ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第563話

二百八十六頁目

 

 女性陣には比較的危険生物の少ないこの近辺から資源の確保と絹を始めとした動物から取れる素材集めに専念してもらうことにした。

 そして集めた物資はそこそこインプラントを見て思いつく物が増えてきているハンスさんに専念してもらうことにする。

 ……ハンスさん的にはできればオベリスクを弄りたいところだろうけれど、それはまたあっちの拠点に戻ってからにしてもらおう。

 

 もちろんルゥちゃんはハンスさんのお手伝いという形になり、また何を作るかに関しては取りあえず俺がいない間は各々に判断してもらうことにした。

 そして俺はアルケンを三頭ほど引き連れて、洞窟探索を兼ねて改めてこの砂漠全体を探索して回ることに決めた。

 これまでは何だかんだで拠点でやることが多くて余り離れることはできなかったけれど、これだけ人手が増えた今なら俺は野外活動に専念しても問題ないからだ。

 

 方針が決まり、早速俺は遠征するための準備に移る。

 武器となる高品質の弓に麻酔矢、またメディカルブリューに飲み物代わりのサボテンスープ更には作業机代わりとなるアルケンのサドルを利用して出先でも色々作れるよう鉄のインゴットを始めとした素材を持てる限り持っていかせてもらうことにした。

 ……ちょっと欲張りすぎかとも思ったが、殆ど俺が集めた資源だということもあって皆反対することなく持って行っていいと言ってくれた。

 

 そんな皆にお礼を言い後は任せたと告げ、俺は威勢よく拠点を飛び出し振り返ることもなくこの場を離れていくのだった。

 ……後ろからお土産にヘレナ氏を始めとした先達者様の日記を頼みますだとかカプセルから銃を持って帰ってプリーズだとか、TEK生物が居たらエレメントダストを……とか聞こえてる気がするけど絶対に振り向いてなんかやらないぞ。

 

二百八十七頁目

 

 アルケンⅠに乗り、ⅡとⅢを追従させて飛び出したはいいが、どこへ行くべきか一瞬迷う俺。

 何せ目的である洞窟は前の島での例を思い出せばどこにあっても不思議ではないのだから。

 しかもその出入口は非常に巧妙に隠されているはずだ。

 

 だからそう簡単にあそこに行けば、なんて思いつくはずがないのだ。

 それでもむやみやたらに飛び回っても仕方がないし、適当な目的ぐらいは決めておきたい。

 そう考えたところで自作の地図を開く間もなくすぐに思いついたのが、まだ調べていない青いオベリスクだった。

 

 どうせなのだから自作の地図を埋める意味でもそっち方面を探索してみようかな?




今回名前が出た動物

アルゲンダヴィス(アルケンⅠ・Ⅱ・Ⅲ)
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