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とりあえずの目的は周り終わったが、まだまだ日は高い。
今のうちに色々と地図を完成させるため近くを見て回ろうと南に向かって飛び続ける。
すると不意に地上から聞き覚えのある咆哮が聞こえてきて、望遠鏡で確認すれば想像通りティラノが暴れまわっていた。
どうやら北上するほど敵が凶悪になるという俺の推論は間違っていたようだ。
もしくはここが東の端のほうで、やはりそれなりに装備が整わないと到達できない場所だからこそ強い奴がうろついているのだろうか?
尤も考えたところでわかるはずも無し、また今この場所でティラノを仲間にしても連れ歩くのが大変そうだ。
だから無視して飛び越えて……ブロントに襲い掛かるところを見てついつい戦闘を見学してしまった。
やっぱり巨大生物同士の戦闘は見ごたえがある、ワクワクして見守る中でもちろんあっさりとティラノが勝利を収めたのだった。
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改めて移動しようと空へ飛びあがり周囲を確認したところで、東南の端の海岸からさらに海を越えた先に小さい小島が見えた。
望遠鏡で確認すると、遠目にブロントサウルスと思しき生き物がのびのびと草を食べているのが見えた。
しかし今はそれ以上何も分からない……飛んでいこうにもテラ君のスタミナでは途中で海に水没する可能性がある。
そんなことになれば、先ほどのテリ君の同種のようにメガロドンに群がられて食い殺されるのがオチだ。
そこまでして上陸する理由は今のところ見当たらない…… いずれもっと長距離を飛べる生き物を仲間にしたときにでも行ってみればいいだろう。
今度こそ移動を開始する俺、とりあえず海岸沿いに北上して地図を埋めて行こうと思う。
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海岸沿いに北上すると、少ししたところで一部地形がせりあがり高い崖となっている場所があった。
上と下を交互に確認しながらも、崖沿いに移動を続けているとその側面に人が入れそうな隙間を見つけてしまう。
一応入り口から軽くのぞき込んでみると、やっぱり置くまで道が続いている……恐らくこれも洞窟だろう。
これで見つけた洞窟は四つ目になるが、未だに攻略しようという気持ちにはなれない。
前に失敗したときの記憶が染みついている……とりあえず地図には印をつけておくけれど、果たして洞窟に挑める日が来るのだろうか。
これを攻略してアーティファクトを集めていたというロックウェル氏の素晴らしさがよくわかる。
尤もあの人は単独ではなく当時この島に住んでいたという集団に協力してもらったようではあるが……俺にも苦楽を共にできる言葉が通じる仲間が欲しいものだ。
【今回名前が出た動物】
ティラノサウルス
ブロントサウルス
プテラノドン(テラ君)
メガロドン
【今回見つけた洞窟】
SouthEastCave(大物の洞窟)