙い続けるのはかなり大変そうだが、俺達にはケツァ君という空中移動拠点が存在するのだ。
こいつの背中に作れば移動しながら的確に相手の頭を狙い続けることができるだろう。
そう判断した俺達はすぐにケツァ君の背中に投石器を……と思ったのだが、そこでフローラが何かを訴えるように光り出した。
果たしてフローラの鉱石を眺めてみると頭の中に投石器ではなく大砲の作り方が思い浮かんでくるではないか。
……ひょっとして投石よりこっちの方が威力が高いから早く済むと思ってるのかな?
うぅん、そりゃあちゃんと頭にブチ当てられたら衝撃はこっちの方が上だろうけど……これでちゃんと気絶するのかな?
八百三十三頁目
とりあえず二匹いるケツァ君の内、移動専用の方が幅広く空いているのでそちらに試しで大砲と投石機を両方作っておくことにした。
これで実際に打って様子を見て、効果的な方を打ち込んで気絶させられるかやってみることにした。
もう既に素材は大量に余っているので大砲の弾も潤沢に作って起き、更についでとばかりに例の超巨大な草食のサドルというかプラットフォームサドルまで作ってしまった。
しかしこいつのプラットフォームサドルは何と言うか他の生き物の物とは微妙に違うような……付けることでまるで動きを拘束して強引に従わせるような形になっているような……気のせいだろうか?
……まあその辺のことは気絶させてから考えれば良い事だが……今更だが本当にこのやり方で気絶させられるのだろうか不安になってくる。
ここまで事前準備をしておいて全部無駄になったら流石にショックだ……だから上手く行くことを祈りながら超巨大な草食の元へ向かって移動を開始して……途中で三匹目のケツァ君を見つけてしまった。
余計な寄り道だがケツァ君の有能さを思えば仲間にしない選択肢はないので、仕方なく先にこいつを仲間にしていくことにした。
【今回名前が出た動物】
ティタノサウルス(超巨大な草食)
ケツァコアトルス(ケツァ君)