十九頁目
これから先に待ち受けるであろう数々の試練を思って今からゲンナリしそうになりながら、その大本であるオベリスクへと視線を投げかける。
相変わらずこの砂漠地帯の隅の方に位置しているオベリスクだが、ここから遠めの青と赤は山岳地帯に囲まれているのか地面にある起動用の装置がある場所はよく見えなかった。
ただ一番近くにある緑のオベリスクだけは比較的周囲が開けていて光が伸びている地面の方も見えたのだが……何やら妙に周辺がキラキラと光を反射しているように思われた。
あの煌めき方ってどこかで……確か前の島で日の光を反射していた海があんな感じに輝いていた気がするけど……まさかあそこに水源があるのだろうか?
はっきりとは断言できないが、もしそうだとすればぜひともあの場所に拠点を作りたいところではある。
ただ前の島でのことを思うと、オベリスクの周辺には厄介な動物が人間を近づけさせまいとばかりにうろついていることが多かった気がする。
一応飛行生物がいる今、強引に行けなくもないけれど……とりあえず余程水の必要性が上がるか、そうでなければもう少しだけ戦力が揃ってから向かうとしよう。
二十頁目
周囲の確認を終えただけでスタミナを殆ど使ってしまったらしいモスラを操り地面へと降り立つが、その時点でもう次の目的はある程度定まっていた。
すなわち戦力となりうる動物の捕獲と、近いとはいえあのオベリスクまで移動するために必要となるであろう物資の確保だ。
具体的には護衛となる肉食を数匹と俺が乗るための背が高めの動物、後はできれば鉄の防具と護衛用の近接武器も鉄で揃えたいところだ。
もちろん水筒も必要不可欠だろうし、念のために食料も持っておきたい。
なんならば運搬用の動物も仲間にしておき、向かった先ですぐにでも安全な拠点が作れるよう素材や部材そのものを作って持っていけたら完璧だろう。
要するにとにもかくにも今は仲間の動物を増やすのが先決ということだ。
とりあえず持っている肉を腐らせつつこん棒で仲間にできそうな草食を仲間にして、そいつに黒い果実を集めさせて腐った肉と混ぜ合わせて麻酔薬を作ってそれから麻酔矢を……これを一人でやらなければいけないと思うとやっぱりげんなりしてしまう。
……島にいたときも最初のころは一人でやってたんだけどなぁ……もう分業することに……仲間がいる状態に慣れすぎてしまったよ。
あそこで分かれてしまったメアリーとマァは今も元気にやっているだろうか?
彼女たちの助力が得られたらどれだけ心強かっただろうか……この場所でもあの時のように心を許せる仲間と出会えればいいのだけれど……
二十一頁目
パロロ君の同種を仲間にできれば最高だったのだけれど、どうにもこの周辺には見当たらないようだ。
ひょっとしてこの砂漠だらけの土地にはいないのかもしれないが、時折遠くから聞こえてくる悲鳴にパロロ君の同種と思わしき声が聞こえているからたまたま傍にいないだけだろう。
あの子さえいれば周囲の警戒は任せられる上にラプトルぐらいの肉食なら咆哮で追い払えるから今の時点では本当に頼りになる子なのだが、まあ無いものねだりをしても仕方がない。
しかし代わりの草食動物といっても目につくのはあのラクダっぽい雰囲気を出している瘤付きぐらいだけれど……この巨体ではボーラで足を止めさせるのは不可能だろう。
まあ足が遅いから遠距離攻撃で気絶させる手段さえあれば何とでもなりそうではあるが、麻酔矢がない以上はパチンコぐらいしか思い浮かばないがあれであの巨体を気絶させる自信はあまりない。
他に麻酔のようなものを使わない原始的なやり方で遠距離から気絶させられそうな物……そんな便利な物が作れるだろうか?
今回名前が出た動物
リマントリア(モスラ)
パラサウロロフス(パロロ君)
ユタラプトル
モレラトプス(ラクダっぽい雰囲気の瘤付き)
関係ないけど新作ゴジラ見てきました、最高の一言です。
もうMODじゃ我慢できねぇ……期間限定でも何ならボスとしてでもいいからARKと公式でコラボして来てくれないかなぁ?