ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第618話

四百七頁目

 

 ソフィアが目敏く発見してくれる個体を、俺とキャシーで嵌めて眠らせ仲間にする。

 このコンビネーションが非常に上手く嵌ってくれて、思っていた以上に作業が捗った。

 途中からはさらに分業すべく仲間になった個体をキャシーが拠点へと連れ戻っていく間に俺が新しい個体を罠に嵌めて仲間にする作業を行い、ソフィアはずっと空からユウキィとカルノンの同種を探し続けていた。

 

 もちろんその際に動物の湧き方の問題もあって、適当にサソリや刺トカゲそれにサーベルタイガーといった輩を処分するのも忘れない。

 そうして効率よく捕獲作業を続けた結果何とユウキィは追加で三体、そしてカルノンに至ってはⅨ世まで仲間にできてしまったではないか。

 しかもそれだけではない……何と途中でソフィアが地上で変に光を反射しているところを見つけ、そこへ向かうと結構な大規模のラプトルの群れの中にまたしてもTEKラプトルが紛れていたのだ。

 

 多分これは近くの山で動物を狩りすぎたせいで麓にも動物が湧く機会が多かったために加え、そろそろこの近くの拠点に襲撃が始まろうとしているのが合わさった結果ラプトルが多く生み出されたおかげなのだろう。

 当然これを見逃す手はなくすぐに討伐……ではなく前に考えた繁殖可能かの検証も兼ねて一旦は捕獲することにした。

 俺がメカ個体だけアルケンで掴み上げた後で罠に嵌め捕獲しつつ、キャシー達には連れていたユウキィ&カルノン達によって残りのラプトルをせん滅してもらった。

 

 こうして危なげなくTEKラプトルの二匹目もゲットできたわけだが、珍しい生き物だというのに余りにメカメカしい外見のせいかいつもと違ってキャシーよりソフィアの方が食いつき気味にあちこち触って観察しまくっていた。

 ……まあ股関部分を覗き込んだ途端に、それまでの早口とは打って変わって顔を赤くして黙り込んでしまったのはちょっと可愛……いそうっ!! 可哀そうだったっ!!

 なんて俺が必死に右手首を意識しながら呟いている間に代わって股間を覗き込んだキャシーがこの個体は♂のようデスネーと知りたがっていた情報を教えてくれた。

 

 前に捕まえた個体が♀だったからこれで雌雄が揃ったことになる……滅多に仲間にならないメカ個体なだけにこうも上手く行ってくれるとは有り難い限りだ。

 冷蔵庫が壊れて多くの物資を失う憂き目にはあったが、代わりとばかりに運が向いてきたようだ。

 これで本当にTEK生物も繁殖させれたら言うこと無しなのだが、果たしてそう上手く行くだろうか?




今回名前が出た動物

ユウティラヌス(ユウキィの同種)
カルノタウルス(カルノンの同種)
プルモノスコルピウス(サソリ)
モロクトカゲ(刺トカゲ)
サーベルタイガー
ユタラプトル
TEKユタラプトル
アルゲンダヴィス(アルケン)
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