ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第607話

三百八十二頁目

 

 目の前で起こった出来事がいまだに信じられない。

 まるで某モンスターパニック映画を見ているようですらあった。

 ……そりゃあ砂漠に出る化け物と言えばサンドワームだけれど、まさか本当にサンドワームが飛び出してくるだなんてっ!!

 

 ゴーレムという前例があったとはいえ、あんな巨大すぎる空想上の生き物まで居るとは思いもよらなかった。

 その戦闘力もまさに映画に出てくるモンスターそのものであり、あのドラゴンの炎を受けても持ちこたえていた豚の同種であるダドン君ですら回復が追い付かずあっという間に倒されてしまったほどだ。

 ……尤もあの時と違って高品質のサドルも無ければ、消化の良い動物専用の食料もなく余り回復できなかったのも大きいだろうが、それを差し引いても常識外の強さだ。

 

 それこそティラノどころかギガノトに匹敵するのではないだろうか?

 少なくとも俺が最初にこの外周部における主だと思ったカマキリなんかは比べ物にならないほど……いや下手したら例のゴーレムよりも強いかもしれない。

 まあゴーレムと違って出血攻撃が通用しそうだからコレオちゃんの同種やカルノンの同種を集めれて挑めば一体ぐらいなら強引に何とか倒せなくはなさそうでもある。

 

 ただ問題はこうして空の上から遮蔽物の殆どない外周部の砂漠を見回すと、あちらこちらで風もなさそうなのに不自然に砂煙が舞い上がっている場所がちらほら見受けられる点だ。

 ……もしあれらが全部サンドワームだとしたら……うぅ、想像するだけでも恐ろしい、を通り越して逆に笑ってしまいそうになる。

 実際に仲間であるダドン君がやられるところを目の当たりにした時も、豚そっくりな生き物がサンドワームに一飲みされる光景に映画味を感じてしまい、悲しみよりなんか感動したような気分になってしまった。

 

 ……ごめんねダドン君だけど安心してくれ、ちゃんと君の仇は取る……いや砂に潜られちゃったからもう他のサンドワームと見分けは付かないけれど取りあえず一体は倒して君に捧げるから許してね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかしアレだな、あいつを見て某映画を思い出したせいかなんか凄く日本のサブカルチャーが恋しくなったなぁ。

 もう世界が滅んでいる以上、確認なんかできないけれどあの映画は結局幾つまで出たのだろうか?

 幾つまで出たといえば某ゴム人間が主役の漫画もどこまで続いたのやら……あれに出てくる能力者、特に動物系の希少種は夢があってもっと見たかったんだけどなぁ。

 

 ……まあサンドワームは全くもって関係ない話なのだけれど。




今回名前が出た動物

デスワーム(サンドワーム)
ロックエレメンタル(ゴーレム)
ダエオドン(ダドン君)
ティラノサウルス
ギガノトサウルス
ティラコレオ(コレオちゃん)
カルノタウルス(カルノン)


ARKのゲームデータを入れていたハードディスクが死にました。
暫くの間ゲームを起動できないため記憶を頼りに続きを書いていきます。
そのため思い込みでゲームではありえない描写をしてしまうかもしれませんので、その際は指摘して頂けたら嬉しいです。
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