百六十九頁目
さらに北上を続けると、どこかで見たような浅瀬と密林が広がり始めた。
そこに生息しているのも、前に見た密林地帯と同じ様な蛇と蛙にキリンに似た草食とワニばかりだ。
余りいい思い出もないし、捕まえたい奴も居ないのでそのまま無視して飛び越えていく。
しかし進めども進めども、目立ったものは見つからない。
万が一にも変な恐竜に襲われないよう、休み休み進んでいるから時間もかなり過ぎている。
このままもう少し調べて何もなかったら、一旦また山肌の拠点に戻ってもいいかもしれない。
そう思った時、目の前にまた違う山が見えてきた……あそこを最後に調べてから戻るとしよう。
百七十頁目
新しい山だから何か目ぼしい物でもあるのかと少しは期待していたのだが、目に付くのは他のところでも見た金属鉱石の塊と水晶だった。
おまけに生息している生き物もティラノに大鷲にステゴにアンキロと知ってるやつのオンパレードだ。
唯一臆病そうに逃げ惑うハイエナのような奴だけは初見だけれど、多分サドルを付けても背中に乗るのは厳しいサイズだ。
だから仲間にしても仕方がない……大体空を飛べない奴は連れ歩くのが大変だ。
そう考えるとやはりあの大鷲を仲間にしておきたいものだが、空を飛べるからこそ捕まえるのは難しい。
あのサイズと力強さではプテラノドンと違ってボーラでは捉えきれないだろうし、強引に逃げる背中を撃ち落としてもこの間のように落下地点に肉食が居たらお終いだ。
何か方法を考えなければ……テリ君やスピノを仲間にした時のように捕獲専用の罠施設が作れれば一番いいのだが……
百七十一頁目
山頂からぐるりと周りを見回したところ、何と東北にある海を越えた先に小島があるのを発見した。
まるで南東にあった小島のようだが、こちらは望遠鏡で覗いてみてもブロントサウルスのような姿はなかった。
代わりに違う肉食のようなフォルムをした生き物が歩いているように見えるが、距離があり過ぎていまいちよく分からない。
また詳細を確認しようにもやはり、テラ君で海を渡るのは危険すぎる……やっぱり今は諦めるしかない。
他に何か目ぼしい物がないか見回して、さらに北上したところに小さい泉のような場所を見つけた。
しかし今から移動して探索しようものなら、間違いなく日が暮れて山肌の拠点に帰れなくなってしまう。
だから印だけつけて、もう一度山野周辺の光景を見回した俺の目に崩れかけた建造物の跡地が飛び込んできたのだった。
【今回名前が出た動物】
ティタノボア(蛇)
ベールゼブフォ(蛙)
パラケラテリウム(キリンに似た草食)
カプロスクス(ワニ)
ティラノサウルス
アルゲンタビス(大鷲)
ステゴサウルス
アンキロサウルス
ヒエノドン(ハイエナのような奴)
プテラノドン
テリジノサウルス(テリ君)
スピノサウルス
ブロントサウルス