八百三十七頁目
や、やったぞっ!! ついにこの超巨大な草食を昏倒させることに成功したっ!!
やっぱり頭に衝撃を与え続けるこのやり方で正しかったようだ……ただ眠らせるところまではだが。
そして問題はここからだった……何故ならこいつは草食のはずなのに果実を与えても食べようとしなかったのだ。
まさか昏睡させる方法が特殊だったというのに、この上餌までも特殊だとは思わなかった。
しかも手持ちにある考えられる限り食べられそうな全てを与えても……肉や卵まで試してみたが、何一つ食べてくれない。
……このまま何も食べさせないままでは懐かせることもできない……こんな状態で意識を取り戻されたらそれこそ全て無駄になってしまう。
幸い、昏睡させるやり方がやり方だったためか目が覚めるまでそれなりに時間の余裕はありそうだが……一体どうすればいいのやら?
八百三十八頁目
こいつに着けるプラットフォームサドルを作っていたのは気が早すぎた……そう思っていたのだが、まさかこれが功を奏するとは思わなかった。
色々試してやっぱり餌を食べずにいた超巨大な草食が少しずつ意識を取り戻してきた際に、ふとこいつの為に作ったサドルがまるで拘束具のようになっていたのを思い出したのだ。
もしかしてこれを付けて動きを制限する形で無理やり操るのがこいつを仲間にする方法ではと……まあ自分で考えておいてあり得ないとは思ったけれど、とにかく目を覚めた際に少しでも動きを制限できれば御の字だと思って装着してみることにしたのだ。
どうせここで使えなければ無用の長物となるのだから駄目で元々、上手く行けば儲けもの……そんなつもりだったのだがこれが本当に上手く行ってしまったのだ。
実際にこのサドルを付けられた超巨大な草食は、目を覚ました後で攻撃してきた俺達を見ても何故か敵意を見せることが無くなって大人しくなっていた。
だから恐る恐る背中に乗って手綱を手に取ってみると、信じられないことに仲間になった動物達と同じ様に俺の指示に従って動いてくれるようになっていた。
どうやらこうやって躾けるのがこの子を仲間にする方法だったらしい……昏睡させるやり方と言い、多分小さすぎる昆虫やオーラを纏った動物などの仲間にならない奴を除けばこいつが一番この島で仲間にし辛い生き物だろう。
逆に言えばそれだけ仲間にする難易度が高いということは、それに相応した便利な能力を持っているはず……だと思いたいのだが、軽く運用して見たところサイズ意外に目立った特徴はなさそうなのだが……。
まあそのサイズが規格外すぎるからそれだけでも十分すぎる戦力だし、背中に作れる拠点も合わせればかなり便利だとは思うのだが……やっぱり何というか苦労のわりに釣り合いが取れていないような気がしてしまう。
……とにかくこれでギガノトと双璧を張るであろうこの島最大の生き物を仲間に出来たことだし、もう地上の拠点に残るマァとメアリーの安全確保に関しては完璧だろう。
こうなると後はもう俺の覚悟一つだ……最後にしっかりと点検して生き物を厳選しなければいけないが……ついにあの洞窟へ挑む時が来たのだ。
【今回名前が出た動物】
ティタノサウルス(超巨大な草食)
ギガノトサウルス